2021年10月01日 (金)
産後ケア事業をご存じですか?
ママたちの心配や不安を少なくし、そして気持ちを楽に育児に向き合ってもらうにはどうすればいいか?
取り組みの一つが「産後ケア事業」です。
産後ケア事業は、ことし4月から全国の市区町村で行うことが努力義務となっています。
市町村と提携した医療機関や助産院で、助産師などが産後一年未満の子を持つ母親と子を対象に、心身のケアや育児指導を行い、産後も安心して子育てができるようにサポートをします。
産後ケア事業は利用者のニーズに応じて、
▽デイケア(通い型)と
▽ショートステイ(宿泊型)
▽家庭に直接訪れるアウトリーチ(訪問型)
の3種類から選べます。
個人負担額は市町村によって異なりますが、
大阪市の場合、
▽デイケアが1日7時間2食つきで2000円
▽ショートステイが1泊2日5食つきで6000円
▽アウトリーチが1000円
です。
デイケアとショートステイはそれぞれ7回、アウトリーチは3回まで使うことができます。
利用にあたって一定の条件を満たしている必要がありますが、各区役所などで申請し保健師との面談を経て利用することが可能です。
大阪市内で産後ケアを行っている助産院には、コロナ禍で育児について聞ける人も近くにおらず不安を抱えているお母さんが多く訪れています。
助産師の三浦優子さんは「ちょっとしんどくなる前にリフレッシュしてもらったり、子育て休憩したいときなどに休息に来てもらったりとか、家に帰ってよりよい子育てが出来るように、気持ちをリフレッシュしてもらえたらと思います」と話していました。