2020年12月17日 (木)
近畿北部 18日の夜以降再び雨や雪
古タイヤ、木炭、わら。これらを使って各気象台ではあるものの観測を行っています。それが何かというと…。
霜です。大阪では今週は日に日に冷え込みが強まり、17日朝は1度台まで下がりました。そして、初霜、初氷が観測されました。
大阪管区気象台で霜の観測で使っているのがこちらです。きょう17日はこちらの黒い板状のものに霜が降りて、初霜の観測になったということです。霜の観測を行うにあたり、道具の基準はないんです。見やすければいいそうです。古タイヤ、木炭、わらも、霜が見やすいという理由から使用している気象台があるそうです。
あす18日の天気の移り変わりです。大雪の峠は過ぎ、豊岡や舞鶴など近畿北部はあすの日中は雨や雪はやみそうです。ただ、夜は再び広く雨や雪が降る見込みです。
あすの予想天気図です。あすは冬型の気圧配置は西から緩みます。それとともに上空の寒気はいったん北上します。
ところが、あさって19日には再び強い冬型の気圧配置となる見込みです。冬型の気圧配置になるとともに上空の寒気が南下してきます。近畿北部で寒気の影響を受け始めるのはあすの夜からで、再び雨や雪が降りそうです。
※予報は17日午後7時現在のものです
気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)