えりの気象日記

2020年10月09日 (金)

台風14号 近畿南部中心大荒れの天気に

台風14号は次第に進路を東よりに変えています。速度はゆっくりで、このあともあまり上がりません。あす10日の朝から昼前にかけて近畿地方に最も近づく見込みです。台風の速度が遅い分、影響が長引きそうです。

eri2020100901.jpg台風の接近前の9日夜から雨が一段と強まりそうです。台風の北に伸びる前線の影響もあるからです。特に近畿南部を中心に雨雲が発達するでしょう。台風の動きが遅い分、同じようなところに雨雲が長い時間かかり続けそうです。

eri2020100902.jpgあす10日の夕方までに降る雨の量はいずれも多いところで、近畿南部で200ミリ、中部で100ミリ、北部で60ミリと予想されています。すでに和歌山県では150ミリ以上の雨が降っているところもあります。大雨による土砂災害に警戒が必要です。

eri2020100903.jpgこちらはきょう9日観測された最大瞬間風速です。午後7時前に、和歌山県潮岬では29.2メートルの突風が吹きました。また、和歌山県新宮市では午後6時50分に、大阪の八尾空港では午後6時30分に、20メートル前後の風が吹きました。次第に風が強まっています。あす10日の夕方にかけて、近畿中部や南部で非常に強い風が吹くおそれがあり、暴風に警戒が必要です。

eri2020100904.jpg※予報は9日午後7時現在のものです



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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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