えりの気象日記

2020年10月08日 (木)

台風14号 近畿の最接近は10日土曜日の日中

台風14号は強い勢力を維持しています。今は北寄りに進んでいます。あす9日からは次第に進路を東に変える見込みです。近畿地方へ最も近づくのは、あさって10日の日中になりそうです。今も時速15キロと比較的ゆっくりとした速度ですが、向きを変える際に、また速度を落とします。その分、影響が長引きそうです。

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特に雨です。あすの夜以降、紀伊半島の南東側斜面を中心に雨雲が発達し、非常に激しい雨の降るおそれがあります。台風の速度が遅い分、あさってにかけて断続的に激しい雨や非常に激しい雨が降るため、雨の量がかなり多くなりそうです。

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予想される雨の量です。あす夕方にかけて降る雨の量は、近畿南部で180ミリと予想されています。さらに、あす夕方からあさって夕方にかけて、近畿南部では300ミリから400ミリの雨が降るおそれがあります。

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奈良や和歌山、潮岬は雨の時間が長く、一日降り続くものの、雨が本格的に強まるのは夜になってから。そのほかは午前中は雨の降らないところもあり、この午前中のうちに台風への備えをしておくようにしてください。

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あすの波の高さです。太平洋側では7メートルと大しけとなりそうです。台風からのうねりも入りそうです。高波に警戒し、海には近づかないようにしてください。

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※予報は8日午後7時現在のものです


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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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