えりの気象日記

2020年02月05日 (水)

近畿北部は雪に 7日朝にかけて寒さ続く

あす6日にかけて、近畿北部は平野部も含め広く雪が降る見込みです。風も強い状態が続き、吹雪となりそうです。見通しが悪くなりますので、車の運転にはご注意ください。

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上空の強い寒気が近畿地方に流れ込み始めています。近畿地方でも北の地域ほど早く影響を受けていて、豊岡は、寒気が流れ込んだきょう5日午前9時から正午の間に、気温が3度近く下がりました。大阪も午後6時の気温は6度ちょうどです。このあと夜間に冷え込みが強まります。

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あす朝にかけて0度くらいまで下がるところもあるでしょう。日中はあまり気温が上がりません。上がっても5度前後というところが多いでしょう。また、風もあって、一層寒く感じそうです。さらにあさって7日の朝が、寒さの底です。氷点下となるところが多いでしょう。

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日本海は寒気に伴う筋状の雲に広く覆われています。この雲の様子には、ポイントが3つあります。1つ目は、大陸から筋状の雲までの距離です。日本海の大陸側を見ると、海岸からかなり短い距離で雲が発生しているのが分かると思います。上空の寒気が大陸を離れ、比較的暖かい日本海の上にでると、その温度差から雲が発生します。このため、雲ができる距離が短いほど、寒気が強いことを表しています。

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2つ目は、太平洋側にも筋状の雲が現れ始めていることです。これも寒気が強いことによります。

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3つ目は、きのう4日もお伝えしましたが、大陸からの風が大きな山脈を避けて日本海にぶつかったところに、筋状の雪雲ができています。今夜は近畿地方にも向かっているため、近畿北部では雪が強まっているところもあります。近畿北部の雪はあすの午前中にかけて断続的に降りそうです。大阪などでも雪がちらつくことがあるかもしれません。

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※予報は5日午後7時現在のものです


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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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