えりの気象日記

2019年11月19日 (火)

20日は1日寒い 特に夜は前夜以上!

あす20日は1日寒さが続きます。大阪ではきょう19日午後6時の気温は12.5度で、あす朝にかけて10度を下回る見込みです。さらに日中にかけての気温の上がり方が鈍く、上がったとしても最高気温が15度に届かないでしょう。さらにあす夜は、今夜よりもさらに寒くなります。あす夜9時の気温は10度で、今夜よりもさらに低くなりそうです。

eri2019111901.jpg

大阪だけではなく、多くのところで、あす夜は今夜以上に気温が下がりそうです。左はきょう、右はあす、いずれも夜9時の気温分布です。奈良はきょうは10度ですが、あすは7度くらいしかないでしょう。

eri2019111902.jpg

上空に寒気が流れ込んでいます。この寒気があすにかけて居座る見込みです。このため、あすは1日寒さが続きます。また、この寒気は標高の高い山で雪の降る目安となる寒気です。近畿地方でも初冠雪の便りが届くかもしれません。

eri2019111903.jpg

上空の寒気の影響であすも、近畿北部には日本海から断続的に雨雲が流れ込み、雨が降ったりやんだりでしょう。また、京都市などにも雨雲が入ってきて、雨がぱらつくことがありそうです。

eri2019111904.jpg

秋の終わりから冬の始めにかけてのこの時期、冬型の気圧配置になると、日本海側では、雨が降ったりやんだりします。まさにあすのような天気です。その様子を「時雨(しぐれ)」といいます。一時的な通り雨のことで、通り雨の意味の「過ぐる」から転じた言葉といわれています。京都盆地でも地形的にしぐれることがあり、これを「北山時雨」といいます。

eri2019111905.jpg

衣笠山や船岡山などを合わせて、北山といい、その方角から来る雨が、北山時雨です。昔から京都には、北山時雨がくると、冬支度を始めるという習わしがあったそうです。

eri2019111906.jpg

 ※予報は19日午後7時現在のものです



parts21004.jpg

気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


ニュースほっと関西 ホームページ

関西 NEWS WEB

 

 

えりの気象日記

もっと見る

ほっと関西ブログ

もっと見る

ニュースほっと関西 特集・リポート

もっと見る

関西 NEWS WEB

もっと見る