えりの気象日記

2019年07月09日 (火)

10日から12日 梅雨空続く

あす10日までに梅雨前線上に低気圧が発生する見込みです。この低気圧に向かって吹く風が、近畿地方では東よりの風となるため、湿った空気を運んできます。

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紀伊半島の南東側斜面では地形の影響も加わって、雨雲がわくでしょう。早ければ、午前中から雨が降りそうです。あさって11日にかけて低気圧に伴うまとまった雨雲が近づいてきます。あさっては近畿地方の広い範囲で雨が降る見込みです。

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近畿地方では去年のきょう(7月9日)は梅雨明けの発表がありました。平年の梅雨明けは7月21日ごろで、去年はいつもよりも早い梅雨明けだったんです。ことしはというと、まだ終わりはみえません。

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あすからの雨は12日の金曜日にかけて続く見込みです。また、14日の日曜日ごろからも、近畿地方では南部から再び前線の影響を受け始め、雨となりそうです。この先も傘の出番となる日が多いでしょう。

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大雨が増えるこの時期のダムの備えを取材してきました。ダムは飲み水の供給だけでなく、川の氾濫などを防ぐ「治水」の役割もあります。この場合の治水とは、ダムに雨水をためて下流の水位が上がらないよう調節することです。雨が多くなる時期はこの役割が大きくなります。このため、大雨の際、できるだけ多く雨水をためられるよう、ふだんのダムの水位を減らして大雨に備えています。的確な操作が必要な時期で、ダムを管理する人たちは気を引き締めているそうです。

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※予報は9日午後7時現在のものです


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気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)
 


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