2019年06月24日 (月)
２５日は晴れ 週後半は梅雨入りと大雨か
あす２５日の日中は各地、晴れ間が広がる予想です。強い日ざしが照りつけるでしょう。あすは、にわか雨の心配もなく、洗濯物を干して出かけても大丈夫そうです。あすの晴れを有効にお使いください。あさって２６日以降は天気が崩れる見込みです。
日本から南に離れたところには、台風の卵＝熱帯低気圧があります。今のところ、台風に発達することはない見込みです。また日本の南には梅雨前線が停滞し、帯状の雲がのびています。一方で、その東側には、ほとんど雲がありません。太平洋高気圧があるからです。熱帯低気圧、梅雨前線、それに太平洋高気圧。今週はこの３つの関係によって、後半に梅雨入りの可能性と大雨のおそれがありそうです。
梅雨前線は、太平洋高気圧とオホーツク海高気圧の間に発生します。季節が進んでいくと、太平洋高気圧が強まり、梅雨前線を北へと押し上げます。ことしは太平洋高気圧の強まりが遅れているので、近畿地方などでなかなか梅雨入りしません。今週の後半は太平洋高気圧が強まり、近畿地方も「過去最も遅い梅雨入り」となりそうです。太平洋高気圧が強まるのには、熱帯低気圧が関係してきます。熱帯低気圧や台風は太平洋高気圧を強める働きがあるからです。
熱帯低気圧がさらに北上することにより、暖かく湿った空気が前線に流れ込み、前線を刺激します。活動が活発になる見込みです。
あさって２６日は近畿南部から雨が降り出す見込みです。２７日の木曜日は広く雨が降り、梅雨入りとなりそうです。そして、２８日の金曜日にかけて雨の降る量が多くなり、梅雨入り早々の大雨となるおそれがあります。
※予報は２４日午後７時現在のものです
気象予報士 坂下 恵理（さかした えり）