2019年06月17日 (月)
青空が広がるものの、山沿いはにわか雨があるかも
17日夜は満月です。月の色は高さによって、変わって見えます。頭の上にあるときは白っぽく、昇ったばかりの低い位置にあるときは赤っぽく見えますよね。月の光は大気の層を通過して、私たちの目に届きますが、どんな色に見えるかは、光が届くまでの距離に関係してきます。月の位置が低いほうが、高いときと比べて、大気の層の中を長い距離を通って光が届きます。
月の光は白っぽく見えていますが、実はいろいろな色が混ざって白く見えています。その色の中で、距離が変わることによって、届く色と届かない色があるんです。青と赤です。距離が短いと赤も青も届きます。ところが、距離が長くなると、青は届きにくくなります。その分、赤が目立つようになるんです。このため、昇り始めの低い位置にあるときの月は赤っぽいんです。特に満月のときは、面積が大きい分、分かりやすいですよ。空を見上げてみてくださいね。
あす18日は晴れる時間が長いですが、午後は近畿北部や奈良県の山沿いで雲が広がりやすくなります。にわか雨があるかもしれません。
あす朝は15度くらいまで下がるところもあり、涼しいでしょう。ただ、日中はぐんと気温が上がります。30度近くまで上がり、暑くなるでしょう。
まだ梅雨入りしていない近畿地方。今週はその発表がありそうです。あさって19日以降、雲が広がりやすくなります。22日土曜日から23日日曜日は広く雨が降るでしょう。
※予報は17日午後7時現在のものです
気象予報士 坂下 恵理(さかした えり)