えぇトコ

2023年04月06日 (木)

【行き先情報】春らんまん!神おわす山の恵み ~和歌山 新宮市~

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旅の舞台は和歌山県の南東部、新宮市。熊野信仰の聖地で自然の恵みを堪能。

旅人:デューク更家さん & 賀来千香子さん

 

①熊野速玉大社

eetoko_230406kumanohayatamataisya.jpg熊野本宮大社、那智大社と共に熊野三山といわれ、熊野信仰の聖地とされています。熊野速玉大神と熊野夫須美大神が主祭神です。平安時代から鎌倉時代にかけて、上皇や貴族がこぞって参拝をしました。山々を超え、難行を覚悟のうえで多くの人が訪れるため「蟻の熊野詣で」という言葉も生まれたほどです。試練の旅を終え、無事にたどり着いたときには、人々は感謝の心が芽生え、心が洗われ本来の姿を取り戻したと伝えられています。その本来の姿を取り戻すことから蘇りの地といわれるようになりました。

【番組で訪れた場所】
熊野速玉大社
住所:和歌山県新宮市新宮1番地
電話:0735-22-2533
参拝時間:5:00~17:00

 

②もうで餅

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甘さを抑えたこしあんをやわらかい餅で包み、玄米粉をまぶして作られている「もうで餅」。玄米粉の香ばしさが、食欲をそそり一度に2、3個は食べられます。ここで餅を買うと、速玉大社のご神木にもなっている「ナギ」の木の葉がもらえることも。ナギの木の葉は葉脈がないことから切れにくく、持っていると縁がつながるといわれています。速玉大社へ参拝される方の癒しの一品となっています。

【番組で紹介した「もうで餅」が購入できる場所】
珍重庵 新宮本店
住所:和歌山県新宮市大橋通り2-3-3
電話:0735-22-3129
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日
※取材先は熊野速玉大社境内の出店につき、情報は本店のものになります

                               

③うなぎ

eetoko_230406unagi.jpg100年以上続く老舗のうなぎ屋。新宮が生んだ文豪「佐藤春夫」もここのうなぎをこよなく愛したかば焼き。国産のうなぎを使って、捌きは背開きと関東風も焼きは蒸さずに焼き上げる関西風。現在は4代目となる大将が、紀州特産の備長炭を使ってじっくりと焼き上げます。店内は開店当時の面影を残し、訪れる人々を100年前に誘います。

【番組で紹介した「うなぎ」が食べられる場所】
鹿六 新宮店
住所:和歌山県新宮市元鍛冶町2-3-5
電話:0735-22-2035
営業時間:11:00~14:00、17:00~20:30(L.O.20:00)
※うなぎがなくなり次第終了
定休日:月(祝は営業・翌日が休み)

 

④さんまずし

eetoko_230406sanma.jpg新宮名物のさんまずし。紀州まで南下してきたさんまは脂が少なく、すしには最適といわれています。1週間ほど塩漬けにしたさんまを、今度は塩抜きをして柚子酢にくぐらせます。地元ではしょうゆをつけずに食べる方も多く、さっぱりした味わいです。近年は漁獲量が減ってきて、さんまの確保も一苦労だそうですが、後世に残したい新宮の郷土料理です。

【番組で紹介した「さんまずし」が食べられる場所】
徐福寿司 駅前店
住所:和歌山県新宮市徐福2-1-9
電話:0735-23-1313
E-mail:jyofuku@cypress.ne.jp
営業時間:10:00~17:00
定休日:木曜日

 

⑤アロマオイル

eetoko_230406aroma.jpg新宮で採れた木材から抽出されたアロマオイルです。使われる材料は木と水だけ、不純なオイルが混ざらないように、木を伐採するときにもチェーンソーを使わないなどの徹底ぶり。混じりっ気のないオイルの香りは、大自然を感じさせてくれます。ことの真偽はわかりませんが、花粉症のスタッフがこの香りを嗅いだら花粉症が楽になったと言っていました。新宮の木々は香りに形を変えても存在感が大きいです。

【番組で旅人が訪ねた店】
KIRARI
住所:和歌山県新宮市船町1-2-1 熊野速玉大社P横 川原家横丁内
電話:080-7151-3171
営業時間:12:00~17:00
定休日:不定休

【アロマオイルの生産者】
maffably(株式会社エムアファブリー)
住所:和歌山県新宮市五新1-21
電話:0735-22-0662
E-mail:rearoma@m-affably.com
営業時間:10:00~17:00

休み:火曜定休・他不定休

 

⑥めはりずし

eetoko_230406meharizusi.jpg郷土料理の「めはりずし」。ごはんを高菜で包むだけの簡単にできるすしで、農作業の合間に手軽に食べられることから、ひと昔前までは携帯食として重宝されました。ソフトボール大に作られることもあり、大きいあまり食べるときに目を見張ることから「めはりずし」と名づけられたとか。(諸説あります)。高菜を家庭で作ることも多く、それぞれの家庭で微妙に味が違うそうです。

 

熊野川の川下り

eetoko_230406kumanogawakawakudari.jpg雄大な熊野川の川下り。熊野詣での参詣道として先人が幾度となく下った熊野川を約90分かけての船旅。川の両岸にある名所をガイドしてもらいながら、時には篠笛の音色を楽しみながら古の時を思う。船上から眺める景色は、大自然そのもの。日常の喧騒を忘れ、この地に舞い降りたといわれる神々を感じながら、優雅な時間を過ごせる。

【番組で紹介した「熊野川の川下り」に関する問い合わせ先】
熊野川川舟センター
住所:和歌山県新宮市熊野川町田長54-8
電話:0735-44-0987
出船時間:10:00 14:30(3月1日~11月30日)
※完全予約制(前日の15:00まで 予約受付 9:00~17:00) 乗船時間:約90分

 

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次回の放送もお楽しみに!

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