2021年02月03日 (水)
漁師がうなる!幻の幸 秘伝の味
関西のあらゆる場所をめぐってきた「えぇトコ」。今回はさまざまな顔をもつ関西の“漁場”を特集します。太平洋や日本海に瀬戸内海、さらにはびわ湖。多彩な漁場に恵まれた関西で、地域ごとの珍しく価値ある幸と、それを生かした郷土の味をめぐります。
<旅人>勝村政信さん&マギーさん
①ワカメ・黒ウニ・アワビ
150種類以上の魚介が水揚げされるという、兵庫県の淡路島、洲本市にある由良港。港でワカメをとる漁師さんに出会いました。紀淡海峡の激しい潮流のおかげで肉厚に育つ黒いワカメは、ゆでると瞬く間に鮮やかな緑色に。由良の素潜り漁師がこの時期夢中で狙うのが「黒ウニ」です。潜り続けて50年のベテラン漁師に、漁へ連れて行ってもらいました。ウニは、ワカメなどの海藻を食べて育つそうで、それがおいしさの秘密なんだとか。極上の磯の味でした。
【番組で紹介した「ワカメ」が購入できる場所】
由良町漁業協同組合
電話:0799-27-0555
※天然ワカメ:3月中頃~4月初期
塩ワカメは通年で販売(※送料は別途かかります)
【番組で紹介した「黒ウニ」が食べられる場所】
自魚料理 海山
住所:兵庫県洲本市本町4-2-35
電話:0799-26-1212(※完全予約制)
黒ウニは3月~5月に店頭に並ぶ予定です。
※現在、店頭販売は一時休止しています。
<旅人>藤岡弘、さん&ゆりやんレトリィバァさん
②シノハ
京都・宮津の舟屋が立ち並ぶ海沿いで、3歳から漁に出ているという、23歳の若きベテラン漁師に出会いました。棒で舟をたたいて魚をおどかし、網へ追い込む伝統漁で魚をとっています。かかるのは「シノハ」という小さな魚。舟屋に戻り、シノハの煮つけをごちそうになりました。小さいけれど、とても濃厚な旨味を持つ、シノハのとりこになりました。
◆2020年11月18日放送「急がば回れ!令和に光る湖都の宝 ~滋賀 大津市~」より
<旅人>濱口優さん&雛形あきこさん
③セタシジミ
母なる湖、びわ湖に生息する固有種「セタシジミ」をとる漁師さんに漁へ連れて行ってもらい、伝統の手かき漁を拝見しました。7メートルの長く重いさおを使う手かき漁は、平安時代から続く伝統漁なのだそう。身が大きくて濃厚なうま味が出るというセタシジミを使った料理を振舞ってくれました。すまし汁、ぬた、ごはんなど、どれも格別な味わいのセタシジミ料理、たっぷり堪能しました。
【番組で紹介した「セタシジミ」についての問い合わせ先】
瀬田町漁業協同組合
住所:滋賀県大津市瀬田1‐21‐19
電話:077-545-0055
◆2020年11月25日放送「カニより美味!?我が家の日本海メシ ~兵庫 豊岡市~」より
<旅人>関根勤さん&西村知美さん
④岩のり
日本海に面し、切り立った断崖の隙間に家が密集する、兵庫県・豊岡の田久日(たくひ)という集落。かつては船でしか行けなかった陸の孤島で寒い時期にとられてきた自慢の幸が「岩のり」です。集落の人は、寒くなると岩場に生える岩のりをとるため、磯場へ渡ってかきとります。普通の板のりの倍以上の大きさ、厚みになる岩のりを丸々1枚使った、豪華なのり巻きをごちそうになりました。身も心も豊かにしてくれる、あたたかい味でした。
◆2020年11月25日放送「カニより美味!?我が家の日本海メシ ~兵庫 豊岡市~」より
<旅人>関根勤さん&西村知美さん
⑤アカイカ
兵庫県の最北端、猫崎半島の付け根にある竹野の町。焼き杉板の家が並ぶ町では代々、海の恵みを使った家庭の味が受け継がれてきました。そんな竹野の港でこの時期に水揚げされるのが「アカイカ」。食用となるイカの中では最大級というアカイカの料理を作ってもらいました。格別のやわらかさでとろける食感を持つ「アカイカ」。カニに負けない極上の魚介があふれる、漁師町伝統の味との出会いでした。
【番組で紹介した料理が食べられる民宿】
亀正
住所:兵庫県豊岡市竹野町竹野5-9
電話:0796-47-0214
※料理は宿泊者のみの提供となります。宿泊以外の方は食べられません。
※事前予約が必要
※水揚げ内容によってメニューは変更する場合がございますのでご了承ください。
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次回の放送もお楽しみに!!