2020年11月25日 (水)
カニより美味!?我が家の日本海メシ ~兵庫 豊岡市~
今回の舞台は、兵庫県豊岡市の海。豊岡の冬と言えば松葉ガニが有名ですが、おいしいのはカニだけではありません。地元の人々が食べてきた観光客が知らない幸。冬の日本海で厳しい自然が育んだ、家庭の美味に出会う旅に出かけます。
旅人:関根勤さん & 西村知美さん
旅した場所♪
①アカイカ
旅の始まりは、猫崎半島の付け根にある竹野の町。日本海に面した焼き杉板の家が並ぶ町では、代々海の恵みを使った家庭の味が受け継がれてきました。そんな竹野の港ではこの時期、アカイカが水揚げされます。漁師の永田さんは、食用となるイカの中では最大級というアカイカを、多い日は20匹以上とるのだそう。そんな巨大なアカイカ料理をいただくことに。さらに地元の民宿のおかみさんに、家に伝わるアカイカ料理を作ってもらいました。カニに負けない極上の魚介があふれる、我が家の食卓との出会いです。
【番組で紹介した料理が食べられる民宿】
亀正
住所:兵庫県豊岡市竹野町竹野5-9
電話:0796-47-0214
※料理は宿泊者のみの提供となります。宿泊以外の方は食べられません。
※事前予約が必要
※水揚げ内容によってメニューは変更する場合がございますのでご了承ください。
②岩のり
続いてやってきたのは、切り立った断崖の隙間に家が密集する、田久日(たくひ)の集落。かつては延々と歩く以外、船でしか行けなかった陸の孤島で、寒くなるととられてきた自慢の幸が、「岩のり」です。集落の人は、寒くなると岩場に生える岩のりをとるため、磯場へ渡ってかきとっていくのです。命がけでしかも少しずつしかとれない幻の味。普通の板のりの倍以上の大きさ、厚みになる岩のりです。その巨大岩のりを1枚使った、豪華なのり巻きや岩のりいっぱいのみそ汁もごちそうになりました。身も心も豊かにしてくれる、日本海の我が家の味です。
③モクズガニ
続いてやってきたのは、竹野川をさかのぼったところにある二連原(にれんばら)という里山です。ここでは、松葉ガニとは違う、豊岡のもう一つの旬のカニ「モクズガニ」に出会いました。川に、もんどりと呼ぶカゴを沈めておき、中に入っているエサでモクズガニをおびき寄せるのです。身ではなくミソを楽しむというモクズガニの濃くて深い味わいを堪能しました。
④アカガレイ・ヤマガレイ
豊岡最大の港、津居山(ついやま)漁港は冬、松葉ガニで活気にあふれます。しかし、地元の漁師が我が家で食べるのは松葉ガニだけではない、とのことで、今が旬の魚、カレイをごちそうになりました。大きなアカガレイの肝を使ったショウガ煮や、ヤマガレイの身を骨ごとたたいた刺身、ぶつ切り。派手ではありませんが心にしみわたる、家庭の味にふれました。
⑤城崎温泉(飲泉場)・ドロエビ
関西きっての癒やしの楽園、城崎温泉を訪れました。温泉につかるだけではなく、飲む事もできる飲泉を楽しみ、地元っ子ご用達の鮮魚店へ。旬の魚が並ぶ中でも、特におすすめだというドロエビをいただきました。
【番組で紹介した場所】
玉橋飲泉場
<飲泉場についての問い合わせ先>
城崎温泉観光協会
電話:0796-32-3663 受付時間:9:00~17:00
⑤【番組で紹介した鮮魚店】
おけしょう鮮魚
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島132
電話:0796-29-4832
営業時間:9:00~18:00 定休日:不定休
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次回の放送もお楽しみに!