2020年05月13日 (水)
めっちゃウマイねん!みんなの味やで全員集合
関西各地のウマイもんが生む、あふれる笑顔と元気をくれる宝の味に出会います。
平均年齢93歳の3人娘がつくるのは、そっと心を包み込む深き山の味。
はじまりは平安時代!仲間とともに千年の伝統を守る絆がしみた味など、
暮らしを潤すみんなの味を再構成してお届けします。
<旅人>浅野温子さん&金子貴俊さん
①ヒロメ&イセエビ(和歌山・白浜)
白浜の沿岸に多く生息する、うちわのように大きい海藻「ヒロメ」。
ヒロメを白浜で最初に採り始めたのが漁師の真鍋正さん。ヒロメは乱獲を防ぐため、採り方は素潜りだけで、採ることができるのは春の3か月間のみ。貴重なヒロメをしゃぶしゃぶでいただきました。湯にくぐらせると鮮やかな緑色に変身するヒロメを満喫。さらに、力強く躍動する活きのいいイセエビまでごちそうに。
元気に海へくり出せるのは、みんなに喜んでほしいからと真鍋さんは言います。活力と元気にあふれる漁師さんと味に出会いました。
<旅人>内藤大助さん&スギちゃん
②米地みそ(兵庫・但馬海岸)
日本海を望む、青々とした田んぼ。米がおいしい土地だから「米地」と名がついたという集落がありました。そこで出会った元気な女性たち。この日は、知る人ぞ知る幻の味噌(みそ)「もろみ味噌」をつくっている真っ最中。早速、もろみ味噌を地元でとれたご飯と一緒にいただきます!夏にオススメの、冷たいほうじ茶をかけていただくお茶漬けも最高です。
家事や農作業の合間に味噌づくりをしてきた笑顔が絶えない女性たちがつくるみんなの味は、苦楽を共に乗り越え、自信に満ちたはじける笑顔の味でした。
【番組で紹介した「米地みそ」を購入できるお店】
米地協業組合
住所:兵庫県美方郡香美町香住区米地390
電話:0796-38-0284
営業時間:9:00〜17:00
定休日:日曜日・月曜日
◆2017年5月20日放送「ありがとう!ふるさと 湖国の宝ここにあり!~滋賀・高島~」より
<旅人>神保悟志さん&熊谷真実さん
③やな漁(滋賀・高島)
千年変わらぬ伝統を大切に受け継いでいる「やな漁」。
びわ湖の西に流れ込む安曇川でとれるのは、めっちゃウマイと評判のアユ。このやなに掛かるのは、とびきり活きのいいアユばかりです。漁師さんおすすめの料理は、生きたアユをぜいたくに丸ごと使ったアユの味噌汁。他にも、アユのお刺身を泥酢と呼ばれる、からし酢味噌につけていただきます。
ウマイもんを千年以上、与え続けてくれる伝統のやな漁を守る漁師さんは、24時間体制でやなに付きっきり。雨の日も風の日もやなを守る漁師のみんなの味は、千年ゆるぎない絆がしみた味でした。
【番組で紹介した「アユ」を購入できるお店】
北船木漁業協同組合
住所:滋賀県高島市安曇川町北船木2638
電話:0740-34-0005
営業時間:9:00〜14:00
定休日:土曜日・日曜日
<旅人>山村紅葉さん&金子貴俊さん
④栃餅(京都・綾部)
綾部の山をどんどん分け入った先に現れる古屋の里。ここで出会ったのは、平均年齢93歳のおばあちゃん3人。森でとれた栃の実を使って栃餅をつくっていました。お餅ができるまでは、2か月くらい時間と手間がかかる栃餅を旅人のために、ぜんざいやみそ汁に入れてごちそうしてくれました。栃の実の苦みがほのかに残る、とても素朴でなつかしい味わいです。
昔から保存食として、冬の暮らしを支えてきたという栃餅。そんな栃餅を毎日つくり続けることが、生きがいであり元気の源だとおばあちゃんは言います。90歳を超える3人娘のみんなの味は、そっと心を包み込んでくれる深き山の味でした。
<旅人>ブラザートムさん&生稲晃子さん
⑤北阪集落(大阪・南泉州)
岸和田の山間、20軒ほどの家が集まる北阪という集落。
ここで暮らす皆さんは仲が良くて元気いっぱい!そして故郷の味を大切にしていました。
郷土の料理を絶やさないよう、自宅で作ったものを持ち寄って、週に一度みんなで集まっているのだそう。収穫した野菜を無駄なくいただく「エンドウ豆のあん巻き」や、山の暮らしに欠かせないというおかず味噌「えびじゃこ」をごちそうに!どれも代々、大切に受け継がれてきた、かけがえのない宝物の味に出会いました。
えぇトコHPはこちら!
次回の放送もお楽しみに!!