えぇトコ

2020年04月08日 (水)

ほんまスゴイ!都を彩る極め人 ~京都 西陣~

saizueetoko_200408_2S.png

室町時代から織物の町として栄えてきた京都・西陣。

そこで旅人が出会ったのは、こだわりを極め、誇り高き伝統を守り抜いている京の達人たち。心躍る春、こだわり抜かれた京都の真髄をめぐります。

旅人:TKO木本武宏さん & 財前直見さん

                                        

旅した場所♪

gogonama_200403tizu.jpg                

 

①北野天満宮

saizueetoko_200408kitanotenmanguu.png

2万坪の境内を彩る梅の名所として知られる、北野天満宮。

社殿の奥に「牛(なでうし)」と言われる、牛の石像がありました。天神さんの神の使いとして知られ、頭をなでると学問が成就するとあって全国からの祈願が絶えません。

千年の願いが積み重なったこだわりスポットです。

【番組で紹介した場所】

北野天満宮

住所:〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町

電話:075-461-0005

参拝時間:9:00~16:30

                                                                       

②綴織(つづれおり)(

saizueetoko_200408tudureori.png

町家が並ぶ一角で出会ったのは「()織(つづれおり)()」を手掛ける職人さん。

すべて手作業で緯糸(よこいと)をかき寄せていきます。欠かせない道具が、自身のギザギザにした爪。この爪を使って、糸を寄せ織り込んでいきます。1日に数センチしか織れないという大変な作業。色彩や陰影さえも写し取り、微妙な色の違いも糸で表現するのです。そのため工房には、なんと約10000色の糸を常に用意しています。

色を極めたいと70歳を越えて自分の工房を立ち上げた綴織職人。色の魔術師が爪でつくりあげるこだわりの美です。

【番組で紹介した「綴織」が購入できる場所】

(そう)()(つづれ)(えん)

住所:〒602-8394 京都府京都市上京区西柳町590-8

営業時間:10:00~16:30

※お店へのお問い合わせは、HPからお願い致します。

   

③杼(ひ)

saizueetoko_200408hi.png

西陣織を織るのに欠かせない道具「()(ひ)」をつくり続けてきた87歳の職人さん。

機織りの()糸(よこいと)()を通すために使われる杼は、もうここでしか手づくりしていません。他のモノはつくらず、()だけにこだわってた「杼屋()」。

そんな匠を支える妻は、削った()をツルツルに磨きあげるのが仕事です。杼屋()に嫁ぎ55年、毎日のように()を磨き、主のこだわりを支え続けてきました。

故郷の誇り、西陣織のために、今日もここにしかない宝を夫婦でつくりつづけています。

【番組で紹介した「杼」が購入できる場所】

長谷川()製作所

住所:〒602-8313 京都府京都市上京区風呂屋町55

電話:075-461-4747

営業時間:9:00~16:00  定休日:土曜日・日曜日・祝日

                                        

④水炊き(みずたき)

saizueetoko_200408_mizudaki.png

西陣で長年愛され続けてきた名物「水炊()き」。

上七軒の芸舞妓や旦那さんたちが通い詰めるという老舗で堪能しました。丹波地鶏を井戸水で8時間炊いて旨味を出したスープは絶品。そのスープの味が染み込んだ丹波地鶏を、ありがたくいただきました。シメは、鶏の旨味を丸ごと味わえる雑炊。西陣の食通をとりこにしてきた自慢の水炊きです。

【番組で紹介したお店】

鳥岩楼(とりいわろう)

住所:〒602-8446 京都府京都市上京区五辻町75

電話:075-441-4004

営業時間:昼12:00~14:00(親子丼のみ)/夜18:00~21:00

水炊()きは要予約(18:00~21:00に限る)

定休日:木曜日

 

⑤千本ゑんま堂

saizueetoko_200408enma.png

ご本尊が閻魔(えんま)様という「千本ゑんま堂」。

閻魔()様をこの地で60年以上守ってきた住職と出会いました。普段は撮影が許されない閻魔様のお姿を、特別に拝見。

高さ2.4メートルの威厳に満ちた閻魔()様。その迫力に旅人も気圧されます。実は閻魔()様は、私たちが悪いことをして地獄へ落ちないように戒めてくれているのだとか。そんな優しい心を人々に伝えることが何よりの務めだと住職は言います。私たちのすべてを知り、見守ってくれている閻魔()様は、ありがたい存在です。

【番組で紹介したお寺】

千本ゑんま堂(引接寺)

住所:〒602-8307 京都府京都市上京区閻魔前町34

電話:075-462-3332

境内拝観時間:9:30~16:30(無料)

昇殿拝観時間(本尊閻魔法王拝観):9:30~/10:00~/11:00~/13:00~/14:30~/16:30~

※上記時間の5分前にお越しください。

(有料:500円)

 

⑥銭湯

saizueetoko_200408hunaoka.png大正時代に作られ、昔の趣が今も残る「船岡温泉」。

歴史が詰まった銭湯を守り続けてきた主の年齢は86歳。年中無休、深夜1時まで営業しています。建て替えの話もすべて断ってきた主。大好きな古い建物の佇まいを多くの人に楽しんでもらいたいと守り抜く、こだわりの銭湯です。

【番組で紹介した銭湯】

船岡温泉

住所:〒603-8225 京都府京都市北区紫野南舟岡町82-1

電話:075-441-3735

営業時間:15:00~25:00 定休日:年中無休

 

 

⑦おばんざい

saizueetoko_200408obanzai.png

京都といえば“おばんざい”。

「毎日食べても飽きないように」と味付けにこだわり、家庭の食卓を守り続けてきたお店を訪ねました。

店主が丹精込めて作るおばんざいは種類が豊富!約200ものレシピが頭の中に入っているんだそう。どれだけ手間がかかってもお客さんのために日々献立を変えて店頭に並べます。濃くなく薄くもなく、ただし旨味は抜群のおばんざいです。

【番組で紹介したお店】

いづ(げん)

住所:〒603-8224 京都府京都市北区紫野西藤ノ森町7-12

電話:075-431-6456

営業時間:9:30~19:30 定休日:日曜日

 

⑧豆腐

saizueetoko_200408touhu.png

京都でも数少なくなった、おくどさんにこだわって作る豆腐屋さんに出会いました。

こちらの木綿豆腐はふわふわでとても柔らかいのが特徴。通常にがりを使うところに「すまし粉」という粉を使うことでやわらかく仕上がるといいます。

元々は祖父がやっていた豆腐屋さん。その味が大好きだった店主は、高齢の祖父に変わり店を継ぐ決心をしました。今では夫婦で営む、地元に愛される豆腐屋さんです。

【番組で紹介したお店】

久保とうふ店

住所:〒603-8225 京都市北区紫野南舟岡町13

電話:075-441-5581

営業時間:12:00~19:30(売り切れ次第終了する場合があります)

定休日:日曜日・祝日

 

                                                                        

「えぇトコ」番組ホームページはこちら

次回の放送もお楽しみに!

えぇトコ

もっと見る