えぇトコ

2018年06月29日 (金)

いにしえ街道を歩けば  ~横大路・竹内街道~

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今回の旅は、奈良と大阪を結ぶ横大路・竹内(たけのうち)街道です。1400年以上前に造られ、日本最古の国道と言われているんです。

この「いにしえ街道」を歩いてみると、江戸時代から古代まで、まるでタイムスリップしたような気分に。

さあ、時間旅行を一緒に楽しみましょう!

旅人:篠原ともえさん

                 

     

旅した場所♪

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①ひみこの庭

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卑弥呼の墓だとも言われている箸墓古墳(大市墓)の目の前にあるのが「ひみこの庭」。オーナーの吉岡さんが神秘的なこの場所に惚れ込んで7年前に庭園を作りました。

庭には翡翠(ひすい)がたくさん置いてあります。工房では古代の装飾としても使われていたまが玉をこの翡翠から作っています。まが玉を購入することや、まが玉磨きの体験もできます。また、いにしえの思いに浸れるとあって、地元の人による日本古来の雅楽の演奏会なども行われています。

【ひみこの庭】

住所:奈良県桜井市箸中772-1

電話:0744-46-0570

営業時間:10:00〜17:00  定休日:毎週水曜日

 

                

                              

②八木札の辻交流館(東の平田家・旧旅籠(はたご)

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横大路沿いにある江戸時代に建てられた旅籠。この通りは江戸時代、お伊勢参りの人で大いににぎわい、たくさんの人が旅籠を利用したのです。

旅籠は明治21年ごろまで営業していましたが、その後、橿原市が土地を買い取り、建物は所有者から寄進され指定文化財になりました。江戸時代の佇まいを残す欄間や虫籠窓、屋根裏などの見学ができます。

【番組で紹介したところ】

八木札の辻交流館

住所:奈良県橿原市北八木町2-1-1

電話:0744-26-2684

入館料:無料

営業時間:9:00〜17:00(入館は午後4時半まで)

定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)

             

                                  

          

③當麻寺

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當麻寺は聖徳太子の弟が1400年ほど前に創建したとされています。阿弥陀如来の極楽浄土を表す當麻曼荼羅は當麻寺の信仰の中核になっています。極楽浄土の世界を具現化した當麻寺練供養会式。

来年からは4月14日に開催されます。詳しくは當麻寺にお問い合わせください。

【番組で紹介したところ】

當麻寺

住所:奈良県葛城市當麻1263

電話:0745-48-2008

入山料:500円(大人)

参拝時間:9:00〜17:00

      

                                      

      

④きゅうり

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二上山のふもとで出会ったのは、この地で代々農業を営むご主人。この竹内の集落は昔から水が豊富で、水とともに栄えてきたのだそうです。

ご主人こだわりの二上山からの豊富な湧き水で作った新鮮な野菜。つやが良くみずみずしいきゅうりは今がまさに旬!湧き水はミネラルをたくさん含んでいるので甘くておいしい野菜が育つのです。

 【番組で紹介した農園】

永座有機園

住所:奈良県葛城市竹ノ内465

FAX:0745-48-4697

問い合わせや注文がある場合はFAXにてお申し込み下さい。

 

                                 

                   

⑤太子町立 竹内街道歴史資料館

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1400万年前の二上山周辺の火山活動で生み出されたサヌカイト。讃岐地方でもっとも多く取れたのでその名前がつきました。

この石はガラス質で打ち欠くと鋭い切り口になるので、旧石器時代から弥生時代にかけてナイフや矢じりなど石器の材料として使われていました。近畿地方では二上山でしかサヌカイトが採れなかったため、近畿一円からここまで採りに来たそうです。資料館では、サヌカイトに実際に触れてみたり、石器を見ることができます。

 【番組で紹介した資料館】

太子町立 竹内街道歴史資料館

住所:大阪府南河内郡太子町大字山田1855番地

電話:0721-98-3266

営業時間:9:30〜17:00(入館は午後4時半まで)

休館日:毎週月曜日(その日が休祝日の場合は開館)、

    年末年始(12月28日~1月4日)

入館料:200円(一般)

          

                                        

 

⑥あかねこ餅

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南河内の郷土料理「あかねこ」と呼ばれる小麦の入ったきな粉餅。小麦が入っているので、サクサクとした食感、地元の人にとって懐かしいの味です。小麦が入ることで餅の粘り気が減るため、入れ歯でも安心!お年寄りにも食べやすいお餅だといいます。

「あかねこ」の名前の由来は、小麦の皮が餅と混ざってきつね色になり、まん丸のお餅がまるで赤い猫の背中のように見えることから。田植えが終わる7月上旬ごろ、農家の人たちがこの餅を食べて疲れを癒したんだそうです。

 【万葉の森】

住所:大阪府南河内郡太子町大字山田2067-1

電話:0721-98-1558

営業時間:9:00〜15:00  ※ただし、日・祝は8:30〜15:00

     (ラストオーダーは午後2まで)

定休日:毎週火曜日(火が祝日の場合は翌水が休)

あかねこ餅は不定期で製造販売しています。

事前にお店に問い合わせして下さい。

 

                

                                   

⑦叡福寺 聖徳太子御廟

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聖徳太子は生前、自らこの太子町に眠ることを決めていたそうです。聖徳太子の御廟には太子の母と妃が一緒に眠っています。聖徳太子のお墓を守るために建立されたのが叡福寺です。この寺では2歳の聖徳太子像など、聖徳太子にまつわる貴重な資料を見ることができます。

 【番組で紹介した資料館】

叡福寺 聖徳太子御廟

住所:大阪府南河内郡太子町太子2146

参拝時間:7:00〜17:00

※宝物館は土日祝のみ9:00〜16:30   入館料:大人200円

団体利用の場合は予約すれば平日も可能

 

 

                 

担当日記

1400年以上前、飛鳥時代に造られた日本最古の国道、横大路・竹内街道。日本の歴史の中心だった奈良で、ここもまた1400年以上前、聖徳太子の弟が創建したと言われる「當麻寺」があります。

毎年5月14日、中将姫の命日に行われているのが「當麻寺練供養会式」です。藤原鎌足のひ孫にあたる中将姫は、5歳で母親と死別。その後、継母から妬まれ、命を狙われるようになります。16歳で出家した中将姫は尼僧としての人生を歩み始めます。その中将姫が一晩で織ったとされるのが、當麻寺の信仰の中心になっている、阿弥陀如来の極楽浄土を表す「當麻曼荼羅(たいままんだら)」です。

この会式は中将姫が勢至菩薩や観音菩薩など28の菩薩に迎えられ、極楽浄土に導かれる様子を具現化したものです。そして練り供養会式に欠かせないのが、黄金に輝く菩薩面です。

菩薩面は木曽の檜を使い、職人がひとつひとつ手作りで彫っています。顔には長い年数経っても劣化しないように金箔を3回も重ねてあります。製作費用はひとつに200万円もかかります。菩薩面は最も古いもので800年前、鎌倉時代のものがあり、奈良県の指定文化財になっています。菩薩役を務めるのは菩薩講と呼ばれる地域の人たちです。彼らは1000年以上続く伝統の仏事を守るために、菩薩が練り歩く所作の練習や菩薩面の着脱、菩薩装束の着付けの練習を行っています。彼らの支えがあったからこそ、練り供養が今日まで継続できたのかもしれません。

5月といえども暑い年もあり、菩薩面を着けると頭や顔に熱がこもり、さらに、菩薩面からの視界はあまり良くないので、熱中症や気分が悪くなる講員の方も少なくありません。そんな厳しい状況を鑑みて、當麻寺では来年からの練り供養会式は中将姫の命日の旧暦に合わせ4月14日に開催される予定です。

ぜひ、ありがたい練り供養会式を一度ご覧になってみてはいががでしょうか。

担当:松本幸導     

      

                                                                                                                          

                                                                                               

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次回もお楽しみに!

 

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