えぇトコ

2018年06月15日 (金)

海の女神の贈り物 ~三重・鳥羽~

eetoko180615_01_2S.jpg

今回2人が訪れるのは、三重県鳥羽市。初夏の鳥羽は海の幸がいっぱい!豊かな海から宝物を獲るのは海女さん、実に陽気で元気がいっぱい!

そんな海の女神たちからパワーをもらい、宝物を頂く旅です!

旅人:財前直見さん & 金子貴俊さん

旅した場所♪

gogonama180615_tobatizu_logo.jpg

 

 

 

①相差の海女さん3世代

eetoko180615_amasan.jpg

旅の初めに訪れるのは、相差という集落。実はここ、100人以上の海女さんが活躍する、日本一海女が多いところ。そんな町の海岸で、さっそく海女さんたちに出会いました。

なんとこの方たち、祖母・娘・孫3代で海女さんをやっているのだそう。3世代でやっている海女さんは、日本で他にはいないといわれています。そんな海女さんが獲った恵みを頂きながら、厳しいけどありがたいという海への愛情を伺いました。

【番組で紹介した民宿】

旅館なか川

住所:〒517-0032 三重県鳥羽市相差町480

電話:0599-33-6868

チェックイン 15:00 /  チェックアウト 10:00 定休日:不定休

        

        

②畔蛸の岩ガキ

eetoko180615_iwagaki.jpg

その昔、道を横断するほどのタコが多くいたことから名がついた畔蛸町。

そこで出会ったのは岩ガキ一筋のご主人と奥さん。実は畔蛸の岩ガキはブランドガキとしても扱われる一級品。極上の旨味の秘密は、栄養たっぷりな的矢湾のおかげだと言います。生ガキに焼きガキ、臭みはまったくなく、クリーミーな味わいです。

さらに作ってくださったのは煮味噌!岩ガキを畑で穫れた野菜と一緒に炒め、奥さんの手作り味で味付けた絶品料理です!海と大地が合わさったありがたいごちそうです♪

         

          

③国崎のアワビ

eetoko180615_awabi.jpg

古来、のしに使われていたというアワビ。伊勢神宮では、2千年前から国崎という集落で獲れるアワビをのしに使います。そんな貴重なアワビを獲る海女さんたちに出会いました。

なんと平均年齢は70歳以上!みなさん現役の海女さんです。元気いっぱい、笑顔あふれる国崎の女神たちが獲るアワビは極上!お刺身でいただくのはもちろん、国崎ならではのとっておきの食べ方が「どぼ漬け」。傷物で出荷できないアワビを長くおいしく食べるために生まれた先人の知恵です。

      

      

④鳥羽駅前商店街

eetoko180615_syoutengai.jpg

やってきたのは鳥羽の駅前にある商店街。10軒の店が軒を連ね、アワビにイセエビ、また普段食べられないようなホラ貝など、多くの海の幸であふれています。

安く、手軽に旬の貝や魚が食べられるとあって、地元の人に大人気の穴場スポットです♪

【番組で紹介した貝料理を食べられるところ】

ザ・貝屋

住所:〒517-0011     三重県鳥羽市鳥羽1丁目8-7

電話:0599-25-5188 

営業時間:9:30~17:30 定休日:不定休

        

                

⑤答志島

eetoko180615_ishagorosi.jpg

鳥羽の最大の離島「答志島」。

人口およそ2千人の答志島ではほとんどの人たちが漁業に関係しているのだそうです。さらにこの島では「寝屋子」とよばれる少し変わった習慣があります。

島で生まれた男子は、中学校を卒業すると1軒の家で誰かが結婚するまで共同生活を送るのです。島の行事には必ず集まり、まるで家族のような固い絆で結ばれています。

他にも、この島で食べられてきた、メカブをふんだんに乗せた名物「メヒビうどん」や、食べた煮魚の骨と煮汁にお茶をかけていただく、「医者殺し」という何やら物騒な名前をした料理まで。答志島でないと出会えない、味わえないものが盛りだくさん!

 【番組で紹介した「メヒビうどん」が食べられるところ】

ロンク食堂

住所:〒517-0002 三重県鳥羽市答志町288

電話:0599-37-2167

開店時間:11:00~23:00 定休日:不定休

 

 

      

担当日記

「息止めてする仕事って他にあらへん」と、鳥羽の海女さんが言いました。確かにその通り、苦しい思いをして時には命の危険にも晒される仕事、しかもほとんどが女性です。

伊勢志摩では日本の海女の半数、およそ千人が活躍しています。冬はナマコ、夏はアワビ、海底の宝物を引き上げる暮らしは、実に2千年前から続いていると言うから驚きです。

全ての海女さんが息を止めて、つまり素潜りで獲物と向き合います。2千年前ならともかく、現代でもボンベを背負わずに昔と同じことをしているのは何故なのか?と訪ねた私に、79歳の現役海女、寿美子さんは「なくなったら困るやん」と答えました。

限られた恵みを獲り尽くさず、子供の、孫の、もっと未来のために残してやる。そのために海女さんたちは今でも、命を懸けて素潜りで漁をしているのです。代々同じ営みが続いてきた鳥羽だからこそ。都会で暮らし親の仕事を継ぐことなど珍しくなった私たちは、次世代のためを考えて物事を成すことがほとんどありません。鳥羽の海女さんのそんな話を伺って、大変だと思う反面、羨ましくもありました。

今回、鳥羽でいただいた海の幸は、そんな海女さんたちの努力と優しさの味です。誰に強制されたわけでもない、自らを律する決まりが、とびきりの美味しさを生んでいるのです。

日本一海女が多いと言われる相差の町では、海女さんが海に潜る時間は1日1時間半と決められています。アワビ、サザエ、ウニ、など獲っていい魚介の種類も時期によって厳しく制限されます。海女仲間で不公平がないよう、1人に弔事があれば、全員が休むと言います。

 大切にして今まで獲り尽くさずにきた海女さんの伝統が、他にはないほどの豊かな恵み、美味しさを私たちに与えてくれるのです。そこでしか味わえない美味には、必ずそれを獲った人、作った人の苦労と心が詰まっています。

 これから海も開き、鳥羽はお出かけのベストシーズンを迎えます。夏の恵みを味わいに、ぜひ旅して下さい。

 感動するほどの美味しさに出会ったら、それは2千年間大切に先祖が守ってきた味です。

 担当 吉村

     

      

「えぇトコ」番組ホームページはこちら

次回もお楽しみに!

 

えぇトコ

もっと見る