えぇトコ

2017年12月16日 (土)

下町の宝 若いモンには負けへんで! ~東大阪~

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今回の旅は東大阪市。

東大阪市といえば世界の最前線を行くモノ作りの町!歯ブラシから人工衛星まで、作り出せないものはない!明るくて賑やかな下町にはパワーとエネルギーにあふれています。

躍動感みなぎる東大阪を支えているのは夢に向かって情熱を注いできた大先輩達!老いてもなお額に汗を流す達人たちが生み出す東大阪市の逸品に出会います。

旅人:原日出子さん & パンツェッタ・ジローラモさん

    

    

旅した場所♪

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①石切劔箭神社・石切参道商店街

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「石切さん」の愛称で親しまれている石切劔箭(いしきりつるぎや)神社。

でんぼの神様とも言われ腫瘍やできものにご利益があるとされ、お百度参りをする人が絶えません。

石切神社の参道には様々なお店が建ち並び賑わいをみせます。

七味唐辛子を売る90歳の元気なおばあちゃん。唐辛子に山椒や黒ゴマなど、秘伝の配合で作られるここだけの味を江戸時代から守り継いできました。裸足で過ごしても風邪をひかないというおばあちゃん、元気の秘けつは毎日唐辛子を食べること。参道を行く人達を温めるここだけの七味唐辛子です。

さらに参道を下った先で出会ったのはお味噌屋さん。93歳の元気なおばあちゃんです。ここでのオススメは、ナスやウリが入ったおかず味噌!これを食べれば何の病気にもかからないとおばあちゃんが胸を張る自慢の味噌です。 毎日参道を行く人においしさと元気を与えて続けていいます。

体と心を健やかにするえぇモンがあるのは元気で笑顔のおばあちゃん達のおかげです。

A【番組で紹介した神社】

石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)

住所:〒579-8011 大阪府東大阪市東石切町1丁目1-1

電話:072-982-3621 

B【番組で紹介した七味唐辛子を購入できるお店】

珍味堂

住所:〒579-8011  大阪府東大阪市東石切町2丁目7-31

電話:072-982-4913

営業時間:9:00~17:00 定休日:不定休 

C【番組で紹介したおかず味噌を購入できるお店】

なると屋

住所:〒579-8011 大阪府東石切町1丁目5-3

電話:072-984-0450

営業時間:9:00~17:00 

定休日:毎月19日(※19日は休日の場合は営業)

    

     

②カッター

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東大阪市で、60年前にカッターナイフを発明した人に出会いました。

当時使っていた道具の刃がすぐダメになるのを何とかしたいと兄弟2人で考え悩んだ末、生み出されたカッターナイフ。当初はなかなか認められず苦労しましたが、努力が実り、今では世界中で使われる道具となっています。刃がダメになれば折って、また新しい刃に。

そんな画期的なカッターナイフは割って食べる板チョコレートをヒントに生み出されました。

カッターナイフを生み出したご兄弟の弟さん、カッターナイフでモノを作るすばらしさや喜びをもっと知ってほしいと子供達に熱心に教えています。

長く愛されてきたカッターナイフは東大阪の自慢の宝です。

 【カッターナイフの正しい使い方や創意工夫しおもちゃ作りを体験できるところ】

おまけや ズンゾ

住所:〒577-0803 大阪府東大阪市下小阪5丁目1-21

電話:06-6725-2545

営業時間:10:00~17:00

※12/25までは工事中のため営業していません

     12/26~12/28 営業・年末12/29~1/3 休み・1/4~ 営業

定休日:「おまけや ズンゾ」さまのホームページにてご確認ください。

        

     

③人形

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350年の伝統を持つ尾山(おやま)人形。

伝統ある尾山人形を作り出す職人さんはなんと91歳!毎日自転車で自宅から通勤しています。

人形が好きで70年以上ずっと作って来たという職人さんの人形に対する思いと熱意は誰にも負けません。出来上がりが気に入らないと、一からやり直すと言います。

70年の積み重ねが生き生きとした人形を作り出すのです。飽きることのない日々の努力とたゆまぬ向上心で今日も職人さんは日本の美を作り続けています。

【お人形を購入できるところ】

(株)松よし人形

住所:〒577-0843 大阪府東大阪市荒川1-10-4

電話:06-6722-0161

営業時間:9:00~17:30

定休日:年末12/29~1/3まで休み(1/4~営業)

          

        

④川中家住宅

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大都会、大阪の町を東西に貫く中央大通。

そんな道路のすぐそばに一軒の茅葺きの屋敷が忽然と現れます。都会のど真ん中に1500坪もの敷地。門をくぐると緑ゆたかな庭が広がり、様々な植物が茂っています。

江戸時代から代々続く「川中家」、子孫となる14代目のおばあちゃんは先祖が大切にしてきたこの場所を89年間守り継いでいます。毎日庭を散歩するのが楽しみだというおばあちゃん。

緑の森が癒やしと元気を与えてくれる憩いの森です。

 

                    

      

⑤ほうれん草

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町工場がひしめき合う一角で野菜を育てている、85歳の農家さん。ビニールハウスでほうれん草や春菊などを丹精込めて作り続けています。

農家さんが作る野菜はすぐに売り切れてしまうほどの大人気!

東大阪の砂地は水はけが良く、葉物野菜を作るのには最適な場所なのだと言います。穫れたての野菜を一番おいしく食べる方法がなんとしゃぶしゃぶ。より一層香りが引き立ち野菜そのもののおいしさが広がります。

東大阪の地だからこそできる実りです。

    

    

⑥針金の町工場

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生駒山が広がる東大阪の東側は高低差があり、山裾に沿って住宅や工場が建ち並びます。そんな斜面にひときわ古い針金工場の建物がありました。

82歳のご主人は今もなお現役で金属線を引っ張って伸ばし針金を作り続けています。こうして作られた針金は、様々な製品の礎となり、私達の暮らしを潤してくれています。

一生、東大阪の針金職人でいたいと言うご主人。

自身の故郷、東大阪の町が誰よりも何よりも大好きです。

  

      

担当日記

今年の流行語大賞に選ばれた「インスタ映え」。その勢いが示す通り、観光地を行けば自撮り棒を手にした人たちの姿が四方八方に見られます。SNSの世界では、各地の風景が簡単にアップされており、実際にその場を訪れなくてもどんなところなのかがある程度想像できます。えぇトコを担当する身にとってはありがたい話、「ロケハン」と呼ばれる撮影の下見の手間も省けるんじゃないか、と思わせてくれるほどです。

しかし、どれほど情報が発達しようとも伝えきれないものがあります。鼻をくすぐる香りや肌に感じる風、その場所に自らの身を置かないと判断できないものも多いのです。

その最も大切な要素は「人」です。

どんな場所にどんな人が暮らしているのか?その人の喋り口は?どんな顔で笑うのか?

こればかりは何度も足を運んで出会いを深めていかなければわかりません。そしてそれこそがえぇトコの命です。

その地に暮らす人たちの考え、こだわり、愛情がその回のテーマを決めます。毎回、素敵な人たちとの出会いは私の楽しみにもなっています。

今回の東大阪で出会った皆さんももちろん。仕事であることを忘れて話し込むこともしばしばでした。

ロケットや新幹線、日本が誇る最高のクオリティは、東大阪の技術がないと成り立ちません。そのすごさの源は何なのかが、今回の皆さんとの出会いからわかった気がしました。

どれだけ年を重ねても褪せることのない情熱、仕事へのあくなきこだわりと手放しの愛情。この町にいらっしゃる人生の大先輩は、自分たちが作り上げたものを、誇りと自信を持って使い手に届けています。

「お得意さんに喜んでもらうのが生きがい」と82歳の針金職人は言います。

「自分が安心して食べられるものしか売らない」と93歳の味噌屋さんが、

「気に入らないと全部ほどいて着せなおす」と91歳の人形職人が、

「朝から晩まで手を動かしている」という、カッターナイフを発明した方は83歳。

今の東大阪の隆盛はこうした人生の大先輩に支えられています。

 

こういった人たちから、人生の金言とでもいうべき言葉を伺う度、私の心は震えます。

風景やおいしいものに心が動くのが旅なら、人との出会いもまた旅。

出会いの数や深さが旅の印象を大きく変えます。

今回の旅人、原日出子さんが「いい出会いをありがとうございました」と最後におっしゃってくださいました。そう思わせるのはやはり「人」。

東大阪は、心に残る人との出会いが待ち受けています。

     

担当:吉村

  

    

   

   

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次回もお楽しみに!