〝番記者〟のつぶやき

2022年03月25日 (金)

虎番のつぶやき~阪神・佐藤輝明 "自分のスイングで4番を打つ"~

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プロ野球がいよいよ開幕です。
「自分のできるベストを尽くすだけ」とペースを崩さないのが、阪神2年目佐藤輝明選手
昨シーズン、極度の不振に陥ったバッティングで“自分のスイング”を取り戻し、2年目のシーズンは開幕・4番として臨みます。

【2年目で開幕4番へ】

hanshin220325_2.jpg1年目の昨シーズン、チームトップ24本のホームランをマークした佐藤選手。
ことしはキャンプから、去年、チームで最も多く4番に座った大山悠輔選手との“競争”を首脳陣から促されました。
オープン戦では持ち前の長打力に加えて、確実にボールを捉えるバットコントロールも光り、15試合に出場して打率3割2分7厘11打点ホームラン2本と好調をアピール。

矢野監督から軸となる選手の1人と高く評価され、開幕から4番を務めることになりました。

(佐藤選手)
「自分ができるベストを尽くすだけです。オープン戦なので結果は関係ないが“自分のスイング”をすることを意識して、いい感じで打てているので開幕が楽しみ」

【“自分のスイング”を取り戻す】

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佐藤選手の言う“自分のスイング”ができなくなったのが、激しい優勝争いを繰り広げた昨シーズンの後半戦でした。
徹底して攻められたインコース高めのボール気味の速球を、無理に打ちにいった結果、フォームを崩しました。
さらにアウトコースのボールゾーンに外れた変化球にも手が出る悪循環で三振が増え、前半戦で20本打っていたホームランは後半戦ではわずか4本
さらに59打席連続ノーヒットを記録し「優勝を逃した原因は少なからず僕にある」と責任を感じてきました。

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“自分のスイング”を取り戻そうと指導を仰いだのが、今シーズン就任した藤井康雄打撃コーチです。
現役時代には通算282本のホームランをマークした左の強打者で、選手一人一人の体の使い方にも詳しい「理論家」です。

藤井コーチから教わったのは、軸足の左足に重心を置いて体の回転で打つこと
好調だった前半戦はこのフォームで打てていましたが、後半戦は「上半身と下半身がずれて、きれいに軸回転ができていなかった」と分析されました。

“自分のスイング”の形が明確になった佐藤選手。
キャンプでは藤井コーチと念入りに軸の位置を確認して練習を重ね、手応えをつかんできました。

(佐藤選手)
「無意識で自然にやっていたフォームを理論的に説明してくれるのですごく分かりやすい。フォームという面では確実によくなってきてると思う」

【ボールを見極め好球必打】

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フォームを改良してオープン戦で結果を残した佐藤選手。
要因は不振のときに手を出していたボール球に手を出さなくなったことです。
重心を軸にしっかり乗せることで、体のバランスを崩すことなく、ボールの見極めができるようになったのです。
矢野監督が「明らかに空振りが減ったよね」と言うように、オープン戦での三振は、1試合平均で0.4個
相手の攻めが厳しくなかったとは言え、昨シーズンの公式戦1.37個から大幅に減りました。

“自分のスイング”を取り戻した佐藤選手。4番として自慢の長打力を発揮し、チームを引っ張る覚悟です。

(佐藤選手)
「昨シーズン以上の成績を残すのはもちろん、優勝にしっかり貢献できるように活躍して、最後に笑って終わりたい」

 

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(虎番記者:足立隆門)

 

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