2015年、沖縄戦から70年の節目の年を迎えます。
NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組んでいます。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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戦跡マップ

潮平権現の壕(糸満市)【放送日 H20.9.10】

集落の外れ、サトウキビ畑の奥に、潮平権現の壕はあります。この壕では、避難していたおよそ560 人の住民全員が、沖縄戦を生き延びたといいます。壕の入口の鳥居は、壕にいた住民を守ってくれた神様に感謝するため、戦後、建てられました。それが「潮平権現の壕」とよばれるようになった由来です。
この壕が避難場所になったのは、昭和19年の10・10空襲がきっかけでした。住民全員が生活できる壕を探している最中に、偶然見つけた自然の洞窟でした。壕の奥行きは200メートル余り、560人もの住民は、人1人がようやく通れる狭い空間で、暗闇のなか、大人も子どもも、ひしめきあうように暮らしていたといいます。
昭和20年5月中旬、南部に撤退してきた日本軍が、突然壕にやってきて、住民に立ち退くよう命じました。何百人もの人たちが、この壕を追い出されました。結局、「どうせ死ぬなら潮平で」と、住民のほとんどが壕に戻りました。そこに退去を命じた日本軍の姿はなく、住民の避難生活は再開されました。
そしてひと月後の6月14日、壕のまわりにやってきたアメリカ兵の投降に応じて、全員が生き延びました。

【場所】
「潮平権現の壕」は、糸満市阿波根地区の潮平中学校の東にあります。県道82号線から長谷寺に続く道を進むとサトウキビ畑が見えてきます。サトウキビ畑の間の細い農道を下ると、壕の入口にある鳥居が見えてきます。
壕のなかは、自由に見学できますが、足場の悪いところや天井が低いところもあり、ヘルメットや懐中電灯などの準備が必要です。

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