NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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沖縄戦の絵

パラオ島 母の最期を看取る 【平識光子】

ミクロネシア(旧南洋群島)のパラオ島で、母親の最期を看取った時の光景。平識さんは、当時30歳だった母親と2人の弟それに祖父母と6人でパラオ島のジャングルの避難小屋に隠れていた。母親は自宅近くの芋畑に家族の食糧を取りに行く途中、米軍の爆撃に遭って頭を大けが。平識さんと3歳の弟はひん死の母親にしがみついて泣いた。母親は十分な治療も受けられず、6日後、破傷風で死亡。薄れる意識の中で、残していく3人の子どものことを何度も何度も祖父母に頼みながら息を引き取ったという。母親の死から2か月後、生後5か月の末の弟も後を追うように短い命を閉じた。平識さんは、毎年当時のことを思い出し「子どもたちから父や母を奪わないで。世界中が平和であるように」という思いを込めながら、亡くなった2人の歳を数えているという。

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