NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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沖縄戦の絵

タオルを掲げて 【新垣春子】

新垣さんは沖縄本島中部の中城村から戦火を逃れて南部の糸満市摩文仁まで来たが、逃げ場はなくなりつつあった。6月23日、新垣さんの父親は家族で中城村に帰ることを決断。捕虜になる覚悟もしていたのか、タオルを木の枝に結んで投降の旗代わりに掲げた。父親が歩き出すと逃げ場を失ってたたずんでいた周辺の人たちも後に続き、30人くらいの列になった。真壁で右足に砲弾の破片を受けた新垣さんは、兄と妹の肩にすがって歩いたが(絵の最後尾3人の中央)、わずか300メートルほど歩いたところで米軍の捕虜となった。新垣さんは戦争で姉と弟、それに妹2人のあわせて4人を失い、兄も爆撃で耳が聞こえなくなった。新垣さん自身も足にくい込んだ破片がとれずに何十年もたってから痛み出し、数年前に摘出した。 新垣さん『二度と戦争を起こしてほしくない。何もできないからせめて絵で残そうと思った』

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