NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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沖縄戦の絵

尖閣諸島近海 疎開船への攻撃 【宮良幸宏】

石垣島から台湾への最後の疎開船・第一千早丸に家族で乗っていた時の体験。よく晴れた日、魚釣島近海にさしかかった時、米軍戦闘機が現れて同じ船団の第五千早丸を攻撃、船は炎上して沈没した。戦闘機はその後、第一千早丸の上を何度も旋回して機銃攻撃を繰り返し、機関室は破損、船底も破壊された。女性や子どもなど約90人が乗船していた船内は、叫びやうめき声で騒然となった。宮良さんも頭の左側に弾がかすり、血が噴き出した。姉が海へ飛び込もうと言ったが、「死ぬなら家族一緒」と考えた母親は、末の子のおぶいひもを家族8人全員にくくりつけ船内に留まった。船はその後、魚釣島に着いたが、50日間食糧はなく餓死寸前に陥った。その後家族は全員石垣島に戻ることができたが、7人きょうだいのうち下の2人は栄養不足などがたたってまもなく亡くなった。宮良さん『いつの間にか戦争に巻き込まれていた幼少のころ。知らず知らずのうちに戦争に近づいてしまう世の中が再びあってはならない』

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