NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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沖縄戦の絵

銃撃の盾になってくれた特攻隊長 【津嘉山朝彦】

昭和20年4月25日、県立第三中学校4年生だった津嘉山さんが、宮崎から来ていた特攻隊長を、沖縄本島北部の国頭村にあった日本軍の無線通信基地に案内した時の出来事。特攻隊長は、特攻隊の戦いぶりを軍へ報告するため宮崎から沖縄に来ていた。案内役の津嘉山さんが隊長の後に続いて坂を登っていたところ、前方約20メートルの坂の上に米兵が銃を構えて立ちはだかっているのが見えた。とっさに隊長がきびすを返して坂を下ろうとした途端、米兵の手榴弾がさく裂。津嘉山さんも岩陰に隠れ、銃弾の途切れる合間をぬって山林を駆け抜けて逃げた。隊長の靴音が聞こえないことに気づき、自分の盾となって撃たれたことを察知した。その後、津嘉山さんは、背中と右足に手榴弾の破片が食い込み血まみれになって座り込んでいたところを、同じ集落の人に助けられた。 津嘉山さん『特攻隊長は軍人とは思えないような優しい人だった。ああいう立派な方も一瞬のうちに奪ってしまう戦争はいやだ』

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