NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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沖縄戦の絵

スパイ容疑をかけられた私 【大城政英】

那覇市天久の壕でのこと。大城さんが壕の入り口の1つを開けると「誰だ!」と中から日本兵の声。「避難民です」と言うと「何、避難民か。動いたら撃つぞ」と言われ、出てきた日本兵たちが大城さんの上半身を裸にして電話線でうしろ手に縛った。日本兵は「貴様、スパイだな」と言うばかりで、違うと言っても信じてもらえなかった。どうにもできずにいると、3日前別の壕で話をした日本兵がきて「この人のことは私が保証する」と口添えしてくれて、ようやく解放された。直後、同様にスパイの疑いがかけられた沖縄の青年が日本兵に連れられ壕から出るのを見た。10メートルも行かないうちに銃声がし、振り向くと沖縄の青年は死んでいた。大城さん『スパイ容疑をかけられて生きている人はごく少ない。私は幸い生きているし、同じ容疑で人が捕まって殺されるのを目撃しているから話せる。前も後ろも敵だったが、途中からは日本兵の方が怖かった。戦争になったら人間が人間じゃなくなる』

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