NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

沖縄戦の絵

『陛下の武器に座るとは何事か』 【嘉納薫】

昭和19年の10・10空襲の時、避難した那覇市楚辺の壕の中で、日本軍将校が刀を振り上げている時の様子。 嘉納さんたちが壕に避難した時、日本軍の野戦砲が奥に向けて置いてあった。嘉納さんの祖母がそこに座りなさいと言ったので、砲の台座に腰掛けた。他の3人はそのまわりに座っていた。そこに1人の日本軍将校がやって来て突然日本刀を抜いて振り上げ、「畏れおおくも天皇陛下からお預かりした武器に腰掛けるとは何事だ。叩っ切るぞ!」と大声でどなった。祖母は土下座して「悪気はありません。どうぞ命だけはお助けください」と手を合わせて謝り、嘉納さんも砲から下りて手を合わせた。その後、嘉納さんたちは壕を追い出された。 嘉納さん『同じ日本人に向かってのことだったのでびっくりし、信頼感はいっぺんにふきとんだ。私の原体験のなかでいちばん強烈なもので、死ぬまで忘れないと思う』

  • マップから探す
  • 沖縄戦の絵

NHKのサイトを離れます。