NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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沖縄戦の絵

娘を背に機銃から逃れる 【中村トミ】

中村さんは米軍の攻撃が始まると、1歳の娘を背負い今の八重瀬町から沖縄本島北部に避難した。移動は主に夜で、昼は壕や山、畑に隠れていたが、その日は珍しく静かな午後で大丈夫と思い、金武町の海岸を歩き始めた。すると2機の米軍の戦闘機が連なって迫ってきた。動いたら撃たれると思い、娘を背負ったままその場にうずくまり、浜に打ち寄せられた木の枝や海草などを引き寄せ頭にかぶった。2機の戦闘機は高度を下げて機銃を撃ち込み、近くで砂煙が上がった。幸い無事だったが、背負われ通しだった娘は太ももにおぶいひもが食い込み脚が大きく腫れてしまった。中村さんの夫は防衛隊に召集され本島南部で戦死した。 中村さん『自分も死ぬものと諦めていた。戦争のことは1日かけても話しきれない。家族がバラバラになり死んでいった。二度と起きてほしくない』

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