NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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沖縄戦の絵

松の木の下に残されたお年寄り 【桃宇ハル】

昭和20年6月上旬、桃宇さんの自宅近くの八重瀬町安里の壕が人で溢れたため、他の家族連れ40人ちかくと一緒に、町内の海岸の岩陰に隠れた。6月28日「デテコイ」という、米軍の投降の呼びかけが聞こえた。ハワイ帰りの同級生が投降後も無事でいるという話を聞き、桃宇さんたちも投降しようと岩陰を出て丘の上に歩いていった。そのとき、松の木の下に80歳過ぎと思われるお年寄りが衰弱しきって座っていた。家族が残していかざるを得なかったのか、お年寄りのそばには急須と弁当箱が置かれていた。その後その場所で、そのお年寄りの杖と遺骨が見つかったという。桃宇さん『助けたくても助けることができず、家族が引き裂かれていくのが戦争。こんな戦争を二度と起こして欲しくない』

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