NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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沖縄戦の絵

母に手を引かれ 【伊地柴敏】

沖縄本島北部の山中で米軍の掃討作戦に巻き込まれた時の体験。伊地さんは家族5人で本島北部の山中の小屋に避難していた昭和20年6月12日、米軍の部隊が小屋に迫ってきた。小学校の校長だった父は「御真影」と呼ばれた天皇陛下の写真を守るため、1人で別方向へ逃げた。伊地さんは母親に手を引かれ弟と一緒に林の中に逃げ込んだ。
身を潜めた直後、銃撃が始まり、機関銃や火炎放射器の音が長い間鳴り響いた。歩くのが困難だった祖母は逃げ遅れて消息が途絶えた。銃で撃たれてしまったのではないかという。伊地さん『母が私たちの手を引っ張って逃げた時の、女親とは思えないほどの力強さを今でもはっきり覚えている。敵に見つからないよう私たちの身を隠してくれた山原(本島北部)の原生林が私の命の恩人だ』

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