NHK沖縄放送局では、もう二度と戦争を繰り返すことがないよう、
沖縄が体験した悲惨な沖縄戦の真実を語り継いでいくために様々な企画に取り組みました。

沖縄の戦70年語り継ぐ未来へ

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沖縄戦の絵

麻酔の無い手術 【牧野豊子】

昭和20年4月、牧野さんは那覇市と南風原町の境にあるナゲーラ壕の野戦病院で負傷兵の手術を手伝っていた。
暗闇の手術室で、油を含ませ火をつけた布をかざして軍医や衛生兵の手もとを照らしていた。戦闘が激しくなると負傷兵は途切れることなく運び込まれてきた。手術では腕や足を切断し、無造作にバケツの中に投げ込んでいった。痛みを和らげる麻酔薬は無く、兵士たちは衛生兵に体を押さえられ叫び声を上げていた。「この世のものとは思えないほどの大きな声だった」。看護師たちもまた悲鳴を上げていた。牧野さんは恐怖のあまり幾度となく失神しそうになった。 牧野さん『あの光景は地獄そのもので、戦争は愚かとしか言いようがない。次の世代には二度と誤った道を歩んでほしくない』

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