昭和19年10月10日の10・10空襲の様子。古波鮫さんは那覇市泉崎の自宅から宜野の湾市の親せきの家へ避難する途中、首里城の守礼門のあたりから炎上する那覇市街を目撃した。遠くに見える街からは赤い炎と黒い煙が上がっている。空襲では那覇市の市街地のほぼ90%が焼き尽くされ、軍民あわせて600人以上が死亡した。古波鮫さん『爆撃で街は一転して地獄のようになってしまった。もう二度と戦争をやってはいけないということを絵を通して伝えたい』