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更新日時:2016/03/30

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防災メモ

地震

地震の基礎知識

南海トラフ付近で起こる巨大地震 防災メモ。今回は東南海・南海地震についてです。
東南海地震と南海地震は、東海から西の「南海トラフ」と呼ばれる海底の近くで起きるおそれのある巨大地震です。90年から150年の周期で繰り返し起き、
次は今世紀の前半にも起きるおそれがあると指摘されています。
また政府の中央防災会議は、今後30年以内に東南海地震が起きる確率は70%程度、南海地震が起きる確率は60%程度、さらに東海地震とこの二つが同時に起きるいわゆる"3連動"の巨大地震で甚大な被害が出る事もあると見ています。
東日本大震災を受けて国が設けた専門家による検討会は、地震の規模を示すマグニチュードの想定をこれまでの8クラスから東日本大震災に匹敵する9点0に見直しました。
大分県内でも、東日本大震災の経験を生かし、沿岸部すべての市町村で対策の見直しを進めています。
安芸灘から豊後水道の地震 大分県に直接影響が心配される大地震は東南海・南海地震だけではありません。
広島県の安芸灘から豊後水道の地域、また日向灘でも大きな地震が起きる恐れがあります。安芸灘から豊後水道にかけての地域では、規模の大きな地震がこの400年に6回起きています。
平成13年の芸予地震がその一つです。大分県内でも佐伯市上浦で震度5弱の地震を観測するなど広い範囲で斜面崩壊などの被害が生じました。
政府の地震調査委員会によりますと、この地域で今後30年以内にマグニチュード7程度の地震が起きる確率は40%とみています。東日本大震災では、マグニチュード8クラスの地震が起きる確率が30年以内に20%だった福島沖でも、宮城沖での震源地とともに地盤が崩れ、大きな地震と津波が発生しました。東南海・南海地震が発生した時、南海トラフで繋がる日向灘沖の地盤も同時に揺れて大きな地震を引き起こす可能性も懸念されていて、専門家による研究が続けられています。
別府湾等の断層地震 大分県に影響する地震の中には太平洋の海底で起きる巨大地震のほかに、内陸部や別府湾海底の活断層が動いて起きるものもあります。昭和50年の大分県中部地震のような直下型の地震がその一つです。
政府の地震調査委員会によりますと、この地域で今後30年以内に地震が起きる確率は5%程度ですが油断はできません。
平成17年の福岡西方沖地震では、過去に目立った地震がなかった地域で地震が起き、その後の研究で大きな活断層がある事がわかりました。思わぬ場所で、いつ起きるかわからない地震もあるのです。日ごろから地震に対する備えを進めておきましょう。
震度とマグニチュード 今回は地震の「震度」と「マグニチュード」についてです。
地震をあらわすときに「震度」と「マグニチュード」という言葉が使われます。マグニチュードは地震の規模、つまりエネルギーの大きさを表しています。
マグニチュードが0.2違うと生じるエネルギーはおよそ2倍近いに、マグニチュードが1違うとおよそ32倍の違いがあります。これに対して震度は、地震の場所ごとの揺れの強さを表しています。地震の発生した場所によって揺れの強さ、つまり震度は変わります。
例えば、東日本大震災のマグニチュードは9.0で、宮城県栗原市では最高値の震度7が記録されました。
震度は0から最も揺れが強い震度7まであり、このうち震度5と6には強弱をつけて、「震度5強」「震度5弱」などと表しています。
震度5弱以上になると、補強されているブロック塀が倒れたり、道路や建物に亀裂が入る被害が出始めたりします。震度6弱以上では立っているのが難しくなり、震度7は、家具が飛ぶなどの激しい揺れとなって、ビルが倒壊することもあります。
余震に注意 今回は余震についてです。
余震は、最初の大きな地震で地下の断層がずれて不安定な状態になるため、次々に起こると考えられています。余震は最初の地震の直後が多く、時間が経つにつれて次第に少なくなっていきます。最初の地震に比べて規模は小さくなりますが、揺れは場所によっては最初の地震と同じ程度になることがあります。
平成23年の東日本大震災では、震度7を観測した最初の地震のおよそ30分後に震度6強の余震が発生しました。また、内陸部の長野県では、太平洋沖の地震に誘発され、1日経ってから震度6強の地震が発生しました。一般的に最初の地震の規模が大きいほど、余震の数は多く、収まるまでの時間も長くかかります。大きな地震が起きた後は、壊れかけた建物には近づかないようにするなど余震に警戒しながら行動しましょう。
緊急地震速報 今回は緊急地震速報ついてです。
地面や建物が揺れ始める前に地震の発生を伝えるのが緊急地震速報です。気象庁が平成19年10月1日から始めた新しい防災情報です。震源の近くで最初の小さな揺れを捉え、地震の規模や震源を予測し、大きな揺れが始まる数秒から数十秒前に発表するものです。
NHKでは震度5弱以上が予想される場合にラジオとテレビで速報します。緊急地震速報を見たり、聞いたりした後、強い揺れが来るまでわずかな時間しかありません。
家の中では、テーブルなどの下に隠れて頭を守り、揺れに備えてください。
屋外では、落ちてくるものや倒れる可能性があるものに注意してください。
車を運転中の方は、ハザードランプを点灯させて緩やかにスピードを落としてください。
急にブレーキをかけると、後ろを走る車に追突されるおそれがあります。
緊急地震速報が流れても、落ち着いて行動できるように日ごろから話し合っておきましょう。

【参考】「危機を知る ~全く違う2つの警報~
地震のメカニズム(プレート型・活断層型) 今回は地震の発生するメカニズムについてです。
地震の発生のメカニズムは、大まかにプレート地震と活断層地震の二つに分けられます。
プレート地震は海のプレートが陸のプレートの下に沈みこむと陸のプレートが巻き込まれ、このときプレート境界で地震が発生します。このような地震は数十年~数百年の間隔で発生しており、最近では東日本大震災や、大分県内で4人が犠牲となった昭和21年の南海地震のような巨大地震になることがあります。
一方、陸のプレートの内部岩盤が破壊されて断層がずれる地震が活断層地震です。 平成7年の阪神大震災や昭和50年に大分県で起きた大分県中部地震は直下型地震です。プレート地震と比べ規模は小さいですが、地下の浅いところで発生するため大きな災害をもたらします。
長周期地震動 ただいま準備中。もうしばらくお待ちください。 液状化現象 今回は液状化現象についてお伝えします。
通常はしっかりとした地盤が大地震を受けると突然泥水のようになるのが液状化です。東日本大震災では東北から関東にかけての各地で地盤が液状化し、およそ2万7千戸の住宅が被害を受けました。非常に多くの住宅が甚大な被害を受けた理由として、大型の建造物では液状化を考慮した設計をしていたのに対し、住宅ではそのような設計があまりしなかったためとされています。
大分県内では、大分川や大野側沿いの平野や佐伯市番匠川沿いの平野、それに姫島村の一部が液状化の危険性が極めて高い地域とされています。また、北部や南部の沿岸部を中心に危険性が高い地域とされています。
これから地域全体で液状化対策をすることが求められています。

地震行動編

揺れから身を守る 今回は地震の揺れから身を守るポイントです。
地震の揺れは一般にまずガタガタという小刻みな揺れで始まり、続いて大きく揺さぶられるような揺れが加わります。大きな揺れが続くのは、数十秒から1分程度です。
建物の中から慌てて外に飛び出すと、壁や看板が落ちてきて怪我をする恐れがあります。まずは机の下に潜ったり、座布団などで頭を覆ったりして身を守り、揺れが収まるのを待ちましょう。
そのあと、落ち着いて火の始末や避難など次の行動に移って下さい。 地震はいつ起きるかわかりません。
平成7年の阪神淡路大震災は多くの人がまだ眠っていた午前6時前に起きました。このため家具の下敷きになったり、直後に発生した火災で逃げ遅れたりして多くの犠牲者がでました。
また平成23年の東日本大震災では、3分以上長時間に渡って揺れが続くなど、長い揺れが起きることもあります。普段から家具は柱に金具で固定し、寝室になるべく家具を置かないように心がけましょう。
揺れが収まったら(家で) 今回は揺れが収まってからの行動です。
地震の揺れが収まって身の安全が確保できたら、次は火の始末をしてください。ガスコンロや湯沸かし器は火を消して、元栓も締めてください。ガスが漏れている恐れがある場合は、電気器具のスイッチを押したり、コンセントの抜き差しをしたりしないでください。
部屋の中はガラスの破片が散乱している恐れがあります。スリッパなどを履き足元に注意しましょう。
火の始末とともに忘れてはならないのが出入り口の確保です。揺れで家がゆがみ、戸が開かなくなったり、出入り口が塞がれたりすることがあります。戸や窓を開けて出入り口を確保してください。
ただしマンションなどの集合住宅の場合はドアを開けたままにしておくと近所の人の避難を妨げる場合もあります、周囲の状況を見て判断して下さい。
揺れが収まった後も落ち着いて行動することが大切です。
揺れが収まったら(ビルで) 今回は、ビルの中での地震への対応です。
デパートなどで地震が発生した場合、揺れが収まるまで柱の近くで頭を守りましょう。ガラスでできた陳列棚の近くや、天井に照明器具がある場所は避けるようにしましょう。
映画館や劇場では、前の席との間にももぐりこんでください。揺れが収まった後は出口に人が殺到し、折り重なって倒れる恐れがあります。周りの様子をみて冷静に行動してください。
集合住宅で大きな揺れを感じたら、柱の近くやトイレ・風呂など、狭くて壁の多い所に避難しましょう。揺れが収まったら、玄関や窓から逃げ、玄関が開かなくなった場合は、ベランダを通って隣の家から避難しましょう。ベランダの仕切りは蹴って簡単にやぶれるようになっています。普段から仕切りの前にはものをおかないようにしましょう。
また避難用の階段の入り口にも物を置かないようにしてください。
エレベーターは閉じ込められる可能性があるので、使わないでください。
スーパーマーケットに買い物に行く時や、ホテルや高層ビルを利用する時も、非常口を確認するようにしましょう。
エレベーターの中で地震 今回はエレベーターの中で地震が起きた場合です。
地震が発生すると、エレベーターは揺れを感知して停まります。そのため、中で閉じ込められる恐れがあります。エレベーターに乗っていて揺れを感じた場合、非常ボタンとすべての階のボタンを押して、最初に停まった階で降り、その後は階段で避難してください。
万が一エレベーターが、階と階の間で停まってしまった場合、無理に脱出しようとするのは大変危険です。インターフォンで外部と連絡をとって、閉じ込められていることを伝えてください。
また、停電で停まったエレベーターは復旧後にすぐに使うのは危険です。専門家の点検がすむまでは使わないでください。
運転中に地震 今回は車の運手中に地震が起きた時の対応です。
車を運転中に強い地震が発生すると、軽いめまいのように感じたり、タイヤがパンクした時のようにハンドルを取られたりします。このようなときにはまず車を止めましょう。
特に高速道路を走っているときは急ブレーキをかけずに、ゆっくりとスピードを落とし、慌てないようにしましょう。無理に走り続けると、地震の強い揺れで車が横転したりする恐れがあるほか、道路上に土砂崩れやひびわれなどが発生する可能性もあり危険です。
車を道路の左側に寄せて止め、カーラジオをつけて地震の情報や周囲の状況を確かめてください。
避難のために車を離れる場合はエンジンを切り、キーはつけたまま、ドアはロックしないでおいてください。車検証など貴重品を持って、慌てずに前後左右を確認して、車からでるようにしましょう。
街中で揺れを感じたら 今回は街中で揺れを感じた時の心構えです。
繁華街では、ビルから看板やタイル、ガラスの破片が落ちてくる恐れがあります。頭をかばんなどで守りながら建物から離れ、公園や空き地などひらけているところへすばやく避難してください。
街中では電線が切れ、落ちてくる恐れがあります。垂れ下がった電線には絶対に触れないでください。
自動販売機やブロック塀は倒れてくる恐れがあるため、なるべく離れて避難をしましょう。
また、地震が起きた時に歩いている人に倒れ掛かってしまうものがないか、普段からお店や自宅の周りを点検しておきましょう。
初期消火 今回は家で火災が起きた時の対応です。
地震で火の手があがった場合、慌てず揺れが収まってから火の始末をしてください。いざというときのために、コンロの近くに水を入れたバケツを用意しておくと役立ちます。すばやく消火するには消火器が有効です。
しかし、せっかく備えても使い方を知っておかなければ役に立ちません。家族で確認してください。
火の勢いがおさまらず、天井まで火が達した場合は、1人で消火するのは難しくなります。消火作業をやめ、避難してください。煙を吸わないように濡れたタオルで口を覆い、低い姿勢で避難してください。
火が燃え広がっている場合は、頭から水をかぶり、濡れたタオルや衣類で顔を覆ったり、濡れたシーツで体全体を包んだりして、一気に走りぬけてください。
地震時の火災と平常時の火災とでは消防機関の対応力にも大きな差があります。
東日本大震災では、消防隊が到着して本格的な消火活動が始まるまでの2日間火災の鎮火できない状態が続きました。地震の時に自宅で起きた火災はまず自らが、無理な場合は地元の消防団が中心となって消火活動を行うことが必要になってきます。
地震火災を防ぐために 今回は地震による火災を防ぐためのポイントです。
地震が起きた時に揺れや津波とともに、恐ろしいのが火災です。
平成23年の東日本大震災では地震に伴う火災は1都11県の広い範囲で起きました。
地震で火災が発生しないよう、日ごろから次のことに注意しましょう。
コンロの近くに燃えやすいものを置かないようにしてください。ガスは使い終わったら元栓を締める習慣をつけておきましょう。アルコールや食用油、シンナーなどは火を一気に広げる恐れがあります。棚の上など落ちやすい場所に置かないようにしてください。
平成7年の阪神・淡路大震災では、いったん停電した電気が復旧した時にそこから出火するなどの通電火災というケースも報告されています。
自宅から避難する際には、コンセントを抜くだけでなく家庭用のブレーカーを落とすことも大切です。身の回りに消火器を用意しておくことはすばやい消火に有効です。家族で使い方を確認してきましょう。
また、東日本大震災の津波火災では、水に浸かった車両から出火した事例が多く報告されています。いったん水に浸かった車両は漏電等で出火の可能性が高くなっていますので、不用意にエンジンをかけないでください。
避難場所 今回は地震が起きた時の避難場所についてです。
大地震が起き、揺れが収まって家の庭や空き地に移動する場合、余震で建物が倒壊するおそれがありますので、出来るだけ建物から離れて下さい。建物の高さの1.5倍離れるのが目安です。
大分県内の市町村では地震などの災害の際に住民が避難できるように地域にある学校や公共施設およそ2100か所余りを一時避難場所として指定しています。さらに、東南海・南海地震による津波に備えて、ホテルや病院・また高層ビルやマンションなどの民間施設を避難場所に指定するなど、より安全な避難場所の確保に取り組んでいます。
ただこうした避難場所が、周辺の火災による延焼や倒壊のおそれがある場合は、より安全な公園などの広域避難場所に避難することになります。いざというときのために、最寄りの避難場所を確認しておきましょう。
東日本大震災では想定をはるかに超える津波で深刻な被害が出たことから、大分県内各地でも新たな避難場所を設定しようとする動きがでています。
皆さんのお住まいの地区で避難場所が変わったり増えたりした場合は自治体の訓練に参加するなどして、いざという時に安全に逃げることができるかチェックすることが大切です。
避難経路 今回は避難するときの経路についてです。
大きな地震の後は余震の恐れがあります。建物が密集する細い道は建物が倒壊するおそれがあります。なるべく広い道を通って避難するようにしましょう。
また、川や崖の近くは地盤が崩れる恐れがあるほか、石垣・ブロック塀のそばも危険なため避けるようにしましょう。
また、地図でたどるだけでなく実際に歩いてチェックしてください。
避難の経路は、火災や崩れた建物で道が通れなくなることも考え、一つの道順だけでなく複数の経路を探しておきましょう。 また、体に障害がある人や足腰が不自由なお年寄りが近くにいる場合どのような手段で避難させるかも地域で考えておくようにしましょう。 避難用のリヤカーや車いすを準備しておくことも有効です。
デマに惑わされない 今回はありもしない風評=デマについです。
平成23年の東日本大震災では、物資の配布状況や電力の不足、放射線物質に関する根拠のない情報がインターネット上で飛び交いました。
福島第一原発事故の後「うがい薬や消毒剤などのヨウ素が含まれる飲み物」の飲用を勧める情報が出回りました。放射線医学総合研究所は、偽情報がインターネットで流れているとして情報を信用しないよう注意を強く呼びかけました。
地震などの災害が起きた場合、身を守るためには正確な情報が欠かせません。正確な情報はテレビやラジオ、市町村の防災行政無線や有線放送などで伝えられます。NHKでは緊急の場合、番組を中断して災害関連のニュースをお伝えします。
特に持ち歩けるラジオは、災害の時の情報源として大変役立ちます。地震に関してインターネットや人づてに聞いた話を鵜呑みにせず、冷静に判断するように心がけましょう。
孤立した時の対応 今回は地震があったときに孤立した時の対応についてです。
東日本大震災では、津波の浸水や道路の寸断などで宮城県・福島県・岩手県の3県で少なくとも1万6千人が孤立しました。ビルや高台の上で数日間救助を待つ状態が続きました。また、孤立状態が判明した後もガソリン等の輸送燃料の不足や車両確保の難しさから食糧や物資の配給が滞りました。
さらに大規模な停電発生と電話等の不通により情報通信が機能しませんでした。
大分県内でも山間部や沿岸部で道路交通や海上交通が途絶え、人の移動や物資の流通が困難になる可能性があります。地震時に備えて、自らの手で地域を守る取り組みが必要です。
例えば、救助用のジャッキやハンマー、物資を運ぶリヤカーや医療用品など救助や避難に必要な機材を地域の防災倉庫に保管しておくこと。
また、80歳以上の住民を中心とした要援護者の台帳を管理して緊急の連絡先や服用している薬などの情報を記録することも大切です。 災害時の救助活動はまず地域住民が担うことが必要とされています。
帰宅困難者 会社・外出先で被災したら 今回は帰宅困難時、会社や外出先での被災への心構えについてです。
大地震が起きると交通機関がストップして帰宅が困難になります。
東日本大震災では、当日自宅に帰れない帰宅困難者が首都圏でのべ500万人にも上りました。
このような時はむやみに移動するのは禁物です。状況が分からないまま無理に帰宅しようとすると火災などに巻き込まれる恐れがあります。慌てずにテレビやラジオなどで正確な情報を得て安全を確かめてから動きましょう。安全が確保できるまで学校や職場にとどまりましょう。
また大地震が起きると電話がつながりにくくなります。
このような時は災害用伝言ダイヤルを利用しましょう。番号は局番なしの「171」番です。
まず171に電話をかけ、音声案内に従えば簡単に操作できます。携帯電話やツイッターでは文字で安否を伝えることもできます。日ごろから使い方を確認しておきましょう。
都市部での地震の避難(マンション・ビル避難)について ただいま準備中。もうしばらくお待ちください。

地震の備え編

家具の固定 今回は家具の固定についてです。
地震の揺れで家の中の家具が倒れ、怪我をすることがあります。これを防ぐため、家具を固定しておく必要があります。
家具の固定はそれほど難しくありません。家具と壁や柱、鴨居とを金具や鎖、ベルトを使ってつなぎ、ねじ釘などで固定します。
強い揺れで外れてしまわないように壁や柱のしっかりとした部分を選んでとめましょう。
特に横になって無防備な状態になる寝室は、入念に地震対策をする必要があります。ベッドや布団の横に置いてあるテレビやポットは地震の揺れで飛んでくることがあります。エアコンの室内機も留め金が緩んでいれば落ちてきます。
また、寝室に置く家具を減らしたり置き方を工夫したりすることも効果的です。地震に備え、家の中の危険を少しでも減らすためにもう一度点検してみてください。
家の周りの点検 今回は家の周りの点検についてです。
地震が起きた時、建物の外側にあるものが落ち、歩いている人に当たり思わぬ怪我をさせることがあります。家の周りものが危険物にならないよう日ごろから注意しておくことが大切です。
例えば、エアコンの室内機はしっかり取り付けてありますか?
ベランダの不安定な場所に鉢植えを置いていませんか?
商店であれば、看板の取り付けに緩みはないでしょうか?
ブロック塀や建物の外壁にひび割れはありませんか?
昭和58年の宮城沖地震では、亡くなった28人のうち、16人が倒れたブロック塀や門柱の下敷きになりました。
危険物が放置されていると避難する人の上に落ちてきたり道路をふさいだりして、多くの人に迷惑をかけることになります。家の周りを定期的に点検し、地震が起きる前に手当てしておきましょう。
耐震診断と耐震補強の必要性 今回は耐震診断と耐震補強についてです。
地震から身を守るために、自分の住まいがどの程度揺れに耐えられるかを知っておくことが重要です。
阪神淡路大震災では、亡くなった人のおよそ80%が倒れた建物の下敷きになりました。特に被害が目立ったのは、建ててから長年経ち老朽化した家をはじめ屋根が瓦葺などで、重いわりに、柱が細かったり少なかったりした建物でした。
昭和56年以前の古い耐震基準で建てられた住宅は専門家の耐震診断を受けましょう。診断を受けたあとは耐震補強をすることが必要です。住宅の耐震補強は最も重要な地震対策の一つとされています。家全体を補強工事するものもありますが、寝室など一部だけを補強する方法もあります。詳しくは、大分県の住宅建築課に相談してください。
津波

津波の基礎知識

津波の特性 今回は津波の特性についてです。
海底を震源とする大地震では津波が起きるおそれがあります。地震の起き方によって津波は最初から波が押し寄せてくる「押し波」の場合と、はじめは潮がひいてそのあとに波が来る「引き波」の場合があります。「津波が来る前は必ず潮が引く」などと思い込んで、海面の変化を見に行くようなことは絶対にしないでください。津波は猛烈なスピードで陸に近づいてきます。はじめジェット機並みの速さで陸に向かいます。第二波、第三波と繰り返し押し寄せる上、入り江や湾、川の河口などでは局地的に高くなります。
平成23年の東日本大震災では、高さ30mを超える津波が複数の地域に押し寄せました。
遠くで発生したばかりの津波は低くても、沿岸に来ると急激に盛り上がり、高くなることがあります。海岸付近にいて大きな地震を感じたら、すぐに高台に避難しましょう。
津波の避難 今回は津波からの避難についてです。
海や川の河口に近いところでは、大きな揺れを感じたら高台に避難してください。海岸や河口から離れるだけでなく、高いところに避難することがポイントです。たとえ30センチの津波であっても危険です。足首まで津波に浸かるだけで歩くのは難しくなります。津波はエネルギーが大きいため、海抜が低い土地が続く平野部などは内陸深くまで浸水することがあります。
また川をさかのぼって局地的に内陸深くに達することもあります。そのため海から離れるだけでは不十分です。高台を目指しましょう。
東日本大震災を受けて、国は、南海トラフ付近でマグニチュード9.0の巨大地震が発生した場合、津波の高さは佐伯市で14m、大分市でも6メートルなどと想定しています。入り江や沿岸の水深が浅いところではさらに高くなることも考えられます。
津波が発生した場所が近い場合、津波警報、津波注意報の発表が間に合わないことがあります。海の近くで大きな揺れを感じた場合は、念のためすぐに高台に避難しましょう。
避難場所 今回は地震が起きた時の避難場所についてです。
大地震が起き、揺れが収まって家の庭や空き地に移動する場合、余震で建物が倒壊するおそれがありますので、出来るだけ建物から離れて下さい。建物の高さの1.5倍離れるのが目安です。
大分県内の市町村では地震などの災害の際に住民が避難できるように地域にある学校や公共施設およそ2100か所余りを一時避難場所として指定しています。さらに、東南海・南海地震による津波に備えて、ホテルや病院・また高層ビルやマンションなどの民間施設を避難場所に指定するなど、より安全な避難場所の確保に取り組んでいます。
ただこうした避難場所が、周辺の火災による延焼や倒壊のおそれがある場合は、より安全な公園などの広域避難場所に避難することになります。いざというときのために、最寄りの避難場所を確認しておきましょう。
東日本大震災では想定をはるかに超える津波で深刻な被害が出たことから、大分県内各地でも新たな避難場所を設定しようとする動きがでています。
皆さんのお住まいの地区で避難場所が変わったり増えたりした場合は自治体の訓練に参加するなどして、いざという時に安全に逃げることができるかチェックすることが大切です。
避難経路 今回は避難するときの経路についてです。
大きな地震の後は余震の恐れがあります。建物が密集する細い道は建物が倒壊するおそれがあります。なるべく広い道を通って避難するようにしましょう。
また、川や崖の近くは地盤が崩れる恐れがあるほか、石垣・ブロック塀のそばも危険なため避けるようにしましょう。
また、地図でたどるだけでなく実際に歩いてチェックしてください。
避難の経路は、火災や崩れた建物で道が通れなくなることも考え、一つの道順だけでなく複数の経路を探しておきましょう。
また、体に障害がある人や足腰が不自由なお年寄りが近くにいる場合どのような手段で避難させるかも地域で考えておくようにしましょう。避難用のリヤカーや車いすを準備しておくことも有効です。
津波の高さ 今回は津波の高さについてお伝えします。
津波情報の中で発表される津波の高さは海岸線での平均的な値です。場所によっては予想された高さよりも高い津波が押し寄せることがあります。
では、津波の高さと、それがもたらす影響です。
わずか30cmの津波でも立っていることが困難になり押し流されます。津波の高さが1メートルを超えると木造家屋等に被害が出始めます。また2メートルを超えると木造家屋は全壊するおそれがあります。50cmほどの津波でも、船舶や木材などの漂流物の直撃によって家屋に被害が出る場合があります。
津波の高さが1mを超えると予想される沿岸地域には津波警報が、津波の高さが3mを超えると予想される地域には大津波警報が発表されます。
NHKではさらに巨大な津波が押し寄せると予想された際には「東日本大震災クラスの津波」という表現で避難を呼びかけます。東日本大震災を思い出し、大至急高台に避難してください。
また、沿岸近くで地震が発生した場合、警報や注意報の発表が間に合わない事もあります。海岸付近で強い揺れを感じたら、念のためすみやかに高台へ避難して下さい。
津波から徒歩で逃げるのか車に乗るか 今回は津波からの避難方法で迷いがちな、徒歩と車どちらで逃げるかについてです。
東日本大震災を受けて国の中央防災会議は、平成23年に、津波から避難する方法をそれまでの「原則自動車禁止」から「原則徒歩」に変更する方針を決めました。これは東日本大震災の際に車で避難した生存者が多数いたのを受け、高台が遠い場合や高齢者や子ども、障害者がいる場合など、実情に応じて、車の利用を認めることにしたものです。
ただし、内閣府の調査によると東日本大震災で生存者の6割が車で避難した一方、その3分の1は渋滞に巻き込まれ、車が良い避難手段とは一概にも言いきれません。住んでいる地域の環境や、家族構成、避難場所との位置関係などを考慮して、避難方法は事前に検討し、いざという時最善の方法をとれるようにしておきましょう。
台風・豪雨

台風・水害編

台風の進路 今回は台風の進路についてです。
台風は東南アジアやミクロネシア地方で発生する低気圧のうち、最大風速が毎秒17.2m以上に発達したものをいいます。
春先は赤道付近で発生し、そのまま西のフィリピン方面に向かう場合が多く、夏になると発生すると緯度が高くなり、日本に向かって北上してくるものが多くなります。秋が深まるにつれ、再び低い緯度で発生するようになり、そのほとんどが西に向かいますが、一部は日本の南の海上を北東に進むものもあります。
台風は1年間に平均で26個発生します。発生件数を月別に見ますと、最も多いのが8月、ついで9月、7月、10月と続きます。平成23年の台風12号は全国で多くの死者を出し、各地で土砂崩れなどのおおきな被害をもたらしました。台風12号だけでなく、過去に大きな災害をもたらした台風の多くは9月に日本に上陸した台風です。
台風の風 今回は台風の風についてです。
台風は巨大な空気の渦巻きで、地表付近では中心に向かって反時計まわりに強い風が吹きこんでいます。そのため、進行方向に向かって東側の半円では、台風の中心に吹き込む風と台風を移動させる風が同じ方向に吹くため風が強まります。逆に西側の半円では中心に吹き込む風と台風を移動させる風が逆方向になるので、東側の半円に比べると風速がいくぶん小さくなります。したがって、自分の住んでいるところが台風の東側になるときは風がきわめて強くなります。
一般に台風の中心が近付いてくると風が強くなり、台風の中心の近くで風が強くなります。しかし、台風の中心が過ぎると、およそ1、2時間後には風向きが反対になって、強い「吹き返しの風」が吹いてきます。風が弱まったからといって、屋根の上に上がったり、家の周りを歩いたりすることは危険です。台風が接近しているときは、避難するとき以外、むやみに外に出ないようにしましょう。
台風の大きさ 今回は台風の大きさについてです。
台風には暴風域と強風域があります。
暴風域は風速25m以上の風が吹いている範囲を指します。風速25m以上の風は樹木が根こそぎ倒れ始めるほか、家のかわらが飛び、住宅に大きな損害が出る強さです。
一方、強風域は、風速15m以上の風が吹いている範囲です。樹木全体が倒れ、風に向かっては歩きにくくなります。
台風の大きさはこの強風域の半径で決められます。強風域の半径が500キロ以上、800キロ未満ならば「大きい」といわれています。これは西日本全体を覆うほどの大きさです。さらに、強風域の半径が800キロ以上ならば「非常に大きい」といわれています。「非常に大きい」台風は、本州をすっぽり覆うほどの大きさです。
台風の強さ 今回は台風の強さについてです。
台風の強さは台風の最大風速で区分します。
最大風速が秒速33m以上、44m未満ならば「強い」台風です。これは木の小枝が折れるほか、風に向かって歩けないほどの強さです。
次に、最大風速が44m以上、54m未満ならば「非常に強い」台風です。これは住宅の瓦がはがれるなどの被害は出ます。さらに最大風速が秒速54m以上ならば「猛烈」な台風と呼びます。猛烈な台風になりますと、家の屋根が飛び列車も倒れ、たいていの木造家屋が倒れる被害が出るとされています。
台風に備える 今回は、台風の備えについてです。
まずは、台風が来る前の家の外の備えについてです。家の窓や雨戸はしっかりと鍵をかけましょう。また排水溝や側溝は掃除しておくと水はけがよくなります。家の中では断水に備えて水を確保しましょう。風呂場の浴槽に水を張ったりしてトイレなどの生活用水を確保することも大切です。塩害によって長期間、停電するおそれがあり、冷蔵庫のものが腐ることが考えられます。飲料水や食料品の備えは十分にしておきましょう。
さらに避難する時に備えて、学校や公民館など指定されている避難場所への経路を確認しておきましょう。あらかじめ非常持ち出し品をまとめて、リュックサックなどに入れておくとすばやく避難できます。事前に準備しておくことで、被害は最小限に抑えることができます。
台風が近づいているときは準備をしっかりしましょう。
高潮 今回は高潮についてです。
高潮は台風や発達した低気圧に伴って海水面が異常に高くなる現象です。
台風の強い風が海岸に向かって吹く場合、海水が海岸にふきよせられて、海面が上昇します。台風が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がります。気圧が1ヘクトパスカル低くなると海面がおよそ1cm高くなると言われます。
例えば、それまで1000ヘクトパスカルの場所へ950ヘクトパスカルの台風が来ると海面はその差の50ヘクトパスカルぶん、50cm高くなります。気圧の低い台風が接近し、強い風が吹けば吹くほど大きな高潮が起こります。また台風の接近が満潮時刻と重なると、海面はさらに高くなります。
平成11年9月の台風18号では、熊本県で高潮が起こり、12人が亡くなりました。 台風が来る際はあらかじめ満潮時刻を知っておくことが大切です。
台風の時の避難 今回は台風が起こった時の避難についてお伝えします。
台風が接近してから屋外に出るのは大変危険です。テレビやラジオの台風情報に注意して必要であれば早めの避難を心がけましょう。
避難する時は傘より雨がっぱの方が、両手が使えるので安心です。荷物はリュックサックなどにまとめ最小限にしましょう。長靴は水が入ると歩きにくいため、浸水が考えられる場所では脱げにくいひも靴を履きましょう。持ち出す物は、携帯ラジオ、照明ライト、火を通さなくても食べることができる非常食やミネラルウォーターなどが役立ちます。また薬やあかちゃんのおむつなど家庭によって、必要なものは違うため台風の際に何が必要か日ごろから考え、準備しておくことが必要です。
台風の危険性 今回は台風の危険性についてお伝えします。
1時間30ミリの雨量、風速20メートルでは息をするのもつらくなります。雨量が50ミリになると立っていることも難しくなります。台風が接近している時に無理に帰宅するのは危険です。雨と風が収まるまで職場や学校などにとどまりましょう。
また台風による風は大きな危険をもたらします。風速15m以上の風が吹いている範囲を強風域、風速25m以上の風が吹いている範囲を暴風域といいます。強風域では傘はほとんど役に立ちません。暴風域ではまっすぐ立っていることもできません。強い風が予想される時は建物の補強をしておきましょう。飛ばされそうなものは固定したり、家の中に片づけておきます。ただし風が強まってからの作業は危険です。準備は早めに済ませておきましょう。

土砂災害・集中豪雨

集中豪雨 今回は、集中豪雨についてお伝えします。
活発な前線に南から暖かく湿った空気が流れ込むと、集中豪雨が引き起こされることがあります。
平成24年7月上旬、大分県内に猛烈な雨が降りました。土砂災害や川の氾濫が相次ぎ3人が死亡、1人が行方不明となり、あわせて2700棟以上の住宅が壊れたり水に浸かったりしました。
突発的な大雨となる集中豪雨は、局地的に大きな被害が出る恐れがあります。特に山間部では危険な急傾斜地が多いため、雨水が一気に渓流に流れ込み、川の水位が急激に上昇します。集中豪雨は台風とは異なり、どの地域でいつ起きるかを特定するのが難しいとされています。
大分地方気象台では「長雨によって地面が十分湿っている状態で、激しい雷を繰り返し伴う雨が降り続くときが避難のポイントだ」としています。
土砂災害について 今回は大雨が引き起こす土砂災害についてです。
土砂災害には、山崩れ、崖崩れ、落石、土石流、地滑りなどがあります。
このうち山崩れは、山や丘などで斜面の上の部分の地肌や岩石が崩れ落ちる現象です。
またがけ崩れは、住宅の周辺の斜面や、都市周辺の台地から土砂が滑り落ちる現象を言います。山崩れとがけ崩れは、傾斜の角度が30度以上で高さが5m以上の斜面で起きやすいとされています。
山崩れとがけ崩れには次のような前兆現象があります。斜面にひび割れがある。異様な音やにおいがする。斜面から濁った水が噴き出す。地下水や湧き水が止まるなどが挙げられます。都市周辺の新しい住宅地でのがけ崩れによる災害が増えてきています。
前兆現象を察知して、すばやい避難を心がけましょう。
土石流について 今回は土石流についてです。
土石流は、川底にたまった石や土砂が集中豪雨や長雨によって一気に下流に流れる現象です。
平成24年の九州北部豪雨では、熊本県の阿蘇市各所で土石流が発生しました。
土石流の流れの速さは規模によって異なりますが、時速20キロから40キロにも達します。岩や木を巻き込んで扇形に広がり、一瞬のうちに住宅を飲み込んでしまうほどの破壊力を持つことがあります。
土石流が起こりやすいのは山を流れる川です。特に川岸や川の上流に、崩れやすい土砂がたくさんあるところです。普段は水が流れていない谷でも、大雨が降ると急に流れの激しい川になるところもあります。谷の下流に大きな石があるところは、かつて土石流が起きた可能性があり、注意が必要です。自分の住んでいる地域が土石流への警戒が必要なところか日ごろから確かめておきましょう。
都市型水害について 今回は都市型水害についてです。
洪水は山間部や川の近くだけで起こるとは限りません。
近年では、地表がアスファルトなどで舗装されていて、水を浸透・吸収することができない都市部でも、大雨になると下水管からあふれて洪水が起きています。下水道においては、地下に浴室やトイレがある場合は逆流することがあります。
また、冠水したマンホールのふたが浮上し、地上に噴出するため生活排水や汚水がながれるため衛生的にも良くはありません。
都道府県や市町村などから出される洪水に関する情報を日ごろからチェックしておきましょう。また、各家庭では、水の浸水を食い止めるため、あらかじめ低い場所などに土嚢を用意しておくことや、地下室などがある場合は排水ポンプを設置するなどの対策をしておきましょう。
アンダーパスの危険 今回はアンダーパスの危険についてお伝えします。
アンダーパスとは、周辺の地面よりも低くなっている道路のことを指します。地形的に雨水が集中しやすい地形となっています。
近年、全国各地で多発する集中豪雨により、アンダーパスで車両が水没するなどの事故が相次いでいます。
大分県では車両の水没の危険があるアンダーパスに冠水の注意や冠水状況を知らせるための装置を設置したり、冠水した場合には道路の通行止めを行っています。
しかし、発生の予想が困難な集中豪雨などでは、短時間に冠水することがあり、通行止め等の措置が遅れることもあるので注意が必要です。
道路が冠水している状況を発見した場合には不用意に通行せず迂回するようにしてください。万が一、冠水した場所に侵入し、エンジンが止まって脱出が困難な場合は窓を割ってでも車内から脱出し、冠水のない安全な場所に避難してください。
集中豪雨の時の避難 今回は集中豪雨での避難についてです。
集中豪雨が最も発生しやすいのは梅雨の時期です。6月末~7月末、または8月末~9月末のかけての前線ができやすい時期には、早く気象情報を知るように心がけて下さい。
危険雨量の目安は、空き缶にたまった雨が2~3時間のうちに深さ15センチもあれば集中豪雨といえます。その場合はすぐに避難の準備をしましょう。
また1時間雨量が20~30ミリになると、がけ崩れのおそれがあります。避難の時期を逃さないためにも、自分の住んでいるところがどのくらいの雨で危険になるのかもあらかじめ知っておくことが大切です。
集中豪雨からの身を守るために早く危険を察知して避難して下さい。
その他

災害への備え準備品

非常持ち出し品 今回はもしものときに備える持ち出し品についてです。
日ごろからリュックサックやかばんなどに必要最小限のものを詰めておくと、すばやく非難することができます。避難のときに支障のない重さは成人男性で15キロ、女性では10キロほどです。
中に入れておくのは、乾パンや缶詰などの非常食、目安は3日分。飲み水は一日一人3リットルが目安です。大事な情報源のラジオそして懐中電灯。予備の電池も用意しておくと安心です。それに衣類や毛布、傷薬や常備薬、手袋、ティッシュ。家庭によってはおむつやミルク、離乳食。コンタクトレンズの保存液やメガネ、保険証もあると役立ちます。
貴重品もいざという時に持ち出せるように日ごろから整理しておきましょう。
万が一の家族の行動 今回は万が一の時の家族の行動の確認についてです。
地震はいつ起きるか分かりません。平日の昼間など、家族が勤め先や学校にいってバラバラになっていることも考えられます。その時どう行動するのか、家族で話し合い決めておきましょう。家族が離れている時間に大きな地震が起きたら、交通機関は止まり、電話もかかりにくくなって連絡をとるのはまず不可能だという前提でどうするかを考えます。集合場所を決めたり、家の壁に伝言を張り出すことを決めたりするなど、簡単なルールを作るだけでもいざという時にずいぶん役立ちます。
また電話回線自体には異常がない場合、NTTでは「災害用伝言ダイヤル」というサービスを行っています。災害時に伝言を録音し、家族がどこからでもその内容が聞けるというものです。伝言は公衆電話や携帯電話からも聞くことができます。
突然の地震のとき、家族はどう行動するのか、今のうちに話し合っておきましょう。
地震後に家族と連絡を取る 今回は地震など災害が起きた後に、離れた場所にいる家族と連絡をとる方法です。
一般の電話回線や携帯電話は通話が殺到してパンクしたり通話が制限されたりしてほとんどつながらない可能性があります。
東日本大大震災では岩手、宮城、福島でおよそ9時間に渡って電話がつながりにくい状態が続きました。NTTはかかりにくいと判断した地域の電話を対象に「災害用伝言ダイヤル」というサービスを行います。
これはいざという時に自宅の電話番号を手がかりに家族同士が伝言を録音したり、伝言を聞いたりして連絡を取り合う仕組みです。自宅の電話は一般の加入電話に限ります。
番号は局番なしの「171」番です。まず171に電話をかけ、音声案内に従えば簡単に操作できます。 一般電話や携帯電話、公衆電話からも伝言を聞くことができます。ただし、NTTの設備自体が壊れた地域ではこのサービスも使えなくなる場合があります。
災害で家族が連絡を取れなくなってしまったらどうするのか、日ごろから話し合い、申し合わせておきましょう。
隣近所の助け合い 今回は隣近所の助け合いについてです。
大きな災害が起きた時、多くのけが人が出ることが予想されます。
けが人の救出は、早ければ早いほど助かる確率は高くなりますが、消防や警察だけでは手が回らないことも考えられます。
阪神淡路大震災でも、建物の下敷きになった人のうち、消防や警察に救助されたのは20%あまりで、多くの人が隣近所の人に助けられました。
また平成24年に起きた九州北部豪雨でも日田や中津・竹田で川が氾濫し建物が流される中、近所の人の声の掛け合いによって人的被害を最小限に食い止めました。
災害の後、自分や家族の無事を確認するとともに、隣近所で声を掛け合い、近くで怪我をした人や行方がわからなくなった人がいないか確かめましょう。救助活動や応急手当、火の手が上がっている場合は消火活動にあたってください。高齢者や体の不自由な人など避難の際に手助けが必要な人が地域にどれくらいいるかを正しく把握し、役割を分担して手助けをすることが求められます。
いざという時のためにも、普段からの隣近所とのつながりが大切です。
避難所での生活 今回は避難所での生活についてです。
地震によって家が壊れたり危険になったりして、避難所で生活せざるを得ないこともあります。学校や公民館などでの避難生活はプライバシーの確保が難しく、赤ちゃんからお年寄りまで様々な人が共同生活を送ることになります。
食事や毛布などの緊急物資を配ったり、不足している物資を調べて行政に依頼したりするなど、被災者自らがしなければならないことがたくさんあります。
東日本大震災では、避難所生活の中で被災者同士が自治組織を作り、係りやルールを決めて避難所の運営に当たっていたところもありました。災害で身も心も疲れ果てている中で、避難所でトラブルなく共同生活を送るのは簡単なことではありません。自分や家族だけでなく、一人暮らしのお年寄りを助けたり、子供の面倒を見たり、お互い助け合う心構えが大切です。
災害用伝言版サービス 今回は携帯電話を使った「災害用伝言版サービス」についてです。
地震や台風、豪雨など大規模な災害が発生した場合、一般の電話回線や携帯電話はほとんどつながらない可能性があります。
東日本大大震災では岩手、宮城、福島でおよそ9時間に渡って電話がつながりにくい状態が続きました。
そこで、携帯電話のインターネット接続サービスを使って、自分の安否情報を家族や友人に伝える方法があります。それが「災害用伝言版サービス」です。
このサービスは東日本大震災などの震度6弱以上の地震や、九州北部豪雨などの記録的な大雨など大きな災害が発生した時に臨時に行われます。被災地にいる人がメニュー画面から「災害用伝言版」に入り、自分自身の安否を書き込むことができます。その安否情報は災害用伝言版サービス上で、相手の携帯電話番号を入力すれば見ることができます。これは会社の違う携帯電話同士でも利用することができます。
避難所で役立つもの 今回は避難所で役立つものについてです。
避難生活では身近にある日用品や台所用品が意外に役立ちます。大きなごみ袋は頭を通す穴を開ければ雨具や防寒具として使えます。
また袋を二重にして使えば水をためておく容器の代わりになり、段ボールの底に広げて入れると、簡易トイレにもなります。それに、水と、せっけんや洗剤を入れて袋ごと手もみすると水を無駄に使わずに洗濯できます。また食材の保存などに使うラップフィルムも役立ちます。さらに敷いて使い、食べた後はラップだけ捨てれば皿を洗う水や手間を省けます。 ガーゼの上から巻けば、包帯の役目も果たします。このほか、さらしのような長い布は包帯やおしめ、手ぬぐいなどいろいろな用途に使えるほか、巻いて使えばロープとしても使えます。
これは価格も安くそれほどかさばらないので、非常持ち出し品の中にいれておくとよいでしょう。
災害弱者への備え 今回は災害弱者の人々の備えについてお伝えします。
災害弱者とは一人では災害に対する備えや災害時の避難行動が困難で、障害者や高齢者乳幼児など日ごろから周りからの支援や手助けを必要としている人をいいます。
寝たきりの高齢者のいる家庭では、非常持ち出し品に紙おむつなど介護用品を加えておきましょう。
目の不自由な人には杖や点字器を用意しましょう。すぐに情報を得るためにラジオを身近なところにおきましょう。
耳の不自由な人には非常持ち出し品の中に補聴器用電池、筆談のためのメモ用紙筆記用具などを用意しましょう。枕元には補聴器を置くようにしましょう。
杖や歩行器を使用している人は、いつも身近におくようにしましょう。車いすは家具の下敷きにならないところに置きましょう。 乳幼児がいる家庭では非常持ち出し品の中に紙おむつや粉ミルク、水などを入れておきましょう。
安心安全メール・河川情報アラームメール 今回は災害情報をいち早く入手できるメールサービスについてです。
大分県では、大雨や洪水などの気象情報や津波警報・注意報、避難勧告・指示といった防災情報を携帯電話やパソコンへ電子メールでお知らせしています。
大分県が配信している県民安心・安全メールは、大分県のホームページから登録することができます。登録方法は、ホームページの案内に従うか、もしくは大分県防災危機管理課までお問い合わせください。
また国土交通省九州地方整備局では、九州地方の雨量や川の水位の情報を携帯メールでお知らせをする河川情報アラームメールを配信しています。
これは九州管内の川に配置した雨量・水位観測所の中から利用者が必要とする観測所を選んで登録すると、基準値を超えた観測所のデータが配信されるという仕組みです。登録はホームページの案内に従うか、国土交通省九州地方整備局の水災害予報センターにお問い合わせください。
安心安全メール・河川情報アラームメールともに登録料・情報料は無料です。いざという時に活用して下さい。

発令される警報等の防災情報

大雨洪水警報 今回は、大雨・洪水警報の基準についてです。
大雨警報は、大雨によって土砂災害など重大な災害が起きる恐れがある場合に発表されます。
洪水警報は大雨によって河川の水位が増し、そのために河川の氾濫や低い土地での浸水などの災害が起きる恐れがある場合に発表されます。
平成22年5月からは市町村ごとに警報や注意報が発表されるようになりました。これは豪雨や台風などの際、住民や自治体がより適切に避難の判断を下せるようにするためです。大雨や洪水などの警報が発表された場合にはテレビやラジオで放送されます。
また市町村ごとに発表される警報・注意報の詳細な内容は気象庁のホームページで確認することができます。
警報が発表された場合、持ち出し品を確認し、いつでも避難できるように準備しておきましょう。
土砂災害警戒情報 今回は土砂災害警戒情報についてです。
土砂災害警戒情報は、大雨警報が出ている中で土砂災害が発生するおそれが高まった際に市町村単位で発表されるものです。大分県と気象台が共同で発表します。
これは、住民の自主的な避難に役立ててもらうほか、市町村の避難勧告や避難指示を発令する際の目安にしてもらうためです。
さらに大分県では、土砂災害に関する情報を県のホームページで詳しく紹介しています。ホームページでは県内を5キロごと246か所に分け、その地域ごとに雨が降っているときの土砂災害の危険度を4段階に分けて表示しています。
また、土石流やがけ崩れの危険性の高い場所、さらに過去に起きた災害の履歴もわかるようになっています。あらかじめ自分の住んでいる地域に危険個所がないか確認しておくことが大切です。大雨の際は、土砂災害に関する情報に注意し、早めの確認を心がけましょう。
川の水位について 今回は、大雨の時に高くなる川の水位についてです。
大雨の時に注意を呼び掛ける水位は3つあります。
水位の低い順に「はんらん注意水位」「避難判断水位」「はんらん危険水位」となっています。
まず、「はんらん注意水位」は、水防法で定める各水防管理団体が水害の発生に備えて出動する水位を指します。
次に、「避難判断水位」は、各市町村が避難勧告などを住民に対して発表するときの目安となる水位です。
「はんらん危険水位」ははんらんの危険性が高まった水位を指します。
これは県内7つの大きな河川に設定されています。大雨より川が増水した場合、川と岸の境界線がわかりにくくあるため、川の近くに行くのは非常に危険です。川の近くに住んでいる方は、大雨の際、川の水位の情報にも注意しましょう。
避難勧告と避難指示 今回は避難勧告と避難指示についてです。
災害によって人に被害がでるおそれが高まった際に、市町村長から避難勧告や避難指示が出されます。
避難勧告は、災害によって被害が予想される地区に住んでいる人に対して、指定された避難場所への避難を勧めるものです。
避難指示は住民に対し、避難勧告よりも強く避難を求めるものです。
避難勧告よりも急を要する場合や、人に被害が出る危険性が非常に高まった場合に発表されます。
避難勧告や避難指示が出ない場合でも危険を感じた場合は近くの公民館や学校などに自主的に避難することも必要です。そして、実際に避難する際は、近所の人にも声をかけてなるべく集団で避難するようにしましょう。自分たちがどこに避難すればいいのか、どの道を通れば安全に避難できるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
しかし、災害時は建物が倒壊し避難経路をふさいでしまうことも考えられます。日ごろから別のルートも考えておきましょう。
竜巻注意情報 今回は竜巻注意情報についてです。
竜巻は発達した積乱雲に伴って発生する激しい渦巻きです。短時間で狭い範囲に集中して大きな被害をもたらします。
平成24年5月には茨城県や栃木県で竜巻によって1人が死亡し、550棟もの家屋が全壊するなどの被害を受けました。また竜巻に伴って発生した落雷によって死亡する例も報告されています。
こうした被害を受けて気象庁では平成20年から「竜巻注意情報」の発表を始めました。
竜巻注意情報は雷注意情報が出ている地域に発表されます。竜巻注意情報が発表されたら周囲の状況に注意しましょう。急に空が暗くなったり、大粒の雨やひょうが降り始めるなど、積乱雲が近づく兆候が見られたら頑丈な建物の中に避難するなど安全を確保しましょう。大きなガラス窓の周りや舌は大変危険です。また、電柱や樹木も倒壊するおそれがありますので近づかないようにしましょう。
竜巻注意情報が発表されてからしばらくは警戒してください。
防災行政無線 今回は防災行政無線についてお伝えします。
防災行政無線は大雨や地震などの災害が起きた時に、屋外に設置したスピーカーなどを通して警報や避難勧告などの情報をいち早く正確に住民に伝える役割があります。しかし、大分県では未だ整備が進んでいない地域もあり、できるだけ早い整備が求められています。一方で、防災行政無線が整備されていても、使うことができなければ意味がありません。
平成23年の東日本大震災では、津波や停電で使えない自治体が多くありました。また、大分県でも平成24年の九州北部豪雨では、音声が雨の音でかき消されるなどして情報が住民にうまく伝わらない地域がありました。
大分県は、東南海・南海地震が起きた場合、大きな被害が予想されることから、市町村に対して毎年訓練を繰り返し、いざという時に防災行政無線が有効に使えるように働きかけています。

その他災害等

火山に対する備え 今回は火山に対する備えについてです。
日本は世界でも有数の火山大国です。火山噴火による災害はいつ起こるかわかりません。
最近では平成23年の宮崎県の新燃岳の噴火です。火山灰が宮崎県内各地におよび、鉄道や高速道路の通行止め、農作物の不良など影響を及ぼしました。
大分県でも、現在は穏やかな状態が続いていますが、九重山(くじゅうさん)や鶴見岳・伽藍岳(がらんだけ)、由布岳といった活火山があります。火山周辺に住んでいる住民は都道府県や市町村から出される火山噴火に関する防災情報に注意して安全を確保しましょう。
また風向きによってははるか遠くの火山から火山灰が降ってくることがありますから、油断はできません。火山灰は細かい粒子のため機器などに入り込み、停電を引き起こす可能性もあります。最低三日分の飲み物や食べ物、ラジオや懐中電灯、そして火山灰を吸い込まないために、防塵マスクやゴーグルを用意しておきましょう。
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