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おはようビタミン

2017年10月2日(月)

“廃線観光”

 いま廃止になった鉄道路線・・・廃線跡を歩いてハイキングをしたり、廃線を使った新しいレジャーを楽しむ人が増えています。

リポーター:赤松俊理アナウンサー

いま人気の廃線跡ハイキングコース!

 兵庫県、武庫川渓谷の廃線跡は、今も貴重な鉄道遺産が残っていて人気です。ここはかつて、旧国鉄福知山線の路線の一部でした。1986年にルート変更のため廃線になりましたが、去年11月、ハイキングコースとして一般開放されました。この場所の歴史や文化的な価値を調べている小川嘉憲さんによると「廃線跡のトンネルを通ったり、鉄橋を通ったりする非日常的な体験がいっぱいできる」ことが魅力。たとえばトンネル。明治時代にレンガを積みあげて作られた歴史ある建造物で、中を歩くと作業員が列車をやり過ごすための退避壕(たいひごう)も残っています。また、落石避けの防護柵には、以前は線路に使われていたレールが再利用されています。レールをよく見ると、「HANKAKU(ハンカク)」の文字。大阪と舞鶴を結び「阪鶴(ハンカク)鉄道」と呼ばれていた頃の名残です。過ぎ去りし日の鉄道に思いをはせることができるハイキングコースです。

廃線跡を利用した新しいレジャー

続いて、やって来たのは岐阜県の北部、飛驒市神岡町。ここでは、かつて町を走っていた神岡鉄道の廃線跡を利用した“レールマウンテンバイク”が人気です。主に鉱山からの物資を運ぶ鉄道として発展した神岡鉄道は、この町のシンボルでした。2006年、廃線になりましたが、町の人たちは、線路だけは残したいとアイデアを出し合い、このアトラクションを考案しました。駅のホームを通過したり、町を一望できたり、コースもユニーク。電動アシストが付いた自転車で快適にレールの上を走りながら風景を楽しめます。さらに、夏から新しいイベントが始まりました。かつて、この神岡鉄道を走っていた「おくひだ2号」。この列車を、元運転士さんの指導を受けながら、車庫の前の100メートルほどを運転することができます。この運転体験は、毎月2日間10組限定で開催されていますが、予約を取るのも難しい人気イベントになっています。