これまでの放送

2020年1月19日(日)

大河ドラマ「麒麟がくる」 長谷川博己さんが描く“新しい光秀”

1月19日から始まった大河ドラマ「麒麟がくる」。群雄割拠の室町時代末期を舞台に乱世を駆け抜けた英傑たちの生きざまを壮大なスケールで描きます。
主人公、謎に満ちた知将・明智光秀を演じる長谷川博己さんに放送を前に、役への思いやドラマの見どころを新井秀和キャスターが伺いました。

明智光秀役 長谷川博己さんに聞く

新井
「まもなく放送ですけど、今どんなお気持ちですか?」

長谷川博己さん
「早く見てもらいたいですけど、始まるとなるとやっぱり不安半分期待半分で少しドキドキしますね。気持ちはやわらかく、そういう気持ちでやっていますね。」

織田信長の家臣となり、戦国最大のミステリー「本能寺の変」を引き起こした光秀は信長を討ったことから、これまで冷酷な策士や悪役として、多くの映画やドラマで描かれてきました。また、現在の岐阜県、美濃の下級武士として生まれ、その前半生は資料に乏しく謎に満ちています。
今回のドラマでは、大胆な解釈で、これまでとは違った光秀像を描こうとしています。

主演 長谷川博己さん ドラマで描く“新しい光秀”

新井
「いちばん気になるのは、長谷川さんがどんな明智光秀を演じるのかというところだと思うんですけど。」

長谷川博己さん
「知将でずる賢いとか主君を裏切ったとかそういう悪いイメージがほとんどでしたけれど、今回の大河ドラマでは普通の青年として描いていきます。『たけだけしい光秀をみたい』『なるべく喜怒哀楽を出してくれ』という要望もありました。これはひとつの挑戦でもあるんですけれども、新しい明智光秀像を作っているという感じがあります。」

長谷川さんが“新しい光秀像”を描こうと思ったきっかけは脚本家の池端俊策さんからかけられた意外なひと言だったといいます。

長谷川博己さん
「『本能寺の変を起こした人物として、その逆算で役をみんな考えるけれど、そうはしないでください』というお話だったので美濃を守る一人の青年として、若い武士として演じていって、そこからどういうふうになるかは、そのときの状況に任せようというつもりで演じています。」

史実に縛られるのでなく、多くの武将たちと出会い、もがきながら成長していく光秀の姿を視聴者も一緒に感じてほしいといいます。

長谷川博己さん
「話の結末は、歴史を調べてしまえば、大体わかってしまうんですけれどもね。光秀はすごく選択を強いられるんです。そういうときにどう動くかというのは現場現場のライブ感で決めているところがあります。決して予定調和にならないものがありますし、突然、何かが生まれる場合もあります。すごく面白い現場なので、そういうドキドキが視聴者にも伝わるといいと思っています。」

新井
「役者としても試される部分があったりするんじゃないんですか?」

長谷川博己さん
「見た方に、どういうふうに捉えられるか、ちょっと未知数ですが、スタッフやキャストのみんなとは、ブレずに行きたいね、という話はしています。」

“光秀”の役作りは

連続テレビ小説「まんぷく」ではヒロインの夫・萬平を好演した長谷川さんはラーメンをどう口に運べば、よりおいしく見えるか研究し、役になりきることを目指したといいます。

長谷川さんは、光秀の人となりに迫ろうとゆかりの地も訪ね今回も役作りに没頭しているそうです。

長谷川博己さん
「常にどこか頭の片隅に明智光秀がいまして、なにかをするときやなにかを取るときに、明智光秀だったらこういう風に取るよなとか思ったりするんです。そういう意味では気が抜けないというところがありますね。」

新井
「そんな中で、ちょっとほっとできる時間はありますか?」

長谷川博己さん
「サウナに入っているときですかね。」

新井
「その時だけは、よろいを脱いで?」

長谷川博己さん
「そうですね。サウナと水風呂ですね。」

鍵を握る“麒麟”とは

気になるのがタイトルにもある「麒麟」。中国の神話に登場する聖なる動物・神獣で、王がよい政治を行ったときに現れるとされています。

新井
「やはり麒麟は明智光秀、ということになるんですか?」

長谷川博己さん
「それはまだ言えません(笑)。麒麟が人物とも考えられますし本当に神獣として訪れるのかも知れませんし…。ポスターでは、まるで光秀が麒麟のようにも見えますね。」

新井
「そのあたりが1年間見ていくとわかるんですね?」

長谷川博己さん
「どうなるんでしょうね、僕自身も楽しみにしています。」

ドラマの見どころは

新井
「視聴者のみなさんにはドラマのどんなところを楽しんでほしいですか?」

長谷川博己さん
「色彩も鮮やかで戦国時代という時代ですが、新しい撮影方法やいろいろなものと重なって、すごく今の人が見たときに、見やすいように作れていると思うんですね。戦国時代の1つの国というのは会社組織と似ているんじゃないでしょうかね。その中で明智光秀は初めは下級武士ですよね。そこから出世するというところとか会社組織で働いている方々と似ているところがあるんじゃないでしょうか。そういう意味では、すごく感情移入できる作品だと思います。少しでも元気になれるような作品になれたらと思います。」

1月19日から放送開始となった大河ドラマ「麒麟がくる」では、戦国時代を初めて全編4Kで撮影した映像も注目です。

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