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2020年1月18日(土)

最後のセンター試験 広がる“安全志向”

全国で55万人あまりが受験するセンター試験が18日と19日の2日間、全国689の会場で行われました。
その会場の1つ、東大本郷キャンパスの正門前では朝早くから応援に来た予備校関係者の姿が見えました。


来年からは、新しい大学入学共通テストが始まるため、センター試験は今回で最後です。受験生の間では、志望校の選び方に、安全志向が広がっているようです。

「学問の神様」として知られる東京・湯島天神では、受験シーズンを迎え、大勢の人たちが参拝しています。
合格への願いを込めた絵馬は、およそ4万枚。

最後のセンター試験に臨む受験生たちに、今の心境を聞きました。

受験生
「あとがないのでめっちゃ緊張します。」

受験生
「下の子たちは次のテストの練習とかしているが、ここで落ちると(僕たちが)逆に不利になるっていう焦りがあって、今年落ちれない気持ちがあるので。」

来年(2021年)から試験のあり方が変わることで、志望校の選び方にも影響が出ています。
センター試験を活用した私立大学の合格を目指している桑原さんは、先月(12月)、より受かりやすい大学を受験することを決めました。さらに合格率を高めるため、難易度の近い大学を探し回り、受験校を2校から6校に増やしました。

桑原功武さん
「失敗はできないと思ったので、結構慎重に考えました。今年でもう受かりたい。」

受験生全体の志望の動向について大手予備校では、以下のように分析します。

河合塾 教育情報部 富沢弘和部長
「ひと言でいえば安全志向が非常に強い年だと思う。難関大学を敬遠する、避けるような動きが見られますし、確実に受かりそうな大学を志望校としてたくさん記入する傾向にありますので、確実に合格したい志向が強く感じられます。」

しかし、今年の受験に関しては、必ずしも安全志向でいく必要はないと指摘しています。
志願者数が減っているため、志望校の入学定員に変わりがなければ、大学によっては合格のチャンスが増えるとみています。

河合塾 教育情報部 富沢弘和部長
「入学者数をしっかり確保しなくてはいけない、ということで考えると、大学側も厳しい状況になると思います。入試全体としてはですね、競争緩和。」

今年の受験生へのメッセージは。

河合塾 教育情報部 富沢弘和部長
「今年はチャンス、最後まで志望を貫こう。できるだけ最後まで、志望を貫けば、いい結果が得られるような年だと思いますので、最後まであきらめずあきらめず頑張ってほしいと思います。」

今日に至るまで、受験生の皆さんは本当にいろんな迷いや苦悩もあったと思うんですが、まずは目の前の試験に向け全力を尽くしてほしいですね。

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