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2018年7月28日(土)

「ジュラシック・パーク」シリーズ25周年 恐竜たちに魅せられて

新井
「大きいですね!」

守本
「大きな口!わー!」

新井
「今にも襲いかかってきそうな迫力ですね!」

守本
「動きが速くて、生きているみたいですね、本当に。」

新井
「こうした恐竜のリアルな動きに、多大な影響を与えたのが…。」

守本
「映画『ジュラシック・パーク』シリーズです。
第1作の公開から25年。
今月(7月)、新たに5作目が公開されました。
数々の恐竜ブームを起こしてきた『ジュラシック・パーク』。
この25年間、人々に何をもたらしてきたのでしょうか。」

リアルさを追求して25年 「ジュラシック・パーク」の世界

最新作「ジュラシック・ワールド 炎の王国」。
火山が噴火する島から、恐竜たちを救出する物語です。
演出を手がけた、J.A.バヨナ監督です。
恐竜たちをリアルに表現するため、あるこだわりがありました。

J.A.バヨナ監督
「本物の恐竜がそこにいると思わせたいと、細心の注意を払いました。
そこで、俳優が恐竜に触れるシーンを大切にしました。」

今回、これまでのシリーズよりも多く使ったのが、精密に動くロボットです。
俳優が実際に触れて演技をすることで、恐竜たちの息づかいまで伝わるような迫力が出ると考えたのです。

J.A.バヨナ監督
「“これはファンタジーではなく、現実に起きてもおかしくない話だ”。
そう思ってもらうために、いかに恐竜を本物に見せるか。
それが“ジュラシック・パーク シリーズ”のこだわりなのです。」

“恐竜の島”で活気 再び

「ジュラシック・パーク」の第1作が公開されたのは、25年前。
以来、太古の生きものを次々とスクリーンによみがえらせてきました。
この映画がきっかけで、活気を取り戻した町があります。
熊本県・天草諸島にある、人口2,700人の御所浦町です。
過疎化でにぎわいを失いつつあったこの小さな町に、転機が訪れたのは平成9年。
国内最大級の肉食恐竜の歯の化石が発見されたのです。

その時公開されていたのが、シリーズ2作目の「ロスト・ワールド」。
世間は空前の“恐竜ブーム”に湧いていた頃でした。
町は観光客であふれかえり、化石を一目見ようと、多い時で年間2万4,000人が訪れました。

御所浦白亜紀資料館 廣瀬浩司さん
「“島が沈む”“ひっくり返る”と言われるくらい、人がどっと押し寄せ(化石を展示している)館内も人でごったがえしている状況だった。」

その後も、「ジュラシック・パーク」が公開されるたびに多くの観光客が押し寄せました。
今年(2018年)も映画の公開に合わせて、特別展を開催。
町がさらに活気づくことを期待しています。

「よそから来ていただけることは、とてもうれしい。」

「活気が出ます。
にぎやかになって、いろんな方が来てくれると。」

御所浦白亜紀資料館 廣瀬浩司さん
「映画で恐竜を見て、興味を持って、たくさんの方に来ていただきたい。」

人生を変えた「ジュラシック・パーク」

「ジュラシック・パーク」との出会いが、人生を変えたという人もいます。

加藤太一さん
「足がひれ状になった、トカゲの仲間。
機能を追求した進化がかっこいい。」

茨城県に住む加藤太一さんです。
初めて「ジュラシックパーク」を見たのは、小学生の時。
“今も忘れられない”という場面があります。

加藤太一さん
「体調が悪くなったトリケラトプスに研究者が駆けよっていくシーンで、なぜトリケラトプスは体調が悪いんだと、調べるためにふんの中に研究者が手を突っ込む。」

“瞳孔が開いているわ。”

苦しそうな恐竜の横で、原因を探ろうとする研究者。
まるで動物を扱う獣医師のように、ふんを調べます。
この様子が、本当に起きた出来事のように感じられたといいます。

加藤太一さん
「すごいな、何か研究やものを調べるためには、こういうこともしなければいけないんだと、子ども心に思ったすごく衝撃的なシーン。」

加藤さんは今、博物館で学芸員を勤めています。

茨城県自然博物館 学芸員 加藤太一さん
「好きな恐竜は何ですか?」

子ども
「ティラノサウルスとスピノサウルス。」

「ジュラシック・パーク」をきっかけに、今度は子どもたちの好奇心を伸ばす手助けをしたいと考えています。

茨城県自然博物館 学芸員 加藤太一さん
「この恐竜に向かって、『君は葉っぱを食べたか?』と聞いてください。」

子どもたち
「君は葉っぱを食べたか?」

(恐竜の鳴き声)

茨城県自然博物館 学芸員 加藤太一さん
「皆さん、すばらしいです。」

茨城県自然博物館 学芸員 加藤太一さん
「幼いころの自分を見ているような気分。
子どものころにジュラシック・パークを見て感動した。
その感動をぜひ、子どもたちにも自分が提供できたらと思う。
子どもたちが恐竜について『本当にこの姿なのかな?』『どんなものを食べていた?』という問いを、自分自身に投げかけるきっかけになれば。」



守本
「また映画が、今の子どもたちの好奇心を刺激しそうですね。」

新井
「この映画をきっかけに、また加藤さんのような研究者が生まれるかもしれませんね。」

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