これまでの放送

2018年7月25日(水)

オリンピックで変わる東京の街

高瀬
「月曜日から、2年後に迫った東京オリンピックについてお伝えしています。
今日(25日)は、オリンピックを機に変わろうとしている東京の今です。」

変わりつつある街の景色

東京渋谷区にある出版社の屋上。
2週間に1回通っている大学生たちがいます。
撮影しているのは新国立競技場です。

撮りためた写真は2年間で58枚。
街の景色が変わりつつあることを感じさせます。

撮影している学生
「ちょっと待ち遠しい気分。」

前回オリンピック 街は大きく変貌

前回のオリンピックでも、東京の街は大きく変貌を遂げました。
都心の丸の内・銀座は戦後の経済成長で大混雑。
そこで、新宿・渋谷などの「副都心」が開発されました。
それらを結ぶ高速道路なども整備。
東京の骨格ができあがったのです。

2度目のオリンピック、東京はどう変わろうとしているのでしょうか。

各地で進む再開発

高瀬
「いま東京の各地で再開発が進んでいます。
大きくわけると、この7つのエリアになります。」

和久田
「例えば、若者の街・渋谷。
いま“大人の街”を目指して200メートルを超えるビルなど、複数のビルが建設される予定です。
さらに品川駅周辺ではJR山手線の新駅が新設されて、東京ドーム3個ほどの土地が再開発される予定です。
50年前に形づくられた東京の街はいま、時代に合わせて再び変わろうとしているのです。」

高瀬
「中でもその姿を大きく変えようとしているのが、丸の内周辺エリア。
そしてこちら、有明・豊洲などの湾岸エリアです。」

丸の内周辺エリア「脱オフィス」

日本を代表するオフィス街、東京・丸の内周辺エリア。
変化のキーワードは「おもてなし」です。
いま、街には外国人ビジネスマンや観光客が急増。
そこで、ホテルや商業施設の開発が相次いでいます。

こちらは去年(2017年)開業した、キッチンや洗濯機がついた長期滞在型のホテルです。



都心では珍しい日本旅館もオープンしました。
新たな「東京の顔」として世界にアピールしようとしているのです。

三菱地所 加藤絵美副主事
「『脱オフィス』で商業や文化的な機能を取り入れることで、働く人だけではなくそれ以外の方々にも来てもらえる街にしていきたい。」

劇的な変化が進む湾岸エリア

さらに劇的な変化を遂げているのが、豊洲・有明などの湾岸エリアです。
埋め立て地で、かつては工場などが建ち並んでいたこの地域。
高層マンションの建設が相次ぎ、この5年で人口は20%以上増加しました。
中心にある豊洲駅は1日平均21万人が利用する混雑ぶり。
鉄道会社は、協力するとポイントが得られる時差通勤を呼びかけています。

東京メトロ 西崎紘一郎さん
「ほかの駅ではなかなか見られない状況。
さらに再開発も進んでいるので、予想しきれない。」

 

街で目立つのは、ベビーカー。
子育て世代もどんどん増えています。
今年(2018年)4月には小中一貫校も新たに開校。
630人の全校生徒は、5年後には倍以上に増える見通しです。

街の変化「すごく楽しみ」

4年前に引っ越してきた宮坂さん一家です。
銀座までわずか15分という近さと見晴らしのよさ。
27階のベランダから、建設中の水泳の競技場が見える点も気に入っています。

宮坂麻友さん
「身近に感じますね。」

宮坂亮さん
「日常の中にオリンピックがある、そんな感じ。」

 

この春小学校に入学した陽斗くんも、大好きな選手のこのものまね。
オリンピックをきっかけに変わる、街のこれからが楽しみだといいます。

宮坂麻友さん
「(街が)1週間、2週間ごとに来るたびに違うので。
交通の便もよくなったり、生活もしやすくなるのかな。
(街が)どうなっていくのかすごく楽しみですね。」

新しいサービスも

街には新しいサービスも浸透しています。
有明に住むこちらの男性が、自慢の愛車で向かった先は、銀座。
自分が使っていない間、マイカーを有料で利用してもらおうというのです。 
ネットを通じてマイカーを共有するサービス。
都内でも湾岸エリアの住民の利用が特に多いと言います。

サービスを利用する 桑原篤則さん
「新しい価値観をつくりたい人や新しい価値観に興味がある人。
(湾岸エリアには)そういう人が多いんじゃないかなと思います。」

互いに理解し合い 一緒に

急成長する湾岸エリア。
課題は住民どうしのつながりです。
この日は、盆踊り大会が開かれました。

地元の町会長、小安勤さんです。

豊洲町会 会長 小安勤さん
「マンションの方なんですけど、祭りが大好きなんで、町会もいろいろ協力していただいています。」

新しい住民の人たちに積極的に運営に関わってもらっています。

豊洲町会 会長 小安勤さん
「お互いに理解し合って、コミュニケーション取りながら、われわれと(新しい住民が)一緒に取り組んでいきたいと思っています。」

盆踊りに訪れた人は2日間でおよそ4,000人。
湾岸エリアに新たな街がうまれつつあります。

「♩ きみとあしたもまた会える様に、交わす言葉はありがとう、ヨイショコラありがとう
(東京五輪音頭-2020-)」

成熟した東京の姿 世界に

和久田
「前回の東京オリンピックのときは、都市に必要なインフラが公共事業として整備されたことで、街の姿が大きく変わりました。」

高瀬
「今回は商業施設やマンションなど、時代のニーズに合わせて民間が作っていることが大きな特徴です。
2020年東京オリンピックは成熟した東京の姿を世界に示す機会になりそうです。」

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