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2018年7月24日(火)

2年後の今日 東京五輪開幕!

高瀬
「2020年の東京オリンピックの開幕まで、今日(24日)であとちょうど2年となりました。」

和久田
「豊原アナウンサーと共にお伝えします。」

豊原
「おはようございます。
東京オリンピックまで2年ということは、リオデジャネイロオリンピックからもう2年がたったということですよね。」

高瀬
「4年ということはちょうど折り返し地点ということになるんですね。」

豊原
「決まった時はまだまだ先と思いましたが、あっという間ですね。
その東京オリンピック、街の人たちはどんな期待を持っているのか聞いてきました。」

東京オリンピック 街の声

まず、皆さんの口から出てきたのは競技への期待。

男性
「体操が好きなので、内村くんに頑張ってもらいたい。
あと白井くんにも。
もちろん金。
連続で団体金とれたらすごくうれしいです。」

女性
「新しい種目とかが増えたので、また違う盛り上がりというかいろいろなファン層が増えて楽しくなるんじゃないかなと。」

男性
「テニスが見たいですね。」

「何色のメダルをとってほしいですか。」

男性
「そりゃ当然金メダル。
それを見るために長生きしたいなと。」

競技以外の部分への期待の声も。

女性
「日本人のおもてなしとかを知ってもらえたらうれしい。」

女性
「ボランティアとか、通訳とかできたらすばらしいなと。」

そして多かったのは、やはりこの暑さについて。

女性
「これだけ暑いので外国人の方が心配。」

女性
「北海道から来たんですけれど暑すぎる。
選手の人かわいそう。」

女性
「暑さ対策。
本当にやってもらわないと大変。」

「ミライトワ」と「ソメイティ」

和久田
「やはりこの暑さが心配なんですけれど、みなさん、競技そのものへの期待感、そしてどうやって自分は大会に参加しようかなという、楽しみ方はいろいろありそうですね。」

豊原
「徐々に気持ちなんかも整えてる感じもありますね。
準備が進んでいると言えば、一昨日(22日)大会のマスコットの名前が発表されました。
こちらにマスコットのぬいぐるみをご用意しました。
画面左側のオリンピックのマスコットは「ミライトワ」、右側のパラリンピックのマスコットは「ソメイティ」と決まりました。」

高瀬
「こういうふうに見ると可愛いですけど、やっぱりちょっと名前が長いので、どう呼ぼうかと。
ミライちゃん…ソメちゃん?」

和久田
「愛称を付けるのも良いかもしれないですね。
ネーミングも意味がありますから、覚えたいですよね。」

豊原
「昨日(23日)はこのぬいぐるみなどの大会の公式グッズを販売する初めての常設店舗もオープンしました。
日々オリンピックが近づいていることを感じますね。
そして、競技が行われる会場の準備も進んでいます。
建設中のメイン会場、新国立競技場の上空を昨日撮影しました。」

建設進む国立競技場

リポート:元木達也(映像取材部)

新国立競技場の上空です。

建設工事が進んでいて上空から見ると、競技場全体の形がよく分かります。
およそ2,000人が作業にあたるということです。
本格的な工事は一昨年(2016年)の12月から始まりました。
NHKでは、工事が進んでいく様子を定期的にヘリコプターから撮影してきました。
立体的に処理した映像をご覧ください。

2年前の6月。
このとき敷地全体はまだ茶色い地面でした。
工事が始まるとすぐに競技場の輪郭が見え始めました。


スタンドの建設がどんどん進んでいきます。
建物の高さも増してきました。
そしてこちらが完成したときの姿です。
白い屋根が観客席をぐるっと囲むデザインになっています。


客席はおよそ6万席が作られる予定です。
そして(現在は)座席を取り付ければ観客席はほぼ完成という段階まできているそうです。
こちら、観客席に突き出した「ひさし」の部分をご覧ください。
今行われているのは、この屋根の工事です。

競技場の内側をぐるっと囲むように作られますが、地上50メートルの高さがあり、非常に難しい工事だそうです。
そして気になるのは「聖火台の場所はどこか」ということなんですけれども、検討中だということで、どこに作られるかはまだ公表されていません。
国立競技場の完成は来年11月の予定です。
以上、上空からお伝えしました。

豊原
「取材で神宮球場にお邪魔するのですが、行くたびに(新国立競技場が)ちょっとずつできているのがわかります。」

着々と整備が進む競技会場

豊原
「新国立競技場以外の会場も見ていきたいと思います。
東京大会では、都内に多くの競技会場が整備されます。
そのほとんどが選手村を中心としたエリアです。
このほか、関東各県や、東北、北海道などあわせて43の会場で競技が行われます。
このうち東京都内では8つの会場が新たに整備されることになり準備が進められています。」

このうち水泳の競技会場になる「オリンピックアクアティクスセンター」。
現在、巨大な屋根を地上から持ち上げる作業などが行われています。
来月(8月)以降、プールの整備が本格化し、再来年(2020年)2月に完成する予定です。

そしてこちらはカヌー・スラロームの会場。
国内で初めての人工のコースです。
長さおよそ200メートルのコースの輪郭が分かるようになってきました。
来年5月の完成を目指しています。

このほか、既存の施設を大規模に改修するテニスなどの競技会場や、体操などが行われる仮設の競技会場でも工事が行われています。

心配なのは気象状況

豊原
「ここまで競技場の準備状況を見てきましたが、そこで競い合う選手や観客にとって気になるのが、真夏の東京の気象状況です。」

和久田
「街のみなさんの声にもありましたが、2年後のこの時期と思うと、この厳しい暑さと局地的な大雨も心配ですよね。」

豊原
「その対策は、どこまで進んでいるのでしょうか。」

暑さの対策

選手たちのパフォーマンスも左右する暑さ対策。
長いときには4時間以上海の上で日ざしにさらされるセーリングでは、ある実験が行われました。
選手が飲んでいるスポーツドリンク。

シャーベット状になっていて体の内部を冷やすのに効率的とされます。
実験では、このドリンクと、従来の液体のスポーツドリンクを比べました。
その結果、温度の下がり具合はほぼ同じだったものの、選手たちは違いを感じたようです。

セーリングアジア大会日本代表 小嶺恵美選手
「ふだんの水分補給より体が冷えていくのがわかって、次のレースの競技向上につながると思った。」

会場を訪れる観客の暑さ対策も欠かせません。
東京都が会場周辺に試験的に設置しているのが細かい霧状の水「ミスト」を噴射する装置です。
気温28度以上などの条件を満たしたときに、人を感知すると、自動的にミストが出る仕組みです。
今年度、効果を確かめたうえで、設置場所の拡大を検討することにしています。

また東京オリンピックの組織委員会が特に対策が必要な競技にあげているのがマラソンです。
コース沿いでは「クールシェア」の取り組みを活用する方針です。
観客が冷房の効いた店舗やビルの1階部分などで自由に涼めるようにするということです。
このほか、“会場に日傘や飲み物の持ち込みを認めるか”どうかや、“競技を中止する暑さの判断基準を設けるか”検討を進めることにしています。

局地的大雨の対策

猛暑とならんで対策が必要なのが局地的な大雨です。
2年前のリオデジャネイロオリンピックでは、雨で競技が中断する場面もありました。

そこで、国のプロジェクトとして昨日から始まったのが、局地的な大雨の発生を予測するレーダーの実証実験です。
こちらは、今年(2018年)3月の雨雲の様子を解析した画像です。
雨雲を立体的に映し出すことができます。
このレーダーは、雨が降り出す前から積乱雲を観測します。
そして、雲が高さを増していく過程を捉え続けることで、雨が降り出す前に「どこでどの程度の雨が降るかを高い精度で予測できる」ということです。

実験では、レーダーを設置したさいたま市の大学から半径50キロの範囲を対象に2,000人に対して、大雨から10分から30分ほど前にメールで予報を配信して、予測の精度を検証することにしています。
実用化されれば、屋外競技の中断や再開の判断、さらに観客や選手の避難誘導などに活用できると期待されています。

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