
高瀬
「今年(2018年)は小笠原諸島がアメリカから日本に返還されて50年になります。
東京から南に、およそ1,000キロに位置し、太平洋戦争では、硫黄島やサイパンなど旧日本軍の前線基地へ物資を運ぶ拠点となっていました。」

和久田
「激しい攻撃を受けた小笠原諸島には、その痕跡が数多く残されています。
特に海底に沈む船などは、アメリカ軍と戦った交戦の様子を知る、貴重な手がかりになると指摘されていますが、これまで調査は行われていませんでした。
今回、NHKの潜水班が海底の船を確認したところ、戦闘の生々しい傷痕が手つかずの状態で残っていました。」