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2018年1月10日(水)

「出張餅つき」人気の理由

和久田
「昨日(9日)からシリーズでお伝えしている『冬点描』。
今日(10日)はこちら、お餅つきです。」



高瀬
「幼いころ、近所で餅つき大会ありましたよね。」

和久田
「今、都会で人気なのが、こちらの『出張餅つき屋』です。
赤いはっぴをきた人たちは、いわば“餅つきのプロ”。
依頼があれば、どんな場所でもかけつけ、餅をついてくれるんです。
一体なぜ、人気を集めているのでしょうか。」

出張餅つき 年々増える

取材・撮影:木村信哉(映像取材部)

都心のマンションで行われた餅つき大会。
かけ声とともに、餅をつくのは“出張餅つき屋”です。
材料の準備など、ありとあらゆる段取りを整え、場を盛り上げてくれます。

東京・足立区。
“出張餅つき”を行っているイベント会社です。
社員は5人。
6キロの杵を何度も振り降ろすのは体力がいるため、日々トレーニングに励んでいます。

「腰を入れて!」





「出張餅つき」を始めたのは、5年前。
以来、年々件数は増え続けています。

こだわっているのが、息を合わせたパフォーマンスです。
参加した人を楽しませることを、何より大切にしています。

「もっと、もっと、もっと。」

住民同士が知り合うきっかけに

「餅つき屋」に依頼した、川崎市のマンションです。
住民の入れ替わりが激しく、近所づきあいはほとんどないといいます。

マンションの理事を務める、﨑濱克樹さん(さきはま・よしき)さんです。
今回、住民同士が知り合うきっかけを作りたいと依頼しました。

﨑濱克樹さん
「飲食でつなぐのが、いちばんいい。
(住民が)顔見知りになって。」

餅つき大会の日。
「餅つき屋」は、2時間前から準備を始めます。

次々と住民たちが集まってきました。
初めて顔を合わせるという人たちも少なくありません。




いよいよ餅つきが始まりました。
「餅つき屋」は、パフォーマンスで場を盛り上げていきます。
徐々に、住民たちも打ち解けていきました。

住民
「楽しかった。」

住民
「同じマンションに、たくさん小さい子がいる。
顔が見られて良かった。」

マンション理事 﨑濱克樹さん
「大成功だったと思う。
またやってください(という声が)思っている以上に多かった。」

社員同士が顔を合わせて会話する機会に

年末年始にもっとも忙しくなる「出張餅つき屋」。
この時期、半数以上を占めるのは、実は企業からの依頼です。

新年に餅つきを行うことにした、社員148人のIT企業です。
静かな社内、業務の相談も日常会話も、もっぱらパソコンです。

こちらは、40代の上司と新人。





この距離にもかかわらず、チャットでやりとりしています。

上司
「業務の流れで、すべてをチャットでやってしまう。
正直、慣れてしまっている。」

新人
「席も離れているので、なかなか話しかけにいけない。」

「近いんじゃないかと…。」

そこで会社では、社員同士が顔を合わせて会話する機会を、何とか増やしたいと考えたのです。

ベーシック 代表取締役 秋山勝さん
「笑いあいながら、自然なコミュニケーションができるのが大事。
そういう場があることが、会社の中に。」




オフィスで行われた餅つき大会。
この日は、社員同士で餅つきを楽しめるよう、「餅つき屋」はサポートに徹します。

パソコンでやりとりをしていた上司と新人も参加しました。
息が合った2人の餅付きに社員たちが盛り上がります。

上司
「にぎやかな状態で、打ち解けた話もできる。
良いスタートが切れた。」

新人
「ことしも本当に明るい1年になるんじゃないか。」

人と人とをつなぐ「出張餅つき屋」。
都会の冬に笑顔を届けます。

「掛け声・息あわせ・みんなで食べる」強み

和久田
「大きな掛け声を出して、息を合わせてついて、最後にみんなで食べるって、よく考えると、会話がはずむ要素がぎっしり詰まっているんですね、餅つきって。
楽しそうでしたね。」

高瀬
「結婚披露宴の余興で見たことあるんですけど、盛り上がるんですよね。
めでたい、おいしい。
結構これはいいツールだなっていうことを感じましたね。」

和久田
「明日(11日)は、三重県から、冬ならではの自然現象『樹氷』についての話題をお伝えします。
『冬点描』でした。」

<関連リンク>
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