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2018年1月4日(木)

「夢は小さく言ったら小さくなる」清宮幸太郎

和久田
「今年(2018年)活躍が期待される、この人です。」

清宮幸太郎選手
「おはよう日本をご覧のみなさん、あけましておめでとうございます。
北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎です。」

高校通算最多とされる111本のホームラン。
高校生で史上最多となる、7球団競合の末、日本ハムに入団した、清宮幸太郎選手。
プロ1年目、ルーキーイヤーを迎える2018年、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。

清宮幸太郎選手
「自分はやっぱり夢は大きく持ちたいっていうのがすごくあって、小さく言ったら小さくなってしまう。」

プロの世界に飛び込む清宮選手が、今の心境や夢を語ります。

高瀬
「2018年、活躍が期待される方々に抱負を聞く『新春インタビュー ことしにかける』。」

和久田
「第1回はこの人、プロ野球・日本ハムにドラフト1位で入団した、清宮幸太郎選手です。」

高瀬
「清宮選手は、去年(2017年)10月のドラフト会議以降はじめて、直接カメラの前でインタビューに応えてくれました。」

和久田
「大物ぶりを感じさせる意外な答えも返ってきましたよ。」

「楽しみと不安と半々」

高瀬
「おはようございます、よろしくお願いします。
早速ですけど、ちょっと握手してもらっていいですか。
意外と、そんなにゴツゴツしすぎていない、温かい手ですね。

手を見せてもらってもいいですか。
でも、大きくて、分厚い。」

清宮幸太郎選手
「いやいや、そんなに大きくないですよ。」

和久田
「指のところに、まめが。」

清宮幸太郎選手
「恥ずかしい。
もっと、みんなすごい。」

高瀬
「いよいよプロの世界に飛び込むことになりました。
率直に今どういった心持ち、心境か教えてください。」

清宮幸太郎選手
「楽しみと不安と半々だなという感じ。」

和久田
「不安もありますか?」

清宮幸太郎選手
「ありますね。
打てるのかなあとか、やっていけるのかなあって。」

「プロの球をどう感じるかがスタート」

これまで清宮選手が目標として挙げていたのは、あの大打者。

清宮幸太郎選手
「(目標は)早稲田実業の先輩、王貞治さん。」

一本足打法で、プロ野球史上最多の通算868本。
ホームランの世界記録を達成した、王貞治さんです。

清宮幸太郎選手
「いずれは868本、目指せるような選手になりたい。」

高瀬
「ルーキーの時の成績、左の強打者ですね、並べました。
王さん1年目7本、松井さん11本、大谷さん3本という結果だったんですけれども、1年目に王さんで7本というのは、『あ、やれるかも』という数字に見えますか?」

清宮幸太郎選手
「意外と打っていない。
もっと打ってるかなという感じも。
王さんも、このときは、まだ一本足(打法)じゃなかった。
自分の形を見つけてから、すごい打ち出して。
何かきっかけがあると思うので、そういうのも見つけられれば。」

高瀬
「松井秀喜さんについては、どういうイメージを持っていますか?」

清宮幸太郎選手
「メジャーでホームランバッターとしても活躍されて、MVPまで取って、また王さんとは違う、打者として、メジャーへの道を切り開いてくれた方の一人。
すごい大き過ぎる存在かな。」

高瀬
「一方で、打率ということでいうと、1年目はやはり苦労があるのかなという気がするんですね。
バッティング、あるいは守備も含めて、1年目の課題と感じていることはどういったところですか?」

清宮幸太郎選手
「慣れじゃないですか、やっぱり。
プロと高校生とでは違い過ぎると思うので、まっすぐだったり、変化球だったり、そういう一級品のものを早く見たい。
そのときに自分がどう感じるか。
ちょっと違い過ぎるなって思うかも、いけるなって思うかもしれない。
そういうプロの球を見たときにどう感じるか。
そこがあらゆることのスタートかなとは思っています。」

「追い込まれたほうが力が出る」

これまで、常に周囲の期待を背負ってきた清宮選手。
堂々とした受け答えは、世間からも大きな注目を浴びました。

清宮幸太郎選手
「プレッシャーは、あまりなくて。」

清宮幸太郎選手
「90点くらいでいいんじゃないですか。」

「90点、その理由は?」

清宮幸太郎選手
「ここで満点出しても、これがMAXになるのが嫌なので。」

「何本くらい(ホームランを)打てそうだと思いますか?」

清宮幸太郎選手
「60本で。」

和久田
「プロに入って、より一層注目される存在にどんどんなっていくと思うんですが、そのあたりはどう捉えていますか?」

清宮幸太郎選手
「期待していただくことは、自分のモチベーションになっていますし、それがあったから、今までこうして頑張って来られた。
それなくして、これからの自分、今までの自分もなかったなと思う。」

和久田
「注目を力に変えるというところが、うまく自分の中で。」

清宮幸太郎選手
「追い込まれたほうが、力が出ると思います、たぶん。
“テスト勉強”みたいな感じ。」

高瀬
「テスト勉強。」

和久田
「日が迫って、追い詰められたほうが強いタイプですか?」

清宮幸太郎選手
「たぶん、そうかなとは思います。」

高瀬
「札幌ドームで(発言した)60本というのも?」

清宮幸太郎選手
「自分はやっぱり、夢は大きく持ちたいってすごくあって、小さく言ったら小さくなってしまうんじゃないかと、自分の中で。」

「野球は競う人がたくさんいる」

ラグビーの名監督である、父・克幸さんの影響で、幼いころからラグビーをやっていた清宮選手。
相撲や水泳など、さまざまなスポーツに触れてきましたが、より大きな舞台で戦いたいと、野球一本に絞りました。

清宮幸太郎選手
「母数が多いので、野球のほうが競う人たちもたくさんいる。
舞台がある、甲子園もそうですし、リトルリーグや世界大会も。
目指すに値するような場所、舞台でやることに、やりがいをすごい感じたから。」

高瀬
「ただ、お父さんはラグビーやってほしいっていう気持ちを持っているんだろうなってひしひしと感じていなかったですか?」

清宮幸太郎選手
「自分はむしろラグビーをやりたかった。
ラグビーも一緒にやりたかった。」

和久田
「野球もラグビーも?」

清宮幸太郎選手
「むしろ父親が(野球を)後押ししてくれた。」

高瀬
「(父親の)克幸さんのほうが、こうなったら野球でいけと?」

清宮幸太郎選手
「(ホームランが)50本ぐらいだったらラグビーに戻ってこいって、通算が。」

高瀬
「あ、そうですか。
高校3年間で50本だったら?」

清宮幸太郎選手
「(父親に対して)何を言っているんだと思った。」

「“ショート”に興味ある」

高校時代に清宮選手が守っていたのは、主にファーストでした。
でも、プロでは。

高瀬
「清宮さん自身で、このポジション興味あるな、やってみたいなっていうのはあるんですか?」

清宮幸太郎選手
「“ショート”とかも興味あります。
無理ですよ、できないですけれど。」

和久田
「どうしてやりたいんですか?」

清宮幸太郎選手
「“花形”だからですね、やっぱり。
キャッチャーは無理です。
疲れそうというか、しんどそう。」

高瀬
「てっきり外野とか、出てくるかなと。」

清宮幸太郎選手
「現実的ですね、それは。」

「どれもこれも自分次第」

和久田
「日本ハムというと、人気も実力も兼ね揃える大谷選手がチームを離れますけれども、その辺り、ファンとしてもチームとしても、清宮選手にその分大きな期待がかかるのかなと思うんですけど。」

清宮幸太郎選手
「取って代わるような存在では全くないので、早く追いつけるようになりたいなとは思うけれど、自分もメジャーに行きたい思いはすごくある。
同じチームに、そういう存在がいたことは本当に大きい。」

大谷選手に続く、日本球界のスターへ。
清宮選手の挑戦が幕を開けます。

清宮幸太郎選手
「どれもこれも自分次第だというふうに思っているので、いろんなものを感じ、工夫しながら、貫き通すところは貫きながら、自分のスタイル、自分の感覚を大事にしながらやっていきたい。」

「目標は チームが勝つ“日本一”」

最後に、1年目の目標は。

清宮幸太郎選手
「“日本一”です、目標は。
栗山(監督)も言っていた。
入るからには、戦力になる人はどんどん使うと。
その輪に自分も入りたいなっていう思いから、チームが目指すべきところは“日本一”。
個人よりも、しっかりチームが勝つ“日本一”という言葉にしました。」

高瀬
「ありがとうございます。
ルーキーイヤーの活躍、楽しみにしております。」

頼もしさと初々しさ 両方持っている

和久田
「そのバットが、こちら。
“日本一”という目標を、丁寧な字で書いてくれました。」

高瀬
「清宮選手、キャプテンとしてチームを引っ張っていた高校時代は、日本一にはなれなかったその悔しい気持ちを次のステージでという思いもあるんでしょうね。」

和久田
「それにしても、興味のあるポジション、ショートというのには驚きましたね。」

高瀬
「スタッフ一同、仰天したんですけれど、堂々とした頼もしさと、初々しさを両方持っていて、聞きながら我々が引き込まれていきましたよね。
今月(1月)上旬からはじまる新人合同自主トレからキャンプ、オープン戦と、いよいよ清宮選手のルーキーイヤーが始まります。」

和久田
「1年目からファンをワクワクさせる活躍をしてほしいですね。」

高瀬
「明日(5日)は、去年29連勝を果たした藤井聡太 四段に、今年の意気込みを伺います。」

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