これまでの放送

2017年10月24日(火)

妻たちが「フラリーマン」の夫を許せない理由

高瀬
「けさは、反響が大きかった、あの話題です。」

今日のテーマは「フラリーマン」。
「働き方改革」が広がり、仕事が早く終わっても、まっすぐ家に帰らない男性たちのことです。
「おはよう日本」では、先月(9月)彼らのさまざまな姿をお伝えしました。

「子ども中心に回ってますので、家は。
自分にとって居心地がよくないときもある。」





放送後、新聞、夕刊紙、そして民放でも特集され、ネットでも賛否両論。
大きな反響を呼んでいます!
そこで、皆さんはどう思っているのか、大調査!
けさは「フラリーマン」について、改めて考えていきます。

子育て中のお母さんから「許せない」

和久田
「取材した赤木アナウンサーとお伝えします。」

赤木
「改めて『フラリーマン』、どういう人かといいますと、こちらをご覧ください。
仕事のストレスを解消したいとか、自分の時間がほしいといって、仕事が終わってもカフェに行ったり、本屋さんに行ったり、家電量販店に1人で立ち寄って時間を潰している方のことなんです。」

和久田
「いろんな方が映っていましたもんね。」

赤木
「働き方改革の影響で、やはり増えているそうなんです。」

高瀬
「これからいっぱい叱られるんだろうなあという気がしますけれどもね。
赤木さん、忙しそうにしていましたけれども、赤木さんはどう思っているんですか?」

赤木
「私は、仕事で疲れて、一刻も早く帰りたいなと、早く帰りたいタイプなので。
でも、一人暮らしで楽だからというのもあるかもしれません。
今回の取材では、本当に立場によってさまざまな意見もあったんです。」

和久田
「前回放送した時、多くの反響があったということでしたけれど、どんな声が多かったんでしょうか?」

赤木
「特に多かったのは、子育て中のお母さんから『許せない』という声です。」

「けしからんですね。
うちはないと信じていますけど。」

「なにしてんねん。
どこ行ってんねんって。」

わたしに「フラフラする時間」はない

テレビで「フラリーマン」を見て、イライラしたという30代女性。
2人の小さなお子さんがいます。

30代女性
「自分の時間もなく育児しているので、ちょっとは考えてほしい。」

「フラリーマンの人たちに見てほしい」と、自宅を取材させてくれました。
IT企業で働く女性は2か月前に出産。
現在は育児休業中です。

赤ちゃんと3歳になるお兄ちゃんを見ながら、こなす家事。
フラリーマンの皆さん!
夕方から夜の時間帯は、特に大変なんですよ。

午後6時の夕食。

30代女性
「りんごばっかり食べないで。」

さらに…。

長男
「おしっこ。」

女性
「まだまだ。
まだだよ、まだだよ。」

長男
「でちゃった。」

女性
「でちゃってる、でちゃってるよ。
でちゃってるね…。」

こんな感じで、髙岸さん、お疲れのご様子です。

長男
「すごい、きもちいいおふろだったよ〜。」

2人を何とかお風呂に入れて…。
午後9時。
夫が帰ってきました。
定時の午後8時に退社し、まっすぐ帰ってきてくれているんです。
赤ちゃんを任せ、長男を寝かしつけ。

夫が帰ってきて、やっと一息つけた女性。
「一番大変な時間帯に寄り道をしているフラリーマンなんて、もってのほか!」といいます。

30代女性
「男性の方は働いたあと、フラフラする時間が増えたと言うが、家にいる主婦としては、フラフラする時間というのは無く、人手は多いほうが助かると思うので。」

「家にいられるとわずらわしい」「邪魔だ」の声も

和久田
「こんな目まぐるしいこの様子を見ると、身につまされる男性も多いんじゃないですか?」

高瀬
「前回放送する時に、これはまずいと思ったんですよ。
どちらかというと男性目線で描いていたじゃないですか、非常に身勝手で、わがままな。
お叱りを受けるんだろうなと思ったら、案の定。
おはよう日本のディレクター、子どもを持つ、女性のディレクターからもお叱りを受けるぐらいの。」

赤木
「やっぱり女性から見ると『大変だから手伝ってよ』と思っちゃうかもしれないんですが、フラリーマンに対しては賛否両論なんです。
こちらをご覧ください。

NHKが実施したアンケートに寄せられた意見なんですけれども、やっぱり立場によって、全然違うんですよ。

『早く帰ってきて』という否定的な意見の一方で、こちら30代の男性の意見です。
『早く帰っても、かえって家事の邪魔になる』。」

高瀬
「ああ、いけませんね。
これ、いけませんよ。」

和久田
「帰りにくいという気持ちになっちゃうんですかね。」

高瀬
「家事を任せる前提になっていますよね、これでは。
危ない。」

赤木
「でも女性からもこういう意見がありまして、こちらは30代の女性の意見なんですが、『子どもが成長したいまでは、家にいられると逆にわずらわしい』と。」

高瀬
「家事・子育てに消極的だと、邪魔になると感じたり、あるいは居ても邪魔だというふうに思われたりっていうことなんでしょうね。」

赤木
「全ては手伝わないといけないということなんでしょうかね。」

和久田
「協力してくれということですかね。」

赤木
「頻度に関しても意見がありまして、『毎日じゃなければ、フラリーマンをしてもいいのでは』というような意見もあったりしました。」

和久田
「そうですよね、息抜きしたい気持ちは分かりますから。
でも、黙って毎日のように帰って来ないとなると、ちょっと嫌ですよね。」

赤木
「まさに、その“黙って”というところが問題でして、意見の中で特に多かったのが、『パートナーには許可を取った方がいいと思う』というように、まずは家族で話し合っていくことが大事だという意見が多かったんですよね。
この“許可”、それを実践したことで、フラリーマンの中には、少し生活に変化があった人もいるんです。」

寄り道も 夫婦の時間も

改札口から現れた、こちらの男性。

長谷川毅さん
「ご無沙汰してます。」

長谷川毅さん。
週に5日は、寄り道をするというヘビーフラリーマンです。
前回の放送にも、ご登場していただきました。
まっすぐ帰ると、共働きの妻の家事が大変になると考え、残業だと言って2時間近く寄り道をする姿をご紹介しました。

長谷川毅さん
「気分最高ですね!
これやっているときが一番いい。」




放送後、長谷川さんは妻の美妃さんと話し合ったそうです。
そして週に一度、仕事終わりに2人で、ある場所に向かうことを決めたんです。




こちらの「ピアノ教室」に、先月(9月)から夫婦で通い始めました。
少しだけピアノを習ったことがある長谷川さんは、美妃さんも子どものころに弾いていたと聞き、誘ったそうです。
今、1台のピアノを2人で演奏する「連弾」に挑戦中。

長谷川毅さん
「週に1回でも(夫婦で)時間をピタッと合わせて、同じことに集中するというのは、とても有意義だなと思う。」

妻 美妃さん
「楽しいです。」

教室の日の夕食は、スーパーのお総菜です。
美妃さんの家事の負担を減らしています。
長谷川さん、まだ寄り道をする日もあるそうですが、2人のコミュニケーションも大切にしているそうです。

「フラフラ」を より有意義な時間に

和久田
「こうやって時間ができた分、そのあと何をするかっていうことを一緒に決めたり、話したりできれば、何となくフラっとするという時間も解消されそうですよね。」

赤木
「まさに、フラフラしていた時間をより有意義に使う場所も他にもありまして、高瀬さんにはぴったりかもしれないんですけど、こちらなんてどうですか?
私立大学が今月(10月)から始めた社会人向けの日本酒についての講座です。
分類や歴史などを教えてくれ、働き方改革で時間ができた人たちに来てもらおうとして、こういう講座が増えているそうなんです。」

和久田
「これにご夫婦で通ってもいいですし、どちらかが通って、今日行った講座こうだったんだよって話してくれれば、よりいいですよね。」

赤木
「でも、お子さんがいると、なかなか行くのが難しいと思うじゃないですか。
最初にVTRにご出演いただきました30代女性のご夫婦ですけれども、家事をやって、協力して家事を終わらせて、お子さんを寝かしつけた後に、それぞれ自由に自分の時間を持っているということで、やり方次第では、できるんではないかと思います。」

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