これまでの放送

2017年4月28日(金)

シニアのスマートフォン活用最前線

高瀬
「今日(28日)は、スマートフォンを使いこなすシニアの皆さんについてです。」

和久田
「まだ使っていないという方もぜひご覧ください。」

ランチ情報に法事連絡 シニアのスマホ事情

赤木
「60歳以上でスマートフォンを使っている人はおよそ2割。
実際にどのように使っているのか、街で伺います。」

赤木
「スマートフォン、使ってらっしゃいますか?」

「添付はすごくいいですよね。
お店の情報を添付して、自分の写真も送ったり。」

「フェイスブックはやっていますね。
娘たちが孫の動画をアップしてくれたりすると楽しい。
“法事はいついつよ”とか早めに書いておけば、みんなが見て“行くね”とか。」

皆さん、使いこなしていますね~。
今日のけさクロは、シニアの皆さんのスマホ活用最前線です!

簡単文字入力にスタンプも シニアに学ぶスマホ活用術

スマホを使いこなしたい!というシニアが集まる教室です。
今、こうした講座が全国各地で行われています。

「1回押して、ヒュッとやると。」

基本的な機能から、さまざまなアプリの使い方などを教えています。

「おもしろいなと思った時に、パッパッとすぐカメラを起動させる。」

この日は、スマホで写真を撮影するときのコツや、データの保存方法などを学びました。
最近、女子高生に人気の写真アプリにも挑戦。
顔を認識して、動物などに加工されるというものです。

参加した女性(77)
「いつも(人がやっているのを)見るだけで、まさか自分がこういうふうになるとは思わないので、写真を見てちょっとうれしかった。」

参加した男性(68)
「まだ購入したてで使いこなせていなかったので、こんなにいろいろなことが含まれている、びっくりですかね。」

参加者の中には、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と言われるインターネット上でつながるサービスを利用している人も。
72歳のこちらの女性は…?
SNS上の友だちが371人!

地域の若者たちとつながり、情報を交換しています。

参加した女性(72)
「(若い人が)“おいしいお店があるから一緒に行きませんか”って誘ってくださって、一緒にランチしたりしているんです。」

毎回欠かさず参加している中村作雄(なかむら・さくお)さん、85歳です。
趣味は絵を描くこと。

タッチペンでささっとイラストを描いて…。





作品を仲間同士で送り合っています。

でも、スマホの小さい画面を触って文字を打つのが苦手という方も多いですよね。
中村さんの裏技が、こちら。

中村作雄さん(85)
「“お友達になれました、まる”。」

文字は打たずに、スマホに向かって喋ると…。

自動的に文字になる機能を使っているんです。
スマートフォンを使いこなすことで、世界が広がったと感じています。

中村作雄さん(85)
「肉体的に衰えていっても、これ(スマートフォン)がある限り、これを操れる限りはるかに楽しい。」



 

利用するだけでなく、スマホをきっかけに若者に大人気になったシニアもいます。

「知ってます。」

「見たことあるかも。
たぶん誰か友だちで使ってて。」

無料通信アプリ「LINE(ライン)」で使われる、「スタンプ」と呼ばれるイラストです。

レトロ感漂うスタンプが、大ヒットしているんです。
作ったのは…この方!
茨城県に住む田澤誠司(たざわ・せいじ)さん、73歳です。

これまでに作ったスタンプは1,500点以上。
長年携わった仕事や青春時代の思い出など、73年間の人生が詰まっています。

赤木
「(“レッツゴーではなく”)“レッッゴー”?」

スタンプを作るのに使っているのは、15年前に買ったパソコン。
ソフトも当時から同じものを使っています。
新しいソフトは機能が多すぎて使いこなせないそうです。

赤木
「けっこう年季の入ったパソコンですよね。」

田澤誠司さん(73)
「(調子の悪いときは)なでなでしてやると、“我慢しろ、我慢しろ”って。」

この、古いパソコンで、最新の若者言葉にも挑戦しています。
女性が憧れる「壁ドン」は、こんな感じ。

田澤誠司さん(73)
「スタンプを作るときは、少年の気持ちになって作っているから、お年寄りも若い人も、みんな自分の(好きな)気持ちで使ってもらえれば。」

大手メーカーで、電気設備の取り付けや安全管理を担当していた田澤さん。
仕事一筋で、70歳まで勤め上げました。
退職後、家にこもりがちでしたが、元々パソコンでイラストを描くのが得意だった田澤さんに、孫娘がスタンプ作りを勧めたのです。

孫からスマホを教わり、公開したスタンプが大人気になった田澤さん。
孫娘とのやりとりも、もちろんお手製のスタンプです。
スタンプ作りをきっかけに、孫だけでなく、幅広い世代との交流も広がっています。

田澤誠司さん(73)
「人間は死ぬまでやっぱり勉強だと思うんですよね。
“もうこれでいい”っていうことはないと思う。
満足するまでやるということは、よいことではないでしょうか。」

シニア世代のインターネット利用 注意すべき点は?

和久田
「使いこなしてらっしゃいましたね。
ただ、一方で注意しなければいけないこともあります。
シニア世代のインターネット利用について詳しい、東京大学の橋元良明(はしもと・よしあき)教授に聞きました。」

東京大学大学院 情報学環 橋元良明教授
「ネット上で偽サイトに誘導されてクレジット番号を書きこむとか、不正請求に対してついお金を払ってしまうとか、詐欺に気をつけなければいけない。」



 

和久田
「さらに、インターネットに一度公開した情報は削除するのが難しいことなど、基本的なルールを知っておくことも必要だということです。
不安なことがあれば、各自治体の消費生活窓口でも相談に乗ってもらえます。」

高瀬
「しかし、スマホは自宅にいながらさまざまな情報を得たり、また、重いお米などをインターネットで買えたりと、シニアの方にとって暮らしが便利になる機能もたくさんありますので、注意して使っていただきたいと思います。」