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2017年1月5日(木)

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手 “プロ”として戦う決意

和久田
「『2017飛躍の年に』。
けさは、去年(2016年)の夏、日本中を熱狂させたあの人です。」

くっきりした目鼻だち。


 

「彼氏にしたい!」




 

すらりとしたモデルのような体型。




 

「スタイルいい!」




 

その男とは…。

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「おはよう日本をご覧の皆様。
あけましておは…。



ハハハ!あけましておはようって。」




 

リオデジャネイロオリンピック、リレー銀メダルチームのアンカー、ケンブリッジ飛鳥選手です。
さらなる飛躍を誓う2017年。
プロとして新たなステージに踏み出します。

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「おはよう日本をご覧の皆様、あけましておめでとうございます。
ケンブリッジ飛鳥です。」
 


「9秒台を出す自信は何%?」

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「100%って言いたいですね。」




 

阿部
「オリンピックのリレーで史上初の銀メダル、感動のシーンでしたよね。」


「本当に感動しました。
改めてご紹介します。
ケンブリッジ選手は、父親がジャマイカ人の23歳。
100メートルの自己ベストは10秒10です。
去年まで企業に所属し、仕事をしながら競技をしていましたが、今年(2017年)プロとして新たなスタートを切るんです。」

和久田
「陸上選手がプロになると、何が変わるんでしょうか?」



 


「こちらをご覧下さい。
大きく変わるのは『練習環境』と『収入』です。
アマチュア選手の場合、仕事と競技を両立するために、練習の時間や場所が思い通りにならないことがあります。
一方、プロになると、競技に専念できる環境が整います。
海外に練習拠点を移したり、海外での合宿も行いやすくなるんです。

また、主な収入源も変わってきます。
これまでは企業から給料をもらいながら競技を続けてきました。
競技の結果にかかわらず一定の額が保証されるため、収入は安定します。
プロ転向後の収入は、主にスポンサー料やレースの賞金となります。
結果が出れば収入が上がりますが、結果を出せなければ収入は不安定になり、競技を続けていくことさえ危うくなります。
これまで日本の選手でプロになったのはマラソンの高橋尚子(たかはし・なおこ)さん、400メートルハードルの為末大(ためすえ・だい)さんなどがいましたが、100メートルの選手がプロに転向するのは初めてのことなんです。」

阿部
「100メートルは世界の壁が高いわけですよね。
そこに日本選手が挑戦というのは大きなことですよね。」


「今年最大の目標は、8月に行われる世界選手権です。
プロとして歩み始めたケンブリッジ選手、大きな夢を語ってくれました。」

世界選手権の決勝へ

インタビューの冒頭、まずは「2017年にかける思い」を漢字一文字で書いてもらいました。




 


「今年の一字、見せてください。」

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「『決』。
『プロとしての決意』と、『今年は(世界選手権の)決勝に行く』。」

「決」に込めた1つ目、「プロとして戦う決意」。
リスクを伴うチャレンジにも臆することなく踏み出そうとしています。


「プロになることで、いちばん変わる面って何でしょう?」

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「プロになって、今まで以上にレースでの結果が求められてくる。
結果に対して評価も今までより厳しくなってくる。」


「不安は?」

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「感じてない、全然。
わくわくした気持ちのほうが強い。
自分がどこまで上までのぼっていけるのか、楽しみの方が強い。」

プロ転向のきっかけとなったのは、オリンピック100メートルの準決勝。
ほかの全員が9秒台。
かつて経験したことのないハイレベルな戦いでした。
中盤から一気に加速する世界のトップアスリートに振り落とされます。

「今フィニッシュしました、ケンブリッジは7着。」

初めて体感するスピードに圧倒され、力を出し切れませんでした。
届かなかった決勝。
世界一を争う舞台で走ったのは、全員がプロ選手でした。

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「彼らは自分の足一つで戦っている。
決勝に行っているメンバーがみんなプロとしてやっていて、トップの選手と意識の差が出ている。
自分も同じステージで勝負してみたい、厳しいところで挑戦してみたいという気持ちが湧いてきた。」

世界選手権の決勝へ

今年の漢字、「決」。
もう1つの目標は、8月の世界選手権での「決」勝進出です。

その思いの源は、みずからのルーツであるジャマイカの英雄、ボルト選手です。
中学生の頃から追い続けてきた憧れの存在は、世界選手権を最後に引退すると表明しています。

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「引退する前に、走って勝負してみたい。
リオでは(リレーの)決勝で隣のレーンで走ることができたので、今回は(個人種目の)100mの決勝で、隣で走れるように頑張りたい。
そのために9秒台もしっかり出していきたい。」

“9秒台”への決意


「2017年に9秒台を出す自信は何%?」

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「うーん、80%ぐらい。」


「80%!」

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「そのぐらいの気持ちでやらないと出るものも出ないと思っているので、100%って言いたいですね。
100%出すという気持ちでやっていきたいと思います。」

今年中の「9秒台」宣言。
具体的なプランについて教えてもらいました。


「目標とするのは6月あたりですか。」

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「日本選手権か、世界選手権で9秒92。
このぐらいのタイムで走っていたいなと思います。
このぐらいのタイムがないと(世界選手権の)決勝には行けない。
でも、9秒99を目標にしていると10秒01で終わりそうなので、もう少し高く設定して、このぐらいを目標にやっていきたい。」


「10秒を切るのは2~3月ですけど、大丈夫ですか?」

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「ちょっと早かったですね。
ちょっと早かったけど。」

日本選手初の9秒台へ。
今、ケンブリッジ選手は肉体改造に取り組んでいます。

パワーを増すため、全身の筋肉をバランス良く鍛える計画です。
筋肉をつけすぎると体が重くなりスピードが落ちるという指摘もありましたが、あえて筋力アップに踏み切りました。

決断を後押ししたのは3年前、ジャマイカでの武者修行でした。

目の当たりにしたのはプロ選手たちの鍛え上げた肉体。
全身のパワーを生かし、爆発的な加速を生み出していました。



 

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「筋肉をつけることでトップスピードも上がる、しっかり前に進む力も増す。
中盤から一気に抜け出していく爆発力が自分にはまだ足りない。
そこを伸ばしていきたい。」

 

プロとして新たな挑戦に踏み出すケンブリッジ選手。
大舞台での戦いへ。
見据える未来に、限界はありません。


 


「2020年の東京五輪の時には、9秒…これは?」

陸上 ケンブリッジ飛鳥選手
「いくつですかね、9秒7ぐらい。
ここが9秒9なんで、9秒8台には乗っていたい。
今のままでは全然無理ですけど、気持ちとしてはそのくらいいきたい。」

 

和久田
「世界選手権の決勝で走る姿、ぜひ見たいですよね。」


「ケンブリッジ選手の目標は『10秒を切ること』ではなくて、さらにその先、『世界で戦うことだ』という意識が見えて、今後の活躍がさらに楽しみになりました。」

 

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