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2016年6月4日(土)

傘の持ち歩き 気をつけたいマナー

近田
「梅雨の時期を迎えまして、傘を持って出かける機会が増えますよね。
ただ、この傘、扱いを間違いますと、トラブルや事故のもとになることもあるんです。」
 

小郷
「インターネット上で公開されている、こちらのポスター。
傘の先が、後ろを歩く人の顔に当たっています。
傘を持ち歩く時のマナーを考えてもらいたいと作られました。
ポスターを見て、『自分も同じように危ない思いをした』などという反響が、今、数多く寄せられているということです。」

傘の持ち歩き 気をつけたいマナー

“きみの傘、後ろの人の目の高さ。”

ツイッターに投稿された、このポスター。
これまでに2万8,000件あまりのリツイート、反響がありました。


 

「顔に当たった」「目に刺さった」「ポスターをいろいろな所に貼って欲しい」。



 

作者は、イラストレーターの皮算積人(かわざん・つむと)さんです。
きっかけは、駅の階段を上っている時、前の人の傘が顔に当たりそうになった体験でした。


 

ポスターの作者 皮算積人さん
「とがっているので、目に突き刺さったら、とんでもない事故になるだろう。」


 

傘を地面と平行にして持ち歩くことは、一部で「水平持ち」とも呼ばれています。
事故につながりかねないと、東京都の生活文化局のように、注意を促すパンフレットを作り、駅などで配った自治体もあります。
しかし、街を歩くとこのような持ち方をしている人をよく見かけます。
 

1日27万人が利用する東京の京急品川駅です。
ホームの階段のこちらで。



 

そして、あちらでも。




 

「後ろ向きに(傘の)先があったりすると危ない。」

「前の男性が(傘を水平に)持っていて、いやだ。」



 

ポスターは、無意識のうちに人に危害を加える恐れがあることに気づいてほしいと訴えています。

ポスターの作者 皮算積人さん
「わざわざ、人にけがをさせようというつもりで、(傘の)横持ちをする人はほとんどいないと思う。
(お互いに)伝えてもらうのは大事。」

 

傘が事故のもとになる恐れは、ほかにもあります。

こちらの写真。
走行中の電車のドアに傘が挟まっています。
JRの列車内で撮影されたものです。
撮影した男性によると、駅でドアが閉まる瞬間に、ホームを走ってきた男性が、傘を無理やり押し込んだということです。
首都圏にある複数の鉄道会社に聞いたところ、このように駆け込み乗車で傘を押し込む行為は、雨の日には1日2、3回はあるということです。
京急品川駅でも先日、こうした駆け込み乗車がありました。

京急品川駅 駅員
「足元が滑りやすくなっておりますので、ご注意ください。」



 

夕方のラッシュ時間、発車ベルを鳴らし、ドアを閉めかけた時、客が走ってきました。



 

傘を無理やりドアに挟みます。




 

駅員が急いでドアを開けると。




 

客は何事もなかったかのように電車に乗り込みました。
鉄道会社では対策として、朝晩のラッシュ時には「ドアにカバンや傘を挟み込まないよう注意してください」と繰り返しアナウンスしています。
しかし、効果はあまり上がっていないということです。
会社では、列車の運行の妨げになるだけでなくけがや、乗客同士のトラブルが起きたりすることを心配しています。

京急品川駅 駅員
「(電車の)中にいる方に当たれば、けがをする危険性もあるし、トラブルの元になる事も考えられる。
避けていただけるとありがたい。」


 

小郷
「私も傘の水平持ちをしている人をよく見かけるなぁと思うんですけれども、階段だけではなくて、真っ直ぐなところでも、子どもと一緒に歩いていたりすると怖いな、危ないなと思いますよね。」

近田
「ちょうど目線にきますものね。 傘の持ち方、ちょっとした意識だと思うんですよ。 これからの時期、皆さん、ほんの少し気遣いで雨の時期を気持ちよく過ごすことができるんじゃないかと思います。」