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2019年2月13日(水)

空から考える女性リーダー像

乗客300人の命を預かるアメリカ人女性機長。リーダーに大切なこととは?

日本企業では女性の管理職は年々増えているものの、全体の7.2%(2018年8月発表)と、政府目標の30%には程遠い状況です。こうした状況は、航空業界・パイロットの世界でも同じ。日本では女性の機長はごくわずかですが、アメリカでは1000人を超える女性機長が活躍しています。女性管理職・リーダーが参考にしたくなる姿とは、どんなものなのか。アメリカ人の女性機長の視点から読み解いてみましょう。

大型機の女性機長 冷静さ・親しみやすさ大事に

【報告:飯田香織ロサンゼルス支局長】
アメリカ・サンフランシスコ国際空港。ユナイテッド航空の機長、デブラ・マッカウさんは、乗客300人の命を預かる究極のリーダーです。マッカウさんは34年前にユナイテッド航空に入社。当時、パイロットはほとんどが男性でした。マッカウさんは「(女性であるために)十分な経験もないのに採用されたと言われ、憤りを感じていた」と振り返ります。

二児の母親として家事や子育てと仕事を両立させながら着実に経験を積み上げ、10年ほど前に大型機の機長になったマッカウさんに、リーダーとして大切なことは何かを聞きました。「冷静沈着、親しみやすさ、自信、相手との上手なコミュニケーションが大事。それらを大事にしたことで、機長という全体を決める立場になることができた」と語ります。

決断力問われるフライト

飛行中には、リーダーの決断力が問われる場面もあります。以前、フライト中に乗客のなかに急病人が発生。最も近く、かつ最短時間で目的地に向かうには、どこに緊急着陸するのがベストか。マッカウさんは空港側とも緊密に連携を取り、迅速に決断。そして、乗客の側に立ったアナウンスを心がけたといいます。「機内に自分の家族・友人が乗っていると想像してアナウンスをした。どんな内容を知りたいか、正直に情報を出す。その結果、安心してもらえればと思っている」と話しました。

リーダーは「よい聞き手」であれ

マッカウさんは2018年、日本を訪問。女性のキャリア形成に関するシンポジウムで、「自分に自信を持ち、自分がしていることを愛してください」と若者にメッセージを送りました。シンポジウムに参加した大学生は「そういう女性に憧れる」と感想を語っていました。

世界の空を飛び続けるマッカウさんは、リーダーは「よい聞き手」であることが最も重要だといいます。「部下が、リーダーに質問するのが怖いという状況をつくらないことが大事。そしてリーダーは、部下から質問されることを恐れないこと。(リーダーは)お互いコミュニケーションを気軽にできる環境をつくることが大事」と話しました。

もちろん男性もそうなんですが、女性管理職、いろんな人がいますよね。ただ、声をかけやすい、質問しやすい、という上司像は、男女ともにこれからますます重要になりそうですよね。私の場合は、ついさっきも三條アナウンサーが質問してきたので、そこは大丈夫だと思っています・・・大丈夫かな?

はは。マッカウさんは、リーダーになれば自分のやりたいことができるようになり楽しい、自信を持ってそういうポストに挑戦してほしいと話していたそうです。空のリーダーのキャプテンスピーキング、皆さんはどう受け止めたでしょうか。

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