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2018年12月17日(月)

「僕こんなこともできるよ!」

かつての人気が失われても、まだまだ働ける。とある「対話ロボット」の奮闘記。

きょうはロボットの話。対話ができるロボットは最近、よくニュースで取り上げられていますよね。例えば、横浜ランドマークタワーで観光案内をするロボット。のどが渇いたので何か飲みたいな、「おすすめはありますか?」と聞いてみたら、「ソフトドリンク、オリジナルカクテルなどを取りそろえております」と、すらすら答えてくれます。

会話が非常に流ちょうになり、ロボットが身近になりつつあるなと感じます。いろんな機能のロボットが次々と登場していますが、数年前に登場したものに新鮮さがなくなったり、見劣りしたりすることは、家電製品でもよくありますよね。そんなロボットたちの“新たな就職先”についてお伝えしましょう。

「思ったほどの機能がなくて」 魅力薄れ押し入れへ

横浜市内のビル。エレベーターからロボットとともに現れたのは、買い取りをしているリサイクル業者です。半年ほど前から、各社が販売したロボットの中古品を売買しています。

中でも取り扱いが多いのが、ソフトバンクが販売している「ペッパー」です。3年の契約期間が過ぎ、20万円近い本体価格と月2万円以上のコストに見合うほどの魅力を感じなくなった利用者が、買い取りを依頼してくるといいます。

リサイクル業者のもとにやってきたペッパーは、久しぶりに電源が入れられると、「ああ・・・」とため息のような一言で目覚めました。業者が「2万円くらいで買い取りできるかな」と見積もると、ちょっと悲しそうな動きに。

リサイクル業者「アスメディア」の河野春明社長によると、ペッパーの買い取りを頼んでくる利用者は「思ったほどの機能がなかったと。できることも限られているし、押し入れにしまい込んで、ずっとそのまま」という人が目立つといいます。

ベンチャーが走行機能強化 警備員に“再就職”!

こうした中、ペッパーの隠れた才能に注目する会社も登場しています。ベンチャー企業「ユニボット」が開発したのは、ペッパーが動き回ることができるアプリです。これまでほとんど使われてこなかった走行機能を実用化レベルに引き上げました。

床に貼られたマークをカメラで認識し、決まったルートを走行します。ユニボットの大槻正社長は「ペッパーの持つ機能をフルに使えば、もっともっと用途が広がってくる」と話しています。

走行機能がアップしたペッパーは11月から、万引きを防ぐための警備ロボットとして、東京都内の家電量販店「ソフマップ」で働き始めました。お客さんを見つけると、「こんにちは」などと声をかけます。

ソフマップ町田店の平井智明店長によると、「(万引きなどの)抑止効果は十分に見込めている」といいます。

ソフトバンクも注力 介護施設でただ今実験中

販売元であるソフトバンクも、ペッパーの新たな就職先を見つけ出そうとしています。ソフトバンクロボティクスPepper事業本部の池田潤さんは「まだ期待値に沿えていない部分があるので、各業界で実際に使ってみて、ペッパー自体の力を向上させていく」と話しています。

全国におよそ300の施設を展開する介護サービス会社「ユニマット リタイアメント・コミュニティ」は10月からソフトバンクと共同で、介護現場でペッパーを活用する実証実験を行っています。施設内には日中、高齢者と体操をするペッパーの姿がありました。「斜めに曲げて反らします」と手本を見せる姿は、生き生きとして見えます。

ペッパーは夜になると、文字どおり「目を光らせながら」施設内を見回り。10部屋が並んだフロアを5分ほどかけて見て回ります。

見回り中に人を見かけたら・・・「どうされましたか?トイレに行きますか?」と身ぶり手ぶりを交えて声をかけるペッパー。先に立って「トイレはここですよ」と案内してくれます。夜間の見回りをペッパーが担うことができれば、職員の負担が大幅に減ると期待されています。

「ユニマット リタイアメント・コミュニティ」の岡田旅人さんは「働き方・サービスの向上につながるのではと大きく期待している」と話しています。

夜見回りをするペッパーはちょっと怖い・・・、明るいところで会いたい。でも何というか、ほかの家電製品と違って、新しい機能を追加してあげてアップデートすれば、力を発揮できる可能性があるんですね!

そうですね。一般的な家電製品は古くなれば終わりですが、アップデートして機能強化できるのがいい点ですよね。ところで、高瀬さん自身は今年、どんなアップデートを?

もしかして、頑張り屋のロボットを見せて、私をアップデートさせようということでしたか?私は「あるものを、抱きしめて、生きていく」のがモットーなので。

思い出を抱きしめるタイプでしたか?それはさておき、次々と登場する新人ロボットに、バージョンアップしていく先輩ロボット。私たちの生活をどのように便利にしてくれるのか、楽しみですね。

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