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おはBiz

2018年1月15日(月)

女性のキャリアアップの壁 どう乗り越える?

女性がキャリアアップする過程でぶつかる“壁”とは?それを突破するカギは何か?

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どうすれば仕事をうまく進められるか、月1回の「カイシャインのおきて」です。前回(2017年12月18日放送)は、「職場の女性社員とどう接するか」という、どちらかというと男性向けのメッセージでしたが、今回は女性自身のキャリアアップについて掘り下げます。こんな“壁”にぶつかるケースが多いのだそうです。

“滅私奉公”への疑問

おはよう証券に勤めるビズ沢さんは、日本企業の海外進出案件を支援するチームに所属しています。若手のリーダー的存在で、管理職も目前です。しかし、管理職になりたいかというと悩んでいます。
ある朝の職場。男性上司の一人は、無精ひげによれよれのシャツ姿で「いやあ、決算シーズンでこの2晩、徹夜だよ。このシャツ3日目だ。うはははは」と高笑い。すると、別の男性上司も「私も取引先との新年会続きで、へろへろですよ。これで10営業日連続飲み会。日経平均株価みたいですね。うはははは」と大笑いです。
若手社員が「ご家庭、大丈夫ですか?」と聞くと、この男性上司は「大丈夫、大丈夫!」。しかし、すぐに「…あ、まずい。きのう、子どもの誕生日だった。どうしよう…」と青い顔。一部始終を聞いていたビズ沢さんは「私、管理職になったら、こんな生活なの?だったら今のままでもいいかも…」と悩みます。

固定概念捨て 新リーダー像を

アドバイスをもらうのは、「営業部女子課の会」代表理事の太田彩子さん。女性が仕事で輝ける社会をつくろうと、社員教育や女性向けの勉強会を主催しています。かつてリクルートに勤務し、子育てをしながら、営業成績トップをたたき出した経験を持ちます。

太田さんは「あの上司みたいに会社に滅私奉公してずっと戦って、上と下の調整もしながら、家庭を顧みずに頑張っている。『ああは私はなれない』と、一部分だけを切り取って、『それをまねしなければいけない』と信じ込んでしまっている」と、キャリアアップの“壁”が生じる心理を分析。「自分はこういう強みを持っているから、こういうところを生かしていこう、こうあるべきという固定概念を捨てて、私は新しいリーダーを目指していこう。それでも十分ありです」とアドバイスしています。

確かに、いろいろな働き方を模索する時代に、型にはまった上司像にこだわる必要はないのかもしれません。女性だけではなく男性から見ても、「ああいう上司ににはなりたくない」と感じる上司は結構多いのではないでしょうか。太田さんは、むしろ女性が新しいリーダーの姿をつくり出してほしいし、会社にも制度を変えるよう働きかけてほしいと話しています。

「とりあえず挑戦」のススメ

続いて、こんな“壁”もあります。仕事をてきぱきとこなす、おはよう証券グローバルマーケティング課のビズ野さん。
ある日、上司から「君はTOEICも920点取っているし、ぜひ管理職ポストとしてニューヨーク支店へ赴任してもらえないだろうか」と持ちかけられます。
ビズ野さんは「ウォール街をかっ歩して、現地取引先と打ち合わせ、素敵だなあ」と思う一方、「でも、部下が私についてきてくれるか、英語で会議までリードできるか不安。それに夫と別居になるのは…。子供も欲しいしなあ…」と悩みます。

太田さんは「いちばん伸び盛りで、いちばん鍛えがいがある年代と、女性がライフイベントを迎えて制約を受けざるを得ない時期が重なってしまう。これは、とても頭の痛い問題だと思います」としたうえで、「チャンスが来たら、とりあえず挑戦してみる。『だめだったら、やめればいい』という選択肢もありだと思います。自分の能力を過小評価しないで、『私はできるかもしれない』という小さな自信を持っておく。それをおすすめしています」と話しています。

伸び盛りの時期に、結婚や出産、子育てといったライフイベントが重なるケースは少なくありません。企業の中には、女性を若いうちに海外に派遣するなど、ライフイベントと重なる前になるべく多くの経験を積ませる対応策をとっているところもあります。また、子育てが一段落して、40代、50代になってから管理職になるという選択肢もあります。
そして、太田さんは管理職の魅力をこう話しています。「自分が部下を持つことによって、誰かの成長を見届けられる。これは、ものすごくこの上ない幸せだと思います。自分の違う成長を味わえることで、違う景色が見えて、違うキャリアを積むことができる」

豊永さんも、そういう醍醐味を味わっていたんですね。

そういうキャリアアップを目指しています。高瀬さんもぜひ、女性のアナウンサーにキャリアアップする魅力を伝えてください。

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