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おはBiz

2017年12月18日(月)

職場の女性とどう接する?

男性社員の皆さん、女性社員とのコミュニケーションを“勘違い”していませんか?

業種や仕事の内容によって、男性と女性の比率は異なるでしょうが、一般的にはまだ男性の比率が高い職場が多いのではないでしょうか。どうすれば仕事をうまく進められるか考える月1回の「カイシャインのおきて」では、数回にわたり、職場の女性にフォーカスして、いろいろな角度から「おきて」を探っていきます。まずは勘違いが多いケースを見てみましょう。

「俺はコミュニケーションとれている」は要注意

おはよう銀行のビズ谷課長は、愛妻家で娘2人の父親。自分も姉と妹に挟まれて育ったこともあり、女性との接し方には自信を持っています。
ある朝、出勤してきたA子さんは、「課長おはようございます!」と元気にあいさつ。一方、ビズ谷課長は「おはよう。きょうもよろしくね」とあいさつしたものの、顔はパソコン画面を見つめたまま。「えっ?私あいさつしているのに…?」A子さんは戸惑います。

こんなケースもあります。ランチタイムが終わり、廊下でA子さんとすれ違ったビズ谷課長。「きょうの洋服かわいいね。おしゃれだよ。うん、うん、いい!きょうはひょっとしてデートかな?」と声をかけるも、A子さんは「は?それはどうも…」と困惑気味。ビズ谷課長は心の中で「きょうもA子さんとはコミュニケーションとれているし、ほめちゃったし、俺って気配りできているいい上司だな~」と満足していました。一方のA子さんは「ビズ谷課長、目を合わせず感じ悪っ!しかもセクハラで最低!」と怒り心頭です。

大事なのは“アイコンタクト”

どうすればいいのか、「営業部女子課の会」太田彩子代表理事に聞きます。太田さんは女性が仕事で輝ける社会を作ろうと、社員教育や女性向けの勉強会を主催。リクルートに勤務し、その後独立。政府主催の国際女性会議のアドバイザーも務めています。

太田さんは「ハラスメント問題というのは、部下との日頃のコミュニケーションで左右されると思います。なので、『これは言っていいのかな、悪いのかな』と思うよりも、前提としてしっかり日頃のコミュニケーションを」とアドバイスします。
コミュニケーションの中でも、太田さんが特に大事だというのがアイコンタクトです。
「特に朝の始まりですね。一日の始まりですから、アイコンタクトがあるあいさつは社員を元気にさせます。ことばをかけてもらえている、自分のことを気にかけてもらえている、そういう小さな出来事の積み重ねが、女性社員を安心させて帰属意識を高めます」といいます。
男性の中には「アイコンタクトが大事なのは分かっているけれど、“照れ”がある」という人もいるかもしれません。しかし、太田さんによると、女性はアイコンタクトができていないとコミュニケーションができているとは思わないそうです。ビズ谷課長のようにパソコンに向かってあいさつするのは、朝からあいさつしないのと同じなのだそうです。

“男性だけ”“非公式な場”で物事決めていませんか?

また意外に気が付かないのが、男性を中心としたコミュニティーで物事を決めてしまうケースです。太田さんは「非公式な場、例えばタバコ部屋で、上司と部下が『そういえばあの案件こうなっていたよね』、『あれからどうしようか』と、非公式な場なのに公式な話をしてしまっているとか。また、『夜の飲み会は難しいだろうな』ということで、悪気なく女性には声をかけないで、男性部下たちと飲みにいってしまったりとか。(その女性にとっては)『私って声をかけられていないんですけど』、と疎外感を感じることもあります」

私は飲み会に誘うのにまんべんなく声をかけるほうなんですが、そうすると「声をかけてほしくなさそうだな」とか「目を合わさないな」とか、なんとなく分かるんですよね。「話しかけないで」という時は、こちらが気付かなければいけないな、と…。

課題がありそうですね。もし飲み会などで、男性だけで物事が決まってしまった場合、太田さんは事後に情報共有することが大事だと話していました。

ははあ。逆に、女子会で物事が決まってしまうこともあるでしょうね?

あるでしょうね。女子会の「おきて」はさておき、女性の視点からの働き方の「おきて」については、次回「カイシャインのおきて」で取り上げたいと思います。

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