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おはBiz

2017年11月8日(水)

女性が働きやすい社会 どう実現?

経済ニュースをサクサク 深く、「おはBiz」のコーナーです。女性が充実して働くことの意義について、世界銀行のゲオルギエヴァCEOに話を聞きました。
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「Eyes on」は、働く女性が活躍するための日本の課題についてです。

まず、こちらの動画をご覧ください。グーグルが2016年、女性の社会進出を支援するプロジェクトの一環として制作したPR動画です。YouTube上でアップされ、160万回を超える視聴回数を記録しました。それだけ働く女性の姿に共感が寄せられ、関心が高まったということだと思います。政府も各省庁でさまざまな取り組みを行っています。

どうすれば進む? 女性が活躍する社会

経済産業省は、女性活躍推進に優れている企業を「なでしこ銘柄」と名付けて毎年選定しています。10月から、その選定作業がスタートしました。

経済産業省の会議のやり取り
「全体の男女比だとか、勤続年数の差だとか、こういったものをまずは実績ベースを書いてもらう」

銘柄を国が公表することで、株式市場での知名度を高めて投資を呼び込み、それをてこに各企業に女性活躍の取り組みを加速してもらおうというねらいです。

経済産業省 経済社会政策室 小田文子室長
「中長期的な企業価値といったところに価値を見出す投資家の方も、最近は非常に増えてきていて、そのような中で、『なでしこ銘柄』の企業が資本を呼び込むことにもつながっていくと考えています」

政府はこのほか、女性活躍推進のために、長時間労働の是正や待機児童の解消、保育士の処遇改善などに取り組んでいます。
ただ現状は、待機児童数が2万6,000人余りと3年連続で増えてしまっている状況です。

女性活躍推進というと、女性の管理職への登用促進ということも言われていますよね?

政府は2020年に30%にする目標を掲げていますが、帝国データバンクの調査では、2017年は平均で6.9%。遠く及んでいない状況です。

女性が充実して働くことの意義について、先週来日した世界銀行のナンバー2、ゲオルギエヴァCEOに経済部の山田奈々記者が聞きました。

ブルガリア人のゲオルギエヴァさん。1990年代初めから何度も日本を訪れています。

世界銀行 ゲオルギエヴァCEO
「日本の女性の立場は、かつてと比べると改善してきています。女性が平等に仕事に就くことができれば、日本のGDPは今よりも9%も大きくなります。もし女性を積極活用しない経済があるとすると、それは双発の飛行機で片方のエンジンだけで飛ぶようなものです。一定のスピードで飛ぶためには、もう一つのエンジンが必要なのだと男性は認識してほしい」

女性活躍の壁となっている課題を聞くと…。

ゲオルギエヴァCEO
「よくあることだが、女性の社会進出の障害となっているのは、女性が自分に自信を持てないことです。女性が自ら自信を持てるよう励ますとともに、こうした状態を改善するための対応策を取るべきです。自分自身を信じて。あなたが自分自身を信じられないのなら、どうやってほかの人はあなたを信じるのですか」

双発の飛行機のエンジンの例え。なるほどな、と思いました。

最初から片方のエンジンだけで飛ぶ飛行機はないわけで、当たり前のことをいかに当たり前にしていくのか。政府や企業の対応策、そして男性の意識も、スピーディーに変えていかなければならないと思いました。

動画はこちら