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2017年10月3日(火)

「運転自動化」と「出荷状況の見える化」

経済ニュースをサクサク 深く、「おはBiz」のコーナーです。ビジネスの現場では人手不足を解消しようと、あの手この手で取り組んでいます。
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「Eyes on」は、人手不足対策のあれこれ、ですね。

日銀が2日発表した短観では、企業の人手不足感が、およそ25年半ぶりの水準まで高まっていることが分かりました。ビジネスの現場では人手不足を解消しようと、あの手この手で取り組んでいます。

建設現場の人手不足 対策は“運転自動化”

大手ゼネコンの鹿島建設では、人手不足に対応しようと、トラックや建設機械の運転を自動化する実験を進めています。
作業員がタブレット端末で工程を入力すると、無人のトラックが走ってきて、荷台の土砂を降ろします。すると、無人のブルドーザーが土砂をならし、さらに、ローラーがついた無人の機械が土砂を踏み固めるといった作業を行います。

鹿島建設 自動化施工推進室 三浦悟室長
「将来的には、1人で10台、20台動かすとか、そういう世界に持っていきたい」

作業員の方1人で3つの建設機械を動かす。これは今までは考えられなかった効率的な方法ですね。

効率的であることが、人手不足の対策として大事ですね。生産性を上げるとも言いかえられると思います。企業の間では、生産性をいかに高めるか、地道な努力を積み重ねています。

生産性の向上へ 出荷状況“見える化”

島根県でノートパソコンやタブレットの生産を行っている富士通の工場。製品テストで不具合が生じたパソコンは修理に回されます。

ところがこれまでは、例えば修理するパソコンが鹿児島の顧客向けか、東京の顧客向けか、そのトラックがいつ出発するのか分からず、優先順位がうまくつけられていませんでした。




そのためトラックを長時間待たせたり、やむをえずコストが高い飛行機で運ぶようなことも起きていました。
そこで導入したのが、新しい技術です。




経済部 茂木里美記者
「修理に回ったパソコンには発信器が取りつけられ、このパソコンがどこに向けて、いつ出荷されるのかが、画面に反映され、管理できるようになっています」



これによって今、何台のパソコンが修理中か、トラックの出発が近いかどうかが、一目で分かるようになりました。修理の優先順位を柔軟に変えることで、トラックの待ち時間を減らすことができます。その結果、輸送コストが30%、修理の開始から出荷までの時間も20%削減でき、生産効率が上がったといいます。

島根富士通 神門明社長
「1台でも、例えば東京行きの製品がそろってないと、トラックが出発できない。そういうことを“見える化”して、改善をしていくことが大事だと思っています」

やはり、小さな取り組みが大きなコストダウンを生むということなのでしょうね。

そうですね。かつて少品種大量生産の時代であれば、生産工程はそれほど複雑ではなかったんですが、今は顧客のニーズに合わせた多品種少量生産なので、コストがかかります。ITによる一元管理と、「見える化」によって、複雑な生産工程で生産効率を上げると、それが人手不足対策にもつながる。これが、企業の現場で行われていることなんですね。

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